三尾裕子
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三尾 裕子(みお ゆうこ、1960年3月 - )は、日本の文化人類学者。学位は、博士(学術)。慶應義塾大学文学部教授。
専門地域は東アジアで、台湾、ベトナム、中国大陸の中国系(華人系)住民のフィールドワークに従事。
学歴
[編集]- 1982年3月 - 東京大学教養学部教養学科第一文化人類学分科卒業
- 1984年3月 - 東京大学大学院社会学研究科文化人類学専攻修士課程修了
- 1986年9月 - 東京大学大学院社会学研究科文化人類学専攻博士課程中退
- 2004年10月 - 博士(学術)の学位を取得
職歴
[編集]- 1986年10月 - 東京大学教養学部 助手
- 1990年2月 - 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 助手
- 1994年4月 - 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 助教授
- 2007年4月 - 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 教授
- 2013年4月 - 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 所長
- 2015年4月 - 慶應義塾大学文学部 教授
- 2015年4月 - 慶應義塾大学東アジア研究所副所長
著書
[編集]- 『帝国日本の記憶 台湾・旧南洋群島における外来政権の重層化と脱植民地化』(遠藤央・植野弘子と共編著)慶應義塾大学出版会、2016年
- 『台湾語中級』(三尾裕子監修、林虹瑛著)東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2014年
- 『台湾語入門』『台湾語研修テキスト語彙集』(三尾裕子編 陳麗君・蔡承維・林虹瑛・三尾裕子著)東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2012年
- 『グローバリゼーションズ-人類学・歴史学・地域研究の現場から』(床呂郁哉と共編著)弘文堂、2012年
- 『台湾における〈植民地〉経験 日本認識の生成・変容・断絶』(植野弘子と共編著)風響社、2011年
- 『人類の歴史・地球の現在-文化人類学へのいざない-』(本多俊和・棚橋訓と共編著)放送大学教育振興会、2007年
- Cultural Encounters between People of Chinese Origin and Local People: Case Studies from the Philippines and Vietnam ?Proceedings of International Workshop, (Mio Yuko ed.) ILCAA. 2007年
- 『戦後台湾における〈日本〉 植民地経験の連続・変貌・利用』(五十嵐真子と共編著)風響社、2006年
- 『民俗文化の再生と創造-東アジア沿海地域の人類学的研究』(三尾裕子編著)風響社、2005年
- 『小川尚義 浅井恵倫 台湾資料研究』(豊島正之と共編著)東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所、2005年
- 『東アジアにおける文化の多中心性』(本田洋と共編著)風響社、2001年
- 『台湾民間信仰研究文献目録』(林美容と共編著)風響社、1998年
- 「民間信仰の「空間」と「神―人関係」の再構築 ―台湾漢人社会の事例から」西井凉子 編『社会空間の人類学 マテリアリティ・主体・モダニティ』 世界思想社、2006年
- 「中国系移民の僑居化と土着化 -ベトナム ホイアンの事例から」 宇田川妙子・本田洋・中村淳 編『東アジアからの人類学 国家・開発・市民』風響社、2006年
- 「中国民間信仰のダイナミズム-道教との関係」三尾裕子編『民俗文化の再生と創造-東アジア沿海地域の人類学的研究』pp.213-241. 風響社、2005年
- 「祀る」 関一敏、大塚和夫編 『宗教人類学入門』 pp.136-148 弘文堂、2004年