上畠寛弘
表示
上畠 寛弘 うえはた のりひろ | |
---|---|
生年月日 | 1987年12月4日(37歳) |
出生地 | 日本 |
出身校 | 慶應義塾大学総合政策学部 |
前職 |
日本マクドナルド株式会社本社人事本部 鎌倉市議会議員 |
現職 | 神戸市会議員 |
所属政党 | 自由民主党 |
神戸市議会議員 | |
選挙区 | 神戸市東灘区選挙区 |
当選回数 | 2回 |
上畠 寛弘(うえはた のりひろ、1987年12月4日[1] - )は、日本の政治家。神戸市会議員(2期)。
概要
[編集]- 甲南中学校・高等学校卒業[1]
- 慶應義塾大学総合政策学部卒業[1]
- 日本マクドナルド株式会社本社人事本部(HRコンサルティング部エンプロイーリレーションズ)に入社[2]
- 2013年4月21日、鎌倉市議会議員選挙に25歳で当選(全国最年少)
- 2017年10月22日、神戸市会議員補欠選挙に当選
- 経済港湾委員会副委員長
- 都市防災委員会委員[1]
- 神戸市中央卸売市場業務運営協議会委員
- 生活協同組合コープこうべ総代[1]
- フリーメイソンの会合に参加とTwitterで報告[3]。
- サブカルチャーを趣味としており夢喰NEONというメンズアイドルのはうきなどを推していると公言している
活動・主張
[編集]鎌倉市議として
[編集]- 鎌倉市議当選後すぐ、鎌倉市役所で40年以上しんぶん赤旗を日本共産党市議らが職員に対して売りつけていたことをパワハラだと問題提起し、その結果、鎌倉市は全国で初めて赤旗の販売を禁止することとなった[4]。
- 鎌倉市役所内で鎌倉市職員労働組合が事務所を不法占拠しているとして、質問主意書で鎌倉市長に問いただした[5]。
- 鎌倉市議会が外務省に提出した、台湾に対する人道支援求める意見書の文案作成を担当した[6]
- 中国の人権弾圧について日本政府に意見書を提出[7][8]
- 台湾(中華民国)の国際機関・国際連携への正式加盟・参加について支援を求める意見書を提出[9]
- 小規模保育施設などの周囲200メートル以内の区域においてパチンコ店などの出店を禁止する「市パチンコ店等建築規制改正条例案(鎌倉市パチンコ店等の建築等の規制に関する条例)」を提出。2015年12月15日、常任委員会にて市パチンコ店等建築規制改正条例を可決[10][11]。
- 2018年12月、鎌倉市議会で民族差別的な発言をおこなっていたとして、自治労神奈川県本部職員を務めていた在日韓国人男性から提訴された。上畠は訴状で自身によるものとして挙げられている発言のうち、「私、特に出身が出身だけに本当に怖い」について、「『出身が出身』というのは自分が大阪出身だから(やくざが怖い)という意味。男性が外国人だと分からずに発言し、不当行為はない」と述べている[12]。
- 2021年12月24日、上記訴訟について横浜地裁は一部の発言は差別的と認めたものの、議事録削除の訴えは棄却した[13]。
神戸市議として
[編集]- 2017年10月22日に行われた、市議の死去に伴う神戸市会議員補欠選挙において自由民主党より出馬し当選[14]。
- 神戸市の外国人生活保護費に関して神戸市役所に問い合わせた結果、受給者は2,384世帯3,389人で全保護世帯の6.9%、58億9520万円のコストがかかっていることが判明したと公表し、これを基に国に対して通知の廃止を求めると主張した[15]。神戸市で1年間で生まれた子供の数が11,565人であることにも触れ、59億円あれば現在の出産一時金40万4000円とは別に51万円の出産祝い金を出せるとも主張[16]。ただし、目前に救援が必要な外国人に対して緊急的一時的な措置は必要だともしている[17]。上畠は、日本滞在の外国籍保有者の生活支援について「自国民の援護措置は母国の責任」と主張し、市会一般質問で外国人生活保護の根拠通知の見直しへの取り組みを提言した[18]。
