三田英彬
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三田 英彬(みた ひであき、1933年8月23日 - 2004年7月16日)は、日本のノンフィクション作家、文芸評論家。日本文藝家協会会員、日本推理作家協会会員。
人物
[編集]横浜市立大学文理学部卒業。慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。
学研編集部勤務を経てフリーライターとなり、文芸評論、近代文学研究などに従事。 1970年7月、小説「サバンナに燃ゆ」が小学館主催の第1回小説セブン新人賞最終候補となっている[1]。『北方領土・悲しみの島々』『戦後 幻のドン』『棄てられた四万三千人』などのノンフィクションを刊行。1977年、第1回「週刊読売」ノンフィクション賞に入選。
1983年、上田女子短期大学教授。1990年、湘南短期大学教授。
1992年、『芸術とは無慚なもの 評伝・鶴岡政男』でドゥマゴ文学賞受賞(第2回・選考は吉本隆明)。
1994年、大正大学文学部教授。
2000年6月、「反近代の文学 - 泉鏡花・川端康成」で博士(文学)(大正大学、乙第46号)授与。
2004年3月、大正大学を定年退職。同年7月16日、突発性間質性肺炎のため死去[2]。享年70歳。
著書
[編集]- 『北方領土 悲しみの島々』(講談社) 1973
- 『泉鏡花の文学』(桜楓社、近代の文学) 1976
- 『戦後 幻のドン』(現代評論社) 1979.6
- 『早稲田・慶応どちらが損か得か』(山手書房) 1980.2
- 『棄てられた四万三千人』(三一書房) 1981.4
- 『ユーモアのない人は成功しない 人間関係を180度変えよう』(日新報道) 1983.8
- 『老境をゆたかに 文学にみる老人像』(時事通信社) 1983.7
- 『間違えると恥をかく“ことわざ"常識の本 あなたの知性は3倍豊かになる』(文化創作出版、マイ・ブック) 1984.4
- 『誰も知らなかった"タブー"の本 思わずドキッとする「言い伝え」の妙』(文化創作出版、マイ・ブック) 1986.9
- 『異端・放浪・夭逝の画家たち』(ブレーン出版) 1989.7
- 『芸術とは無慚なもの 評伝・鶴岡政男』(山手書房新社) 1991.12
- 『ユーモアとジョークがよく身につく 人生を面白く生き、人間関係を滑らかにする技術』(日本実業出版社、エスカルゴ・ブックス) 1993.5
- 『忘却の島サハリン 北方異民の「いま」を紀行する』(山手書房新社) 1994.5
- 『作家の死を読む 明治・大正・昭和の 人生の終局に臨むそれぞれの生き方』(日新報道) 1995.5
- 『泉鏡花』(編、国書刊行会、日本文学研究大成) 1996.3
- 『反近代の文学 泉鏡花・川端康成』(おうふう) 1999.5
- 『青函隧道』 (小学館ライブラリー) 1999.4
- 『<評伝>竹久夢二 時代に逆らった詩人画家』(芸術新聞社) 2000.5
- 『菜の花畑に入り日うすれ 童謡詩人としての高野辰之』(理論社) 2002.5
脚注
[編集]参考
[編集]- 「忘れていた日本の懐かし言葉」- 著者紹介紀伊國屋書店bookweb 2012年3月5日閲覧。