三月の水 (アルバム)
表示
『三月の水』 | ||||
---|---|---|---|---|
ジョアン・ジルベルト の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | ニューヨーク(1972年9月 - 1973年3月) | |||
ジャンル | ボサノヴァ | |||
時間 | ||||
レーベル | ポリドール・レコード | |||
プロデュース | レイチェル・エルカインド | |||
ジョアン・ジルベルト アルバム 年表 | ||||
|
『三月の水』(原題: João Gilberto)は、ジョアン・ジルベルトが1973年に発表したアルバム。ジルベルトは1961年にも同じ「João Gilberto」というタイトルのアルバムを発表しているため、日本以外ではしばしば「ホワイト・アルバム」と呼ばれる。
概要
[編集]録音は1972年9月から1973年3月にかけてニューヨークで行われた。演奏はジルベルトのギターとソニー・カーのパーカッションのみ。ジルベルトの妻のミウシャ(Miúcha)は「イザウラ」で彼とともに歌った。
アルバムの邦題となった「三月の水」はアントニオ・カルロス・ジョビンが1972年に書いた曲である。「夜明けのベランダ」はカエターノ・ヴェローゾの曲、「バイーア生まれ」はジルベルト・ジルの曲である。
レコーディング・エンジニアとミキサーはシンセサイザー奏者のウェンディ・カルロスが務めた。プロデューサーは『スウィッチト・オン・バッハ』(1968年)以来カーロスのすべてのアルバムをプロデュースしてきたレイチェル・エルカインド[1]。カーロスとエルカインドはマイクを非常に近接させて録音し、オーバーダビングを施さずにレコードを制作した[2]。
収録曲
[編集]- Side 1
- 三月の水 - Águas de Março (Antônio Carlos Jobim) - 5:23
- ウンディユ - Undiú (João Gilberto) - 6:37
- バイア (靴屋の坂道で) - Na Baixa do Sapateiro (Ary Barroso) - 4:43
- 夜明けのベランダ - Avarandado (Caetano Veloso) - 4:29
- 偽りのバイーア娘 - Falsa Baiana (Geraldo Pereira) - 3:45
- Side 2
- 喜びのサンバ - Eu Quero um Samba (Janet de Almeida, Haroldo Barbosa) - 4:46
- バイーア生まれ - Eu Vim da Bahia (Gilberto Gil) - 5:52
- べベル - Valsa (Como são Lindos os Youguis) (Bebel) (João Gilberto) - 3:19
- 許してあげよう - É Preciso Perdoar (Alcivando Luz, Carlos Coqueijo) - 5:08
- イザウラ - Izaura (Roberto Roberti, Herivelto Martins) - 5:28