- 2018年7月1日、人と自然との共生ゾーン審議会委員および神戸市中央卸売市場業務運営協議会委員に就任[19]。
- 2018年8月30日、外務省へ表敬訪問し、鎌倉市議らとともに『防衛産業の振興に関する要望書』『台中市開催の「東アジアユースゲームズ」の復活を求める要望書』『中国政府に対して人権状況の改善を促し、日本政府と国会に対して必要な外交措置や人道的措置等を求める意見書』を提出[20]。
- 2019年4月7日、神戸市議選(東灘区選挙区)で当選[21]。
- 2019年5月30日、台湾のICAO総会参加や正式加盟を支援するよう日本政府に求める要望書を国土交通省の阿達雅志国土交通大臣政務官に提出[22]。
- ジャーナリストの津田大介がネット対談で、あいちトリエンナーレ2019で批判的な発言をした人物に対し「『殺す』というリストに入れている」と発言していたことに対し、「自身への批判者をリスト化し殺すリストを作り犯罪を示唆する人物」と批判[23]。この件に触れ、津田を招聘して行う予定だったシンポジウムについて、市主催の行事における公平性の担保を神戸市民文化振興財団に求めた[24]。
- 2019年5月14日に台湾を訪問した際、持参していた市政報告を日本国内の郵便料金より安い台湾から国際郵便で送る手法を自身のTwitterに投稿し、万国郵便条約違反に当たるとの指摘がインターネット上で起こった。上畠は、「大量に送るつもりはなく、リメーリング[注釈 1]に当たらないと思ったが、誤解を招かないよう発送をやめ、投稿も削除した」「そもそも台湾は(同条約を定める)万国郵便連合に加盟していない」と述べた[25]。
- 2020年3月10日、『台湾の世界保健機関及び国際民間航空機関へのオブザーバー参加を支持すること等を求める意見書』を上畠を含む神戸市議4名で議案として提出し、全会一致で可決される[26]。また、この議案可決後、駐大阪中国総領事館の張副総領事を名乗る人物より抗議を受けたとしている[27][28]。
- 2021年11月12日、実行委員会事務局長として「日台交流サミットin神戸」を開催、「神戸宣言」を採択する[29]。
- 2022年2月22日、台湾のWHOおよびICAOへの参加を支持する決議案の可決に尽力したこと、「第七回日台交流サミット in 神戸」で事務局長を務め「神戸宣言」を手掛けたことなど、鎌倉市議会議員時代から長年にわたる台日友好関係の深化へ尽力したとして、台北駐大阪経済文化弁事処の向明徳処長は上畠市議に対し「外交の友貢献賞」を授与した。[30]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e “上畠のりひろ”. 自由民主党神戸市会議員団. 2020年6月17日閲覧。
- ^ “Twitter - 2022年1月2日” (2022年1月2日). 2022年1月2日閲覧。
- ^ うえはた のりひろ 神戸市会議員【東灘区選出・自民党】 [@NorihiroUehata] (2016年2月6日). "2016年2月6日 午後09:14(JST)のツイート". X(旧Twitter)より2023年4月26日閲覧。
- ^ “神奈川・鎌倉市 市庁舎内での赤旗配布 異例の禁止”. 産経ニュース . 産経デジタル (2014年4月5日). 2018年7月4日閲覧。
- ^ “鎌倉市職員労働組合の不法占拠に関する質問主意書”. (2015年11月10日) 2018年7月4日閲覧。
- ^ “台湾に対する人道支援求める意見書 鎌倉市議会が外務省に提出”. (2016年3月9日) 2018年7月7日閲覧。
- ^ “中国人権弾圧について日本政府に意見書を出した鎌倉市議会 率先した上畠寛弘議員にきく”. 大紀元時報. (2017年5月13日) 2018年7月4日閲覧。
- ^ “中国政府に対して人権状況の改善を促し、日本政府と国会に対して必要な外交措置や人道的措置等を求める意見書の提出について ”. (2016年6月29日) 2018年7月4日閲覧。
