瀬戸内短期大学
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瀬戸内短期大学 | |
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瀬戸内短期大学 | |
大学設置 | 1967年 |
創立 | 1946年 |
廃止 | 2010年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人瀬戸内学院 |
本部所在地 | 香川県三豊市高瀬町大学通り |
学部 |
被服学科[1] 養護教育学科 食物栄養学科 |
研究科 | 福祉専攻 |
瀬戸内短期大学(せとうちたんきだいがく、英語: Setouchi Junior College)は、香川県三豊市高瀬町大学通りに本部を置いていた日本の私立大学である。1967年に設置され、2010年に廃止された。大学の略称は瀬戸短。運営する学校法人瀬戸内学院で2006年度の退職金を分割支払いし、未払い分を運転資金にしていたことが発覚し、これを受けて2008年度分の補助金が全額不交付となった上2007年度分についても全額没収されたため[2]資金繰りが急速に悪化し、2009年度より募集停止することが決定した[3]。2010年3月13日に閉学式が開催され、43年の歴史に幕を閉じた。卒業生数は6692人を数える[4]。 正式な廃止は2010年7月30日[5]。
概観[編集]
大学全体[編集]
建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]
- 瀬戸内短期大学の教育理念は「全人教育・社会貢献」となっている。
教育および研究[編集]
学風および特色[編集]
- 瀬戸内短期大学は、「沖縄エイサー」と称した団体組織がある。沖縄に関する研究が行われている。
- 元々は女子のみを対象とした短大だったが、1987年より共学化した。
沿革[編集]
- 1946年 上戸洋裁研究所が設置される。
- 1951年 上戸服装学園三豊家政専門学校に改組。
- 1967年 上戸学園女子短期大学(じょうとがくえんじょしたんきだいがく)として開学。被服学科を設置。当初は、女子126人が在籍[6]。
- 1970年 学科の新設が行われる。
- 1979年 専攻科養護教育学専攻を設置。
- 1981年 3月31日をもって被服学科が正式に廃止される[5]。
- 1987年 瀬戸内短期大学と改称。男子学生の募集を開始する。食物栄養学科に95人中、男性1人在籍[8]
- 1988年 養護教育学科に男子が初めて入学する。310人中男子7人在籍[9]。
- 1990年 専攻科に福祉専攻を設置。
- 2005年 栄養教諭免許状課程が設置される。
- 2007年 特色ある大学教育支援プログラムに選定される。
- 2008年度をもって本科学生募集を終了。
- 2010年3月13日 閉学式が開催され、学長から理事長に短期大学旗が返納された。
- 2010年7月30日をもって正式廃止[5]。
基礎データ[編集]
所在地[編集]
- 香川県三豊市高瀬町大学通り
交通アクセス[編集]
教育および研究[編集]
組織[編集]
学科[編集]
- 食物栄養学科:
- 養護教育学科:
過去にあった学科[編集]
- 被服学科[1]
専攻科[編集]
- 福祉専攻:介護のエキスパートを養成する課程で、福祉系大学や短期大学卒業者を対象としている。修業年限は昼間部1年制。
別科[編集]
- なし
取得資格について[編集]
- 栄養士:食物栄養学科
- 専攻科
- 介護福祉士:福祉専攻
附属機関[編集]
- 附属図書館
- 地域教育研修センター:各種公開講座の開催に用いられる。
- 瀬戸内・沖縄文化研究センター
教育[編集]
- 特色ある大学教育支援プログラム
- 「団塊の世代との連携による地域との共生-さぬきうどんインストラクター養成を通して地域と共に歩む実践教育-」において2007年に選定された。
学生生活[編集]
部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]
- 瀬戸内短期大学では{部活動|クラブ活動|サークル活動}は…
学園祭[編集]
大学関係者と組織[編集]
大学関係者組織[編集]
- 瀬戸内短期大学には「白ゆり会」と称した同窓会組織がある。
大学関係者一覧[編集]
大学関係者[編集]
施設[編集]
キャンパス[編集]
- キャリアセンター
- エクステンションセンターほか
寮[編集]
- 瀬戸内短期大学には「とかみ寮」と称した学生寮がある。
対外関係[編集]
社会との関わり[編集]
- 地域の活性化に貢献すべく公開講座が行われている。
卒業後の進路について[編集]
就職について[編集]
- 食物栄養学科:資格を活かした職としては、日本フーズデリカ・魚国総本社・エリエールフーズ・シダックス・富士産業などの一般企業や医療・福祉施設などに勤務している人が多い傾向にある。ほか、学校事務・地方公務員などに勤務している人もいる。
- 養護教育学科:免許を活かして養護教諭に就く人は概ね就職希望者の約25%(2005年3月卒業時のデータ)となっている。ほか、各種医療機関や社会福祉施設などが多い。富士建設・藤田商店・名物かまど・ビッグエス・ホシザキ四国・ファイブフォックス・ジーンズファクトリーなど一般企業への就職者もみられる。
編入学・進学実績[編集]
関連項目[編集]
公式サイト[編集]
- 瀬戸内短期大学卒業生の皆様へ(四国学院大学専門学校サイト内)
参考文献[編集]
- 『全国学校総覧』
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『瀬戸内短期大学』入学案内小冊子[10]
脚注[編集]
- ^ a b 学生募集は1979年度入学生まで。1981年3月31日付けで正式廃止。
- ^ “報道発表 学校法人瀬戸内学院における退職資金の不正受給等について”. 文部科学省. 2011年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月15日閲覧。
- ^ “倒産速報(学)瀬戸内学院”. 東京商工リサーチ. 2015年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月22日閲覧。
- ^ SHIKOKU NEWS:専門家育成43年に幕/瀬戸内短大が閉学式(2010年3月14日付)
- ^ a b c 平成23年度『全国短期大学高等専門学校一覧』292頁より。
- ^ 昭和43年度版『全国学校総覧』(以下『総覧』と略す。)42頁より。
- ^ a b 昭和46年度版『総覧』46頁より。
- ^ 昭和63年度版『総覧』71頁より。
- ^ 昭和64年度版『総覧』75頁より。
- ^ 香川県立図書館に所蔵が、一部ある。