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三テルル化二アンチモン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
三テルル化二アンチモン
識別情報
CAS登録番号 1327-50-0 チェック
PubChem 6369653
ChemSpider 21241420 チェック
特性
化学式 Sb2Te3
モル質量 626.32 g mol−1
外観 灰色固体
密度 6.50 g cm−3[1]
融点

580 °C[1]

関連する物質
その他の陰イオン 三酸化二アンチモン
三硫化二アンチモン
三セレン化二アンチモン
その他の陽イオン 三テルル化二ヒ素
三テルル化二ビスマス
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

三テルル化二アンチモン(Antimony telluride)は、Sb2Te3という化学式で表される無機化合物である。灰色の結晶性固体であるが、多形であり、融点密度、色は結晶形に依存する。

合成

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三テルル化二アンチモンは、500〜900℃でアンチモンテルルと反応させることで形成される。

応用

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アンチモンやビスマスの他のカルコゲン化物と同様に、三テルル化二アンチモンは、半導体としての性質について研究されてきた。適切なドーパントドープすることで、N型半導体にもP型半導体にもなる。

三テルル化二アンチモンは、一テルル化ゲルマニウムとともに金属間化合物GeSbTeを形成する。

三テルル化二ビスマスと同様に、三テルル化二アンチモンは大きな熱電効果を持つため、ペルティエ素子に用いられる。

出典

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  1. ^ a b グリーンウッド, ノーマン; アーンショウ, アラン (1997). Chemistry of the Elements (英語) (2nd ed.). バターワース=ハイネマン英語版. pp. 581–582. ISBN 978-0-08-037941-8