三瀬トンネル有料道路
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一般国道 | |
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三瀬トンネル有料道路 | |
地図 | |
路線延長 | 5.3 km |
開通年 | 1986年(1期) 2008年(2期) |
起点 | 福岡県福岡市早良区曲渕【北緯33度29分25.8秒 東経130度17分40.4秒 / 北緯33.490500度 東経130.294556度】 |
終点 | 佐賀県佐賀市三瀬村三瀬【北緯33度27分31.3秒 東経130度16分25.2秒 / 北緯33.458694度 東経130.273667度】 |
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三瀬トンネル有料道路(みつせトンネルゆうりょうどうろ)は、福岡県福岡市早良区から佐賀県佐賀市に至る一般有料道路である。愛称は「やまびこロード」。
概要
[編集]国道263号の一部で、佐賀県道路公社が管理し、福岡県と佐賀県の県境部にある標高580 mの三瀬峠を貫く三瀬トンネル(全長2,407 m)を中心とする有料道路である。三瀬峠付近の冬季交通規制や急カーブ・急勾配を解消するために建設され、1986年に1期区間が供用開始した。しかし、福岡市側の曲渕地区とトンネル福岡側出入口との間には約100 mの高低差があり狭い急カーブ・急勾配が多いため、この区間をループ橋で短絡する道路を2期区間として建設し、2008年に供用開始された。
軽車両や歩行者の通行も禁止されてはいないが、トンネル部分を除いて歩道はなく、車道や路側帯を通行するのは危険性が高い。
路線データ
[編集]1期(トンネル部分)
- 起点:福岡県福岡市早良区曲渕【北緯33度28分58.8秒 東経130度17分22.0秒 / 北緯33.483000度 東経130.289444度】
- 終点:佐賀県佐賀市三瀬村三瀬
- 延長:3.4 km
- 道路規格:第3種第2級
- 設計速度
- 道路幅員:9.0 m
- 車道幅員:6.5 m(2車線)
- 事業費:約46億円
- 料金徴収期間:2030年2月
- ラジオ再送信設備:NHK福岡第1(612kHz)、NHK佐賀第1(963kHz)、RKB毎日(1278kHz)、KBC九州朝日(1413kHz)、NBCラジオ佐賀(1458kHz)
2期(ループ橋部分)
- 起点:福岡県福岡市早良区曲渕
- 終点:福岡県福岡市早良区曲渕【北緯33度28分58.8秒 東経130度17分22.0秒 / 北緯33.483000度 東経130.289444度】
- 延長:1.9 km
- 規格:第3種第2級
- 設計速度:50 km/h
- 道路幅員:9.0 m
- 車道幅員:6.5 m(2車線)
- 事業費:約73億円
- 料金徴収期間:2030年2月
沿革
[編集]- 1984年(昭和59年)9月:1期事業化
- 1986年(昭和61年)7月24日:1期供用開始
- 2004年度(平成16年度):2期事業化
- 2008年(平成20年)8月12日:2期供用開始。通行料金を普通車250円→300円、中型車250円→350円、大型車360円→500円、特大車870円→850円、軽自動車等150円→250円、軽車両等20円→30円に改定。
- 2014年(平成26年)4月1日:消費税率変更に伴い、通行料金を普通車300円→310円、中型車350円→360円、大型車500円→510円、特大車850円→870円に改定。
- 2019年(令和元年)10月1日:消費税率変更に伴い、通行料金を普通車310円→320円、中型車360円→370円、大型車510円→520円、特大車870円→890円に改定[1]。
料金
[編集]通行料金はいずれも東脊振トンネルと同額である。回数券も東脊振トンネルと共用である。
区分 | 料金 |
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普通車 | 320円 |
中型車 | 370円 |
大型車 | 520円 |
特大車 | 890円 |
軽自動車等 | 250円 |
軽車両等 | 30円 |
歩行者の通行は無料である。佐賀県道路公社では、ETCの導入は「莫大な経費がかかる」として行う予定はないとしている。
脚注
[編集]- ^ “消費税率引上げに伴う通行料金の改定(令和元年10 月1日(火)から)について(お知らせ)”. 佐賀県道路公社. 2020年1月26日閲覧。