石橋林太郎
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石橋 林太郎 いしばし りんたろう | |
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内閣広報室より公開された肖像 | |
生年月日 | 1978年5月2日(46歳) |
出生地 | 日本 広島県広島市安佐南区 |
出身校 |
広島大学付属高校卒業 大阪外国語大学中退 |
前職 | ホテル役員 |
所属政党 | 自由民主党(岸田派→無派閥) |
親族 | 父・石橋良三(元広島県議会議員) |
公式サイト | 石橋林太郎公式Webサイト |
選挙区 | 比例中国ブロック |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2021年11月5日[1] - 現職 |
広島県議会議員 | |
選挙区 | 広島市安佐南区選挙区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2015年5月 - 2021年7月6日 |
石橋 林太郎(いしばし りんたろう、1978年(昭和53年)5月2日[2] - )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(2期)、自由民主党遊説局長。
来歴
[編集]広島市安佐南区出身[2]。安田小学校、広島大学附属中学校・高等学校卒業[2]。大阪外国語大学を中退[2][3]。スリランカへ留学し、仏教を学んだ[2]。
父である石橋良三広島県議会議員事務所職員、広島北ホテル取締役[4]などを経て、2015年に広島県議会議員に初当選[5][6]。
2020年10月、河井夫妻選挙違反事件で自民党を離党した河井克行に代わり広島3区から立候補することに意欲をみせ[6]、2020年12月に自民党広島県連で行われた候補者選考にて次期衆院選広島3区立候補予定者に選出された[3][7]。
2021年1月25日、衆院広島3区の支部長に内定[8]。3月、自民党と公明党の協議により、公明党の斉藤鉄夫が広島3区の与党統一候補として立候補することとなり、石橋は比例中国ブロックの上位で処遇されることが決定された[9]。7月6日、広島県議会議員を辞職[10]。同年10月31日に行われた第49回衆議院議員総選挙には比例中国ブロック名簿1位で出馬し[11]、初当選[12]。同年11月11日、宏池会(岸田派)に入会[13]。
2023年9月15日、第2次岸田内閣 (第2次改造)で国土交通大臣政務官に就任[14]。
2024年10月27日に投開票が行われた第50回衆議院議員総選挙において、比例中国ブロック(単独3位)で出馬し2選[15]。同年11月15日、自由民主党遊説局長に就任[16]。
人物
[編集]統一教会との関係
[編集]- 石橋林太郎の父で、元広島県議会議員の石橋良三は統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関連団体「日韓トンネル推進広島県民会議」の議長や、全国組織の「日韓トンネル推進全国会議」の幹事長を務めるなど教団との関係が近かった[17]。
- 2020年、天宙平和連合が主催する自転車イベント「ピースロード」が広島県内で開催された際、共同実行委員長を務めた[19]。『中国新聞』の取材に対し石橋は「旧統一教会との関係は知らなかった」述べ、関係を断つ考えを示している[19]。
- 2018~2020年度、統一教会の関連団体の会合参加費や機関紙購読料として政務活動費から計4万9690円を支出した[20]。
- 2022年9月7日、『週刊文春』の電子版は、石橋が多数の統一教会信者を自民党員として獲得していたと報じた[17]。林太郎は2021年、2000人を超える自民党員を獲得した[17]。これは党国会議員でも上位の成績だったが、このうち約1200人が、統一教会の関連団体「広島県平和大使協議会」の幹部で中国エリア事務局長のKが集めた統一教会の信者であった[17][23]。『週刊文春』が石橋に事実関係の確認を求めたところ石橋は「(党員集めについて)Kに協力して頂いたのは事実である。獲得党員が旧統一教会関連団体の関係者か否かは、当方では分かりかねる。平和大使協議会が天宙平和連合の付設機関との認識はなかった。今後は、社会的に問題が指摘されている団体とは距離を置くべきだと考えている」と答えた[17]。
→「世界平和統一家庭連合と政界との関係」も参照
人柄
[編集]- 所有資格は防災士、ソフトボール第三種審判員[2]。
- 趣味はサッカー、フットサル、ゴルフ、ソフトボール観戦、読書、詩吟[2]。特技は革細工、英語[2]。
- 日本の悠久の歴史に育まれた独自の文化や伝統、風土や道徳を「価値あるもの」として心を込めて守り育て、未来へつないでいくことは「私たち大人の果たすべき役割であると信じる」と述べている[24]。
政策
[編集]- 2021年の衆院選の際、朝日新聞社と毎日新聞社が実施した候補者アンケートにいずれも回答しなかった[25][26]。
- 2023年8月2日に衆議院第一会館で開かれたプーチン政権後における同国からの独立を目指す勢力「ロシア後の自由な民族フォーラム」に参加し、ロシア連邦の脱植民地化と脱帝国化、並びに北方領土問題即時解決を目指す「東京宣言」に署名した[27]。
家族
[編集]- 石橋家
- 父・良三(1948年 - 2019年、歯科医師、広島県議会議員) - 島根県浜田市出身[28]。日本歯科大学卒業後、広島市安佐南区で石橋歯科医院を開業する[28]。1991年、広島県議会議員に初当選[28]。文教委員長、建設委員長[28]、副議長[29]などを歴任する。広島県議を6期務めた[5]。著書に『広島県教育正常化への戦い』『遷都〜州都広島への戦略〜』がある[28]。
