三重の獅子舞
この記事はただいま大幅な改稿を行っています。 申し訳ございませんが編集の競合を避けるため、しばらくの間編集を控えてくださるとありがたく存じます。ご迷惑をおかけしますが、ご協力お願いいたします。 設定期限もしくは貼付後72時間経っても工事が完了していない場合は、このテンプレートを除去しても構いません。 |
三重の獅子舞(みえのししまい)とは佐賀県佐賀市諸富町大字為重の新北神社に伝わる獅子舞。1964年(昭和39年)5月23日に県指定重要無形民俗文化財に指定された[1]。1985年(昭和61年)10月5日の第28回九州地区民俗芸能大会で諸富町無形文化財保存会が佐賀県代表として「三重の獅子舞」を披露した[2]。
祭りの由来
[編集]約600年前に越後国(新潟県)から伝わり、江戸時代に蓮池藩主鍋島直澄[3]が川副郷三重の川副代官に伝授させたといわれている[4]。2024年現在、越後国には同系統の獅子舞は伝承されてなく確かなものとはいえない[5]。
役名
[編集]獅子舞の諸役は、奉行、世話役、どら、鼓、笛、高張提灯(たかはりちょうちん)持ち、めずり、獅子使いなどがあり、総勢60名以上で、いずれも三重の青壮年が中心となる[3][5]。
衣装
[編集]奉行役は紋付に陣笠をかぶる。どら役は裃に笠をかぶって、白足袋を履き、草履の緒は白紙と白い布を巻いて、胸の前に薄手の太鼓を吊るす。鼓役と笛役はどらと同じ衣装である。最近は鼓の役はない。笛は現在は立笛である。獅子をあやすめずり役は紋付に野袴、豆絞りの後鉢巻の姿で、約1mの小竹に赤青だんだらの色紙を撒いて、両端に紙房をつけためずり竹を2本ずつ持つ。獅子使いは、紺の法被にパッチ、法被の背には「獅子」の文字があって、帯は黄色である[6]。
獅子頭
[編集]獅子頭は幅39cm、高さは45cmで重さは約7.6kgで、顎の部分は木製、他の部分は和紙を重ね漆をかけて作り、額には多くの細い紙垂(しで)を垂らしている。雄獅子の色は青翠は口は開き、雌獅子の色は赤褐色で口は閉じている。頭部の中には、「いさみ」と呼ばれる鉄でできた横棒に七つの銅できた環がはめてある。強く振ると頭部から音が出る。幌は「獅子の着物」と呼ばれ、長さは4.5mあり、頭部の前垂れは約1.8mで、頭の色と同系色の色である。直径4cmほどの白い綿玉がところどころにつけられ、尾はイチブの皮を細く裂いたものがつけられている[5]。