コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

三つ葉の結びめ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「三つ葉の結びめ」
やなぎなぎシングル
初出アルバム『ポリオミノ
B面 インテンション・プロペラント
unjour
リリース
規格 マキシシングル
ジャンル J-POPアニメソング
時間
レーベル NBCユニバーサル
作詞・作曲 やなぎなぎ(作詞)
出羽良彰(作曲)
チャート最高順位
やなぎなぎ シングル 年表
アクアテラリウム
2013年
三つ葉の結びめ
(2014年)
トコハナ
(2014年)
ミュージックビデオ(short ver.)
「三つ葉の結びめ」 - YouTube
ポリオミノ 収録曲
アクアテラリウム
(10)
三つ葉の結びめ
(11)
Rainy veil
(12)
テンプレートを表示

三つ葉の結びめ」(みつばのむすびめ)は、やなぎなぎの楽曲。やなぎが作詞、出羽良彰が作曲を手掛けた。やなぎの7枚目のシングルとして2014年2月19日NBCユニバーサルから発売された。

音楽性

[編集]

本曲は、テレビアニメ凪のあすから』の後期エンディングテーマに起用された。1stシングル「ビードロ模様」以来となるアニメの劇伴作曲者とタッグを組んでいる。タイトルは、ロープワークから取られている[3]

断絶された世界を歌った前作「アクアテラリウム」と違い、今作では外へ向かうことへの希望と気持ちの分岐を歌っている。出羽には事前に「サビで視界が広がる明るい曲」にして欲しいことを伝えており[4]、制作もやなぎ自身事細かにリクエストをしたという[5]。ちなみに出羽はBメロのバッキングにもメロトロン風の音色を取り入れたという[4]

なお、やなぎは前々作「ユキトキ」まで自身の想いに基づいた複数のやなぎを連想し、これを基に曲を書いていたが、前作「アクアテラリウム」で自身初となるアーティストと1対1で話し合って曲を制作したことで今作の制作にも多少なりとも影響されたという[4]

PVは、やなぎが真っ白な部屋で絵の具を使って日常品を徐々に増やす内容になっており、最後のシーンでは話のオチを明確にするため風船が放たれている。なお撮影には3日もかかったという[5]

シングルリリース

[編集]

2014年2月19日にNBCユニバーサルから発売された。やなぎのシングルとしては前作「アクアテラリウム」から約3か月ぶりのリリースとなる。

販売形態は初回限定盤(GNCA-0325)と通常盤(GNCA-0326)の2種リリースで、初回限定盤には本曲のPVを収録したDVDが同梱されている。

2曲目「インテンション・プロペラント」は、宇宙をテーマとした荒々しい曲で、タイトルも、サビの上昇的なものと自身の天体への興味を重ねて「意思を推進」という意味の造語にしたという[3]

3曲目「unjour」は、ガブリエル・バンサンがデッサンのみで書いた『アンジュール ある犬の物語』から取られている。やなぎは『アンジュール』がストーリーを読者に委ねるような構成になっているため同作品を基に聴く人により世界観が変わる曲を作ることを決意したという。ちなみにAメロの冒頭には『アンジュール』の世界観を表すフレーズが散りばめられている[6]

シングル収録内容

[編集]
CDシングル[1]
全作詞: やなぎなぎ
#タイトル作詞作曲編曲時間
1.「三つ葉の結びめ」やなぎなぎ出羽良彰出羽良彰
2.「インテンション・プロペラント」やなぎなぎARCHITECTARCHITECT
3.「unjour」やなぎなぎやなぎなぎやなぎなぎ
4.「三つ葉の結びめ <instrumental>」やなぎなぎ  
5.「インテンション・プロペラント <instrumental>」やなぎなぎ  
6.「unjou <instrumental>」やなぎなぎ  
合計時間:
DVD(初回限定盤のみ)
#タイトル作詞作曲・編曲
1.「三つ葉の結びめ」(PV)  

チャート

[編集]
チャート(2014年) 最高位
オリコン[2] 27
Billboard JAPAN Hot 100[7] 100
Billboard JAPAN Hot Singles Sales[8] 24
Billboard JAPAN Hot Animation[9] 19
Billboard JAPAN Top Independent Albums and Singles[10] 4

収録アルバム

[編集]
曲名 収録アルバム 発売日 備考
三つ葉の結びめ ポリオミノ 2014年12月10日 2ndオリジナルアルバム

出典

[編集]
  1. ^ a b 三つ葉の結びめ [CD+DVD]<初回限定盤>”. タワーレコード. 2014年3月15日閲覧。
  2. ^ a b 三つ葉の結びめ(初回限定盤)”. ORICON STYLE. オリコン. 2014年3月15日閲覧。
  3. ^ a b やなぎなぎ(インタビュー)「ナタリー - [Power Push] やなぎなぎ「三つ葉の結びめ」インタビュー (2/3)」『ナタリー』、2014年2月21日https://natalie.mu/music/pp/yanaginagi082014年3月15日閲覧 
  4. ^ a b c やなぎなぎ(インタビュー)「ナタリー - [Power Push] やなぎなぎ「三つ葉の結びめ」インタビュー (1/3)」『ナタリー』、2014年2月21日https://natalie.mu/music/pp/yanaginagi08/page/12014年3月15日閲覧 
  5. ^ a b やなぎなぎ(インタビュー)「シングル「三つ葉の結びめ」をリリースしたやなぎなぎへの、2014年初のスペシャル・インタビュー!」『リスアニ!WEB』、2014年2月19日http://www.lisani.jp/interview-report/web-original/id760582014年3月15日閲覧 
  6. ^ やなぎなぎ(インタビュー)「ナタリー - [Power Push] やなぎなぎ「三つ葉の結びめ」インタビュー (3/3)」『ナタリー』、2014年2月21日https://natalie.mu/music/pp/yanaginagi08/page/32014年3月15日閲覧 
  7. ^ Billboard Japan Hot 100 2014/03/03 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2014年3月15日閲覧。
  8. ^ Billboard Japan Hot Singles Sales 2014/03/03 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2014年3月15日閲覧。
  9. ^ Billboard Japan Hot Animation 2014/03/03 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2014年3月15日閲覧。
  10. ^ Billboard Japan Top Independent Albums and Singles 2014/03/03 付け”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2014年3月15日閲覧。

外部リンク

[編集]