平野邦雄
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人物情報 | |
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全名 | 平野邦雄 |
生誕 |
1923年3月24日 島根県松江市 |
死没 | 2014年9月20日(91歳没) |
出身校 |
松江高等学校(旧制) 東京帝国大学文学部国史学科 |
学問 | |
研究分野 | 日本史学者 |
影響を受けた人物 | 坂本太郎 |
平野 邦雄(ひらの くにお、1923年〈大正12年〉3月24日 - 2014年〈平成26年〉9月20日)は、日本の歴史学者。文学博士(東京大学・論文博士・1971年[1])。東京女子大学名誉教授。専攻は日本古代史。
経歴
[編集]- 1923年3月24日 島根県松江市に生まれる。
- 島根県立松江中学校(旧制)を卒業。
- 松江高等学校 (旧制)を卒業。
- 東京帝国大学文学部国史学科に入学。
- 学徒出陣により、海軍に入隊。
- 戦後、大学に復帰。坂本太郎教授のもとで日本古代学を専攻。
- 1948年 国史学科を卒業
- 1951年 九州工業大学講師を務める。その後、助教授、教授。
- 1967年 文化庁主任文化財調査官に就任。
- 1970年10月 東京女子大学教授。
- 1971年「大化前代の社会組織に関する研究」で文学博士(東京大学)の学位を取得
- 1991年3月 東京女子大を定年退任、名誉教授。
- 1995年~2005年、横浜市歴史博物館館長。
- 2014年9月20日 肺炎のため逝去[2]。91歳没。
役職
[編集]- 島根県文化財保護審議会会長
- 島根県古代文化活用委員会委員長
- 福岡県太宰府史跡調査研究指導委員会委員長
- 福岡市鴻臚館跡調査研究指導委員会委員長
- 木簡学会会長
- 横浜市ふるさと歴史財団理事長
著書
[編集]- 『和気清麻呂』吉川弘文館・人物叢書、1964
- 『大化前代社会組織の研究』吉川弘文館 1969日本史学研究叢書
- 『大化前代政治過程の研究』吉川弘文館・日本史学研究叢書 1985
- 『帰化人と古代国家』吉川弘文館 1993
- 『邪馬台国の原像』学生社 2002
- 『史跡保存の軌跡 その苦闘の記録』吉川弘文館 2004
- 『わたしの 「昭和」 ある歴史学徒の「追体験」』平凡社 2013
共編著
[編集]- 『古代人名辞典』第1巻 竹内理三、山田英雄共編 古代人名辞典刊行会 1956
- 『日本古代人名辞典』全7巻 竹内理三、山田英雄共編 吉川弘文館 1958-77
- 『福岡県の歴史』飯田久雄共著 山川出版社 1974 県史シリーズ
- 東京女子大学古代史研究会『日本霊異記の原像』編 角川書店 1991
- 『新版 古代の日本 第1巻 古代史総論』坪井清足共編 角川書店 1993
- 『木簡が語る古代史』鈴木靖民共編 吉川弘文館 1996-2001
- 『邪馬台国 古代を考える』編 吉川弘文館 1998
- 『大化の改新と壬申の乱 古代天皇制の成立』編 作品社 2003 史話日本の古代
- 『日本古代中世人名辞典』瀬野精一郎共編 吉川弘文館 2006
参考文献
[編集]- 大隅和雄「平野邦雄教授のご退任にあたって(定年退職教授紹介)」『東京女子大学紀要論集』第42巻第1号、東京女子大学、1991年9月、267-268頁、CRID 1050282812636274816。
- 平野邦雄『史跡保存の軌跡 : その苦闘の記録』吉川弘文館、2004年。ISBN 4642079297。全国書誌番号:20697559 。
- 史跡保存の軌跡―その苦闘の記録 紀伊國屋書店
脚注
[編集]- ^ 平野邦雄『大化前代の社会組織に関する研究』 東京大学〈文学博士 乙第2547号〉、1971年。 NAID 500000400865 。
- ^ 東京女子大名誉教授の平野邦雄さん死去 日本古代史 朝日新聞 2014年9月20日閲覧