阿達雅志
阿達 雅志 あだち まさし | |
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生年月日 | 1959年9月27日(65歳) |
出生地 | 日本 京都府京都市左京区 |
出身校 | 東京大学法学部卒業 |
前職 |
住友商事従業員 アメリカ合衆国ニューヨーク州弁護士 佐藤信二衆議院議員秘書 |
所属政党 | 自由民主党 |
称号 |
法学士 ニューヨーク州弁護士 |
親族 |
義父・佐藤信二(第61代通商産業大臣、第60代運輸大臣) 義祖父・佐藤栄作(第61-63代内閣総理大臣) |
公式サイト | 阿達雅志(あだちまさし)オフィシャルサイト |
内閣 | 菅義偉内閣 |
在任期間 | 2020年9月16日 - 2021年10月4日 |
選挙区 | 比例区 |
当選回数 | 3回 |
在任期間 | 2014年12月4日 - 現職 |
阿達 雅志(あだち まさし、1959年9月27日 - )は、日本の政治家、アメリカ合衆国の弁護士。自由民主党所属の参議院議員(3期)、総務副大臣。
内閣総理大臣補佐官(経済・外交政策担当)、内閣府大臣政務官・国土交通大臣政務官、参議院外交防衛委員長、参議院内閣委員長を歴任。
通商産業大臣や運輸大臣を務めた元衆議院議員の佐藤信二は義父(妻は信二の娘で元日本テレビ放送網報道記者の佐藤実花[1])[2]。
来歴
[編集]京都府京都市左京区出身。父親の転勤に伴い、福井市、堺市、高槻市で育つ(現住所は東京都目黒区平町1丁目[3])[4]。高槻市立五領小学校、洛星中学校・高等学校、東京大学法学部卒業[4]。1983年、住友商事に入社し、車輌鋳鍛貿易部でアメリカ合衆国北部向けの鉄道車両の輸出に携わった[4]。1991年、ニューヨーク大学ロースクールに入学し、1993年に修了(比較法修士MCJ, 法学修士LL.M.を取得)[4]。1992年にニューヨーク州弁護士資格を取得した[4]。1993年、日本に帰国し、住友商事法務部に勤務[4]。1996年より住友商事中国総代表室副部長[4]。1997年に住友商事法務部課長に就任し、2000年に退社した[4]。退社後、義父である佐藤信二衆議院議員の事務所に入所し、2003年より公設秘書[4]。2004年から2014年まで、ポール・ワイス・リフキンド・ワートン・ギャリソン外国法事務弁護士事務所カウンセル[4]。
2007年、第21回参議院議員通常選挙に自由民主党公認で比例区から出馬したが、次々点で落選した[4][5]。2008年より日本大学法科大学院非常勤講師[4]。2010年、第22回参議院議員通常選挙に自由民主党公認で比例区から出馬したが、再び次々点で落選した[4][6]。
2014年より東京大学大学院情報学環特任研究員[4]。同年12月、佐藤ゆかり参議院議員が第47回衆議院議員総選挙に大阪11区から出馬するために辞職し、阿達が繰り上げ当選した[7]。
2016年、第24回参議院議員通常選挙に自由民主党公認で比例区から出馬し、再選[8]。同年8月より自民党外交部会長[9]。
2018年、第4次安倍改造内閣で内閣府大臣政務官・国土交通大臣政務官に任命された[10]。
2020年9月に発足した菅義偉内閣で経済・外交政策担当の内閣総理大臣補佐官に任命された[11]。
2022年7月の第26回参議院議員通常選挙で、自民党は比例代表に特定枠2人を含め計33人の候補者を擁立し、18議席を獲得をした。阿達は14番目の得票数で3期目の当選を果たした[12][13]。
2023年12月12日には岸田文雄首相が世耕弘成参議院幹事長を通じて、阿達に外務副大臣就任を打診したが、阿達は「体力がもたない」として断った[14]。
2024年11月13日、第2次石破内閣で総務副大臣に就任[15]。
所属団体・議員連盟
[編集]著作
[編集]- 世界パラダイム・シフト(PHP研究所、2013年)ISBN 978-4434187285
- 政治家になった父から18歳の息子へ(PHP研究所、2015年)ISBN 978-4569827582
選挙歴
[編集]当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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落 | 第21回参議院議員通常選挙 | 2007年 7月29日 | 47 | 参議院比例区 | 自由民主党 | 48 | / | 16/14 | ||
