三悪 (国際政治)
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三悪(さんあく)は、テロリズム、分離主義、宗教上の急進主義のことである。
この語は上海協力機構(SCO)を構成する中華人民共和国、中央アジア諸国、ロシア連邦が行う対テロ戦争に対して頻繁に使用されている[1]。
組織
[編集]→詳細は「地域対テロ機構」を参照
地域対テロ機構は「三悪」を軽減するための『SCOイニシアチブ』に関する協力を進める、上海協力機構(SCO)の常設機関。
批判
[編集]ヒューマン・ライツ・ウォッチは、三悪を標的とする上海協力機構の加盟国による反テロ協同作戦を批判していて、加盟国の政府が人権に関する国際法を侵害していると非難している[1]。ヒューマン・ライツ・ウォッチ欧州・中央アジア代表ホリー・カートナーは「長年にわたり上海協力機構はお粗末な人権状況を批判されてきた。上海協力機構の政策は、人権状況を悪化させ、人権侵害を正当化しようとしている。従って欧州連合とアメリカ合衆国は、この地域の人権問題に関して更に重点を置いている。」と述べた[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c “Eurasia: Uphold Human Rights in Combating Terrorism”. ヒューマン・ライツ・ウォッチ. (2006年6月14日) 2019年12月4日閲覧。
外部リンク
[編集]- Country Reports on Human Rights Practices - 2005 Released by the Bureau of Democracy, Human Rights, and Labor March 8, 2006
- Confronting Terrorism and Other Evils in China: All Quiet on the Western Front?
- China/Kazakhstan: Forces hold first-ever joint terrorism exercises
- China and Russia embrace the Shanghai spirit