上田智一
うえだ ともかず 上田 智一 | |
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生誕 | 1973年9月15日(51歳) |
出身校 | 青山学院大学国際政治経済学部 |
職業 | 実業家 |
上田 智一(うえだ ともかず、1973年9月15日 - )は、日本の実業家。現在は株式会社秀和システムの代表取締役会長兼社長[1]など、過去には船井電機株式会社の代表取締役社長も務めていた。
来歴
[編集]1973年9月15日生まれ、東京都出身、青山学院大学国際政治経済学部卒業[2]。
1998年、アンダーセン・コンサルティング(現・アクセンチュア)に入社[3]。多数のグローバルサプライチェーンプロジェクト導入、プロジェクト建て直し、アウトソーシング・導入・実行を経験。
2008年にアクセンチュアを退社。ITコンサルティング事業の株式会社ボールドグロウスを設立。代表取締役社長に就任
2015年に投資会社の株式会社ウエノグループ代表取締役に就任。株式会社秀和システム代表取締役会長
2016年に秀和システムの会長兼社長に就任。
2017年に株式会社敬屋社中代表取締役社長に就任。
2018年に株式会社秀和グループ代表取締役。株式会社装研グループ及び有限会社しばた装研代表取締役。
2019年に株式会社ウイングコーポレーションおよび株式会社クレイドル代表取締役社長。
2020年に株式会社秀和システムホールディングス代表取締役。
2021年5月、上田が代表を務める秀和システムはTOBにより船井電機の経営権を取得[4][5]。これにより船井電機が秀和システムの傘下に入った[6]。同年8月に船井電機を非上場化[7]。
2022年6月30日、船井電機の代表取締役社長に就任[8]。
2023年3月、船井電機を船井電機・ホールディングスによる持ち株会社制に移行[6]。さらに、船井電機の「事業の多角化」を掲げ、2023年4月に全国で脱毛サロンを展開するミュゼプラチナムを買収。しかし、2024年3月にミュゼプラチナムを突如売却。さらに同年9月にはミュゼへの広告代金約22億円の未払いが発覚し[9]、9月27日付で船井電機から社長、グループ関連会社含め全役職の退任が発表された[10][11]。ただ登記には名前が残ったままであった[12]。その後、船井電機は10月24日、東京地裁から破産手続きの開始決定を受け、給料日の前日に従業員約500人全員が一斉に解雇される事態となった[9]。
脚注
[編集]- ^ “秀和システム あなたの学びをサポート!”. www.shuwasystem.co.jp. 2024年11月13日閲覧。
- ^ “会社概要|株式会社ボールドグロウス”. www.boldgrowth.co.jp. 2024年11月13日閲覧。
- ^ “船井電機社長に上田智一氏 テレビ以外の事業育成急ぐ”. 日本経済新聞 (2022年7月13日). 2024年11月13日閲覧。
- ^ “株式会社秀和システムホールディングスによる当社株券等に対する公開買付(TOB)につきまして|FUNAI【船井電機】”. www2.funai.co.jp. 2024年11月13日閲覧。
- ^ “船井電機、出版会社からTOB 経営立て直し目指す”. 日本経済新聞 (2021年3月23日). 2024年11月13日閲覧。
- ^ a b “船井電機、300億円流出 2021年の出版社買収後”. サンスポ. SANKEI DIGITAL INC. (2024年10月30日). 2024年11月13日閲覧。
- ^ “船井電機、破産手続きへ。非上場会社のM&A市場の健全化を急げ | 今週の"ひらめき"視点 | ニュース・トピックス | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所”. www.yano.co.jp. 2024年11月13日閲覧。
- ^ “(新社長)船井電機 上田智一氏”. 日本経済新聞 (2022年7月14日). 2024年11月13日閲覧。
- ^ a b 桑島浩任 (2024年11月11日). “船井電機破産、不可解な資金の流れ 出版社が買収後3年半、347億円の現預金ほぼ枯渇”. 産経新聞:産経ニュース. 2024年11月13日閲覧。
- ^ 『新経営体制につきまして』(プレスリリース)、船井電機株式会社、2024年10月3日。2024年11月13日閲覧。
- ^ “船井電機の上田智一社長、グループ企業含め全役職から退任…理由は非公表”. 読売新聞オンライン (2024年10月3日). 2024年11月13日閲覧。
- ^ 「【経営破綻は乗っ取りか】「テレビデオ」の会社が脱毛サロン買収 わずか3年で現金流出300億円 背景に不可解な”カネと人事”」ABCテレビニュース、2024年11月13日。YouTubeより2024年11月13日閲覧。