繰当 | 第22回参議院議員通常選挙 | 2010年 7月11日 | 50 | 参議院比例区 | 自由民主党 | 10万1686票 | ーー | 48 | / | 14/12 |
当 | 第24回参議院議員通常選挙 | 2016年 7月10日 | 56 | 参議院比例区 | 自由民主党 | 13万9110票 | ーー | 48 | / | 14/19 |
当 | 第26回参議院議員通常選挙 | 2022年 7月10日 | 62 | 参議院比例区 | 自由民主党 | 13万8994票 | ーー | 50 | / | 14/18 |
脚注
[編集]- ^ 日本テレビ報道局天皇斑『昭和最後の日 テレビ報道は何を伝えたのか』p.87, 389(新潮社新潮文庫 2015年8月 ISBN 978-4-101-26011-2)
- ^ “「日本を支えた」佐藤信二氏悼む 東京 葬儀に400人│ヒロシマ平和メディアセンター”. 中国新聞. (2016年5月13日) 2018年10月7日閲覧。
- ^ “自由民主党京都府支部連合会 政治資金収支報告書(平成30年分定期公表)” (PDF). 京都府選挙管理委員会 (2019年11月29日). 2019年12月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n プロフィール - 阿達雅志(あだちまさし)オフィシャルサイト
- ^ “比例代表 自由民主党:開票結果:参院選2007”. 読売新聞 2018年10月7日閲覧。
- ^ “比例代表 自由民主党:開票結果:参院選2010”. 読売新聞 2018年10月7日閲覧。
- ^ “阿達氏が繰り上げ当選 自民の参院比例”. 産経新聞. (2014年12月4日) 2018年10月7日閲覧。
- ^ “開票結果・速報 比例代表・自由民主党(自民)【参議院選挙2016】”. 読売新聞 2018年10月7日閲覧。
- ^ “小泉進次郎氏は農林部会長留任 自民、部会長人事を内定”. 産経新聞. (2016年8月18日) 2016年8月18日閲覧。
- ^ “第4次安倍改造内閣 副大臣25人、政務官27人の顔ぶれ”. 産経新聞. (2018年10月4日) 2018年10月7日閲覧。
- ^ “首相補佐官に木原稔、阿達雅志両氏 和泉氏も再任”. 日本経済新聞. (2020年9月16日) 2020年9月22日閲覧。
- ^ “比例代表 自由民主党 参議院選挙結果・開票速報”. 参議院選挙2022特設サイト. NHK. 2022年7月11日閲覧。
- ^ “【山口】自民・山口県連の阿達雅志氏が3選果たす 佐藤信二元運輸相の娘婿”. 山口放送 (2022年7月11日). 2022年7月17日閲覧。
- ^ 朝日新聞. “「体力が持ちません」外務副大臣の打診固辞”. 2024年4月14日閲覧。
- ^ 日本放送協会 (2024年11月13日). “第2次石破内閣 副大臣 政務官が決定 “不記載議員”起用せず | NHK”. NHKニュース. 2024年11月15日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 阿達雅志 (masashi.adachi.jimin) - Facebook
- 阿達雅志 - YouTubeチャンネル
- 阿達雅志 (@masashi_adachi_japan) - Instagram
公職 | ||
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先代 渡辺孝一 馬場成志 |
総務副大臣 富樫博之と共同 2024年 - |
次代 現職 |
先代 |
内閣総理大臣補佐官 (経済・外交担当) 2020年 - 2021年 |
次代 |
先代 村井英樹 山下雄平 長坂康正 小林史明 山下貴司 新妻秀規 平木大作 簗和生 武部新 福田達夫 |
内閣府大臣政務官 長尾敬 舞立昇治 安藤裕 古賀友一郎 白須賀貴樹 石川昭政 菅家一郎 山田宏と共同 2018年 - 2019年 |
次代 神田憲次 今井絵理子 藤原崇 進藤金日子 青山周平 中野洋昌 和田政宗 加藤鮎子 渡辺孝一 |
先代 秋本真利 高橋克法 簗和生 |
国土交通大臣政務官 工藤彰三 田中英之と共同 2018年 - 2019年 |
次代 門博文 佐々木紀 和田政宗 |
議会 | ||
先代 馬場成志 |
参議院外交防衛委員長 2022年 - 2023年 |
次代 北村経夫 |
先代 大野泰正 |
参議院内閣委員長 2024年 |
次代 石井浩郎 |