- ^ “台湾(中華民国)の国際民間航空機関(ICAО)など国際機関・国際連携への正式加盟・参加について支援を求める意見書”. (2016年9月13日) 2018年7月5日閲覧。
- ^ “鎌倉市パチンコ店等の建築等の規制に関する条例の一部を改正する条例の制定について”. (2016年12月13日) 2018年7月4日閲覧。
- ^ “パチンコ出店、規制強化 鎌倉市議会委、改正条例案を採択 神奈川”. (2016年12月16日) 2018年7月4日閲覧。
- ^ “神戸市議の上畠氏 かつての議会発言「民族差別」と提訴される”. 神戸新聞NEXT. 神戸新聞社 (2018年12月21日). 2020年6月17日閲覧。
- ^ “元鎌倉市議の議会発言、差別認定 横浜地裁、ネット削除は認めず” (2021年12月24日). 2021年12月25日閲覧。
- ^ “神戸市議補選13日告示 4選挙区、22日投開票” 2020年6月17日閲覧。
- ^ “Twitter - 2018年2月26日 17:48”. (2018年2月26日) 2018年7月4日閲覧。
- ^ “Twitter - 2018年3月5日 17:32”. (2018年3月5日) 2020年6月17日閲覧。
- ^ “Twitter - 2018年3月7日 13:23”. (2018年3月7日) 2020年6月17日閲覧。
- ^ “中国領事館が在日の生活保護を断る 神戸市の外国人生活保護コストは年間58億円”. 大紀元時報 2019年6月9日閲覧。
- ^ “人と自然との共生ゾーン審議会委員名簿”. (2018年7月1日) 2021年7月22日閲覧。
- ^ “「原動力は日本が好きだから」上畠寛弘議員が中国問題の意見書を外務副大臣に提出”. (2018年8月31日) 2021年7月22日閲覧。
- ^ “神戸市議選 東灘区” 2019年5月31日閲覧。
- ^ “台湾のICAO総会参加、日本政府に支援求める 神戸市議が要望書”. フォーカス台湾 . 中央通訊社 (2019年5月31日). 2019年5月31日閲覧。
- ^ “「殺すリスト」作成と批判 上畠市議、津田氏を”. 産経デジタル. (2019年8月9日) 2019年8月14日閲覧。
- ^ “Twitter - 2019年8月8日 15:44”. (2019年8月8日) 2019年8月14日閲覧。
- ^ a b “条約違反?神戸市議・上畠氏 郵送指南ツイートに批判”. 神戸新聞NEXT. 神戸新聞社 (2019年5月16日). 2020年6月17日閲覧。
- ^ “Twitter - 2020年3月26日”. (2020年3月26日) 2021年7月15日閲覧。
- ^ “Twitter - 2020年4月23日”. (2020年4月23日) 2021年7月15日閲覧。
- ^ “<独自>中国、日本の地方議会に圧力 「意見書は内政干渉」 - 2021年7月15日”. 産経デジタル. (2021年7月15日) 2021年7月15日閲覧。
- ^ “謝長廷・駐日代表が第7回「日台交流サミットin神戸」に出席、台湾のCPTPP加入支持する「神戸宣言」採択”. 台北駐大阪経済文化弁事処 (2021年11月12日). 2022年3月10日閲覧。
- ^ “向明徳・駐大阪弁事処処長 上畠寬弘・日華親善神戸市会議員連盟事務局長へ「外交の友貢献賞」授与”. 台北駐大阪経済文化弁事処 (2022年2月22日). 2022年3月10日閲覧。
外部リンク
[編集]- うえはたのりひろオフィシャルサイト
- 上畠寛弘 - 神戸市会 議員名簿(東灘区)
- 上畠寛弘 - 自由民主党神戸市会議員団
- 神戸市会議員 上畠のりひろ(東灘区選出・自民党公認) (@NorihiroUehata) - X(旧Twitter)
- 上畠寛弘 (uehata.norihiro) - Facebook
- うえはたちゃんねる UEHATA CHANNEL - YouTubeチャンネル