上州屋重蔵
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上州屋 重蔵(じょうしゅうや じゅうぞう、生没年不詳)は江戸時代から明治時代にかけての地本問屋兼団扇問屋である。
来歴
[編集]錦重堂と号す。天保から明治時代にかけて江戸人形町(新乗物町)通楽屋新道角、人形町通元大坂町代地角彦治右衛門店、長五郎屋敷吉右衛門地借で地本問屋を営業している。地本草紙問屋仮組(新組)の一軒で団扇問屋も兼ねていた。重蔵の父は重兵衛。息子は重七。文久2年(1862年)2月に重兵衛から重蔵に問屋株を相続している。歌川広重の玩具絵、歌川国芳、2代目歌川広重、河鍋暁斎、豊原国周の錦絵などを出版している。
作品
[編集]- 『重栄御江戸絵図』 天保13年(1842年) 合版
- 歌川国芳 『風流人形ノ内 伊弉諾尊・伊弉冉尊』 大判2枚続 安政3年(1856年)
- 2代目歌川広重 『亜墨利加』 大判揃物の一 万延1年(1860年)
- 2代目歌川広重 『外国入船ノ内蒸汽船』 大判 文久1年(1861年)
- 河鍋暁斎 『伊蘇普物語之内』 横大判 明治6年
- 豊原国周 『六世坂東三津五郎死絵』 大判 明治6年