上川内あづさ
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上川内 あづさ(かみこうち あづさ、1975年 - )は、日本の脳科学者。名古屋大学大学院理学研究科教授。
専門は、聴覚情報処理システムの動作原理の解明。東京都出身。
経歴
[編集]桜蔭中学校・高等学校を卒業後[1]、東京大学理科二類に入学。1997年3月:東京大学薬学部卒業(久保健雄研究室で「ミツバチの社会性を支える脳の仕組み」を研究)。
2002年3月:東京大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)の学位を取得(博士論文は「ミツバチの社会性を支える神経基盤」)。
2002年4月-2003年3月:基礎生物学研究所・生生物学研究部門(伊藤啓リーダー) 科学技術振興機構BIRD 研究員
2003年4月-2005年7月:東京大学分子細胞生物学研究所研究員。2005年8月-2008年8月:ドイツのケルン大学研究員。
2007年7月:日本ショウジョウバエ研究集会 The 4th Daigoro Moriwaki Award。
2008年8月-2011年8月:東京薬科大学生命科学部助教。
2009年3月:ショウジョウバエの音と重力を感じる神経回路の研究を「ネイチャー」に掲載する(F1000 Factor 9.0)。
- The neural basis of Drosophila gravity-sensing and hearingArticle,Nature 458, 165-171 (12 March 2009) | doi:10.1038/nature07810; Received 27 June 2008; Accepted 20 January 2009
2012年9月:日本神経科学学会日本神経科学学会奨励賞。
2010年:科学技術分野の文部科学大臣表彰、若手科学者賞。
2010年10月より、JSTさきがけ「脳情報の解読と制御」研究者。
2011年8月より、名古屋大学大学院理学研究科・生命理学科・生体構築論講座・脳回路構造学教授。
引用・脚注・参考資料
[編集]- ”理系ママ”、少女の心で世界に挑む 新世代リーダー 上川内あづさ 名古屋大学大学院教授(東洋経済オンライン、2012年11月19日)
- 「聴覚の謎 解明への一歩」読売新聞夕刊26面2013年1月24日夕刊7面
- 上川内あづさReaD&Researchmap
- 脳回路構造学研究室名古屋大学
- 「脳構造・生理・行動制御の統合的解析モデルとしてのショウジョウバエ 」蛋白質核酸酵素 54(14): 1817 -1826 2009
- 『ショウジョウバエの聴覚研究を通じて、音楽に感動する脳の不思議を探究したい。 名古屋大学大学院理学研究科教授 上川内 あづさ』 この人に聞く「生命に関わる仕事っておもしろいですか?」 第17回・・生命科学DOKIDOKI研究室、テルモ科学技術振興財団