- 妻、娘[2]
選挙歴
[編集]当落 | 選挙 | 執行日 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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当 | 2015年広島県議会議員選挙 | 2015年4月12日 | 安佐南区選挙区 | 無所属 | 1万125票 | 13.19% | 5 | 4/7 | / |
当 | 2019年広島県議会議員選挙 | 2019年4月7日 | 安佐南区選挙区 | 自由民主党 | ――票 | ―― | 5 | /5 | / |
当 | 第49回衆議院議員総選挙 | 2021年10月31日 | 比例中国ブロック | 自由民主党 | ――票 | ―― | 10 | / | 2/6 |
当 | 第50回衆議院議員総選挙 | 2024年10月27日 | 比例中国ブロック | 自由民主党 | ――票 | ―― | 10 | / | 3/5 |
脚注
[編集]- ^ 令和3年11月5日中央選挙管理会告示第28号(令和三年十月三十一日執行の衆議院比例代表選出議員の選挙における衆議院名簿届出政党等に係る得票数、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件)
- ^ a b c d e f g h i 石橋林太郎プロフィール石橋林太郎後援会。2022年2月1日閲覧。
- ^ a b “広島3区に石橋県議擁立へ、自民県連決定 公明との与党候補一本化が焦点”. 中国新聞. (2020年12月8日) 2021年11月11日閲覧。
- ^ “衆議院議員 石橋 林太郎(いしばし りんたろう) | 議員”. 自由民主党. 2024年11月17日閲覧。
- ^ a b “【広島県議選】石橋さん、父の議席継ぐ 広島市安佐南区”. 中国新聞. (2015年4月13日) 2021年11月11日閲覧。
- ^ a b “石橋県議、立候補意欲 次期衆院選広島3区、自民から”. 中国新聞. (2020年10月6日) 2021年11月11日閲覧。
- ^ “衆院選広島3区、自民県連が県議擁立 党本部を牽制”. 朝日新聞. (2020年12月9日) 2021年11月11日閲覧。
- ^ “衆院広島3区、支部長に石橋氏内定 公明党と協議へ”. 日本経済新聞電子版 (日本経済新聞社). (2021年1月25日) 2022年2月4日閲覧。
- ^ “自公、斉藤氏で一本化 衆院広島3区、本部・県組織とも合意”. 中国新聞. (2021年3月1日) 2021年11月11日閲覧。
- ^ “行政ファイル:石橋県議の辞職許可 /広島”. 毎日新聞. (2021年7月7日)
- ^ “「政治とカネ」に揺れる広島3区 保守票はどこに”. 産経新聞. (2021年10月26日) 2021年11月11日閲覧。
- ^ “名簿1位の石橋さん比例で初当選 平林さんも”. 中国新聞. (2021年11月1日) 2021年11月11日閲覧。
- ^ “岸田派が42人に 比例中国で初当選の石橋氏入会”. 産経新聞. (2021年11月11日) 2021年11月11日閲覧。
- ^ “国土交通大臣政務官 石橋 林太郎 (いしばし りんたろう) | 第2次岸田第2次改造内閣 大臣政務官名簿 | 内閣”. 首相官邸ホームページ. 2024年12月7日閲覧。
- ^ “比例代表 中国・自民 衆院選2024 候補者プロフィル”. 読売新聞オンライン (読売新聞東京本社) 2024年10月31日閲覧。
- ^ “自由民主党 役員 | 議員”. 自由民主党. 2024年11月17日閲覧。
- ^ a b c d e “岸田首相“秘蔵っ子”石橋林太郎衆院議員を統一教会系団体が支援「信者1200人を自民党員に」証言”. 文春オンライン (2022年9月7日). 2022年9月7日閲覧。
- ^ “地方実行委員会組織(2016) PEACE ROAD in Japan”. ピースロード. 2021年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月9日閲覧。
- ^ a b “自民の石橋林太郎氏、旧統一教会系イベントで共同実行委員長”. 中国新聞 (2022年8月10日). 2022年8月16日閲覧。
- ^ “旧統一教会系に政務活動費から4万9690円支出 広島県議時代に石橋衆院議員”. 中国新聞 (2022年9月7日). 2022年9月13日閲覧。
- ^ “全国会議員712人アンケート 旧統一教会と政治の関係”. 共同通信 (2022年8月31日). 2022年8月31日閲覧。
- ^ “旧統一教会との接点、全国会議員712人に聞いてみた【全回答の一覧付き】FAXで回答”. 共同通信 (2022年8月31日). 2022年8月31日閲覧。
- ^ “統一教会、関連団体が党員集め 自民・石橋議員「信者か不明」”. 共同通信 (2022年9月8日). 2022年10月5日閲覧。
- ^ 理念と政策、衆議院議員石橋林太郎公式サイト。
- ^ “石橋林太郎”. 朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2021衆議院選挙. 朝日新聞社. 2021年10月22日閲覧。
- ^ “自民 中国 石橋林太郎”. 第49回衆院選. 毎日新聞社. 2022年6月7日閲覧。
- ^ “「ロシア後の自由な民族フォーラム」東京会合開催 ロシアの脱帝国化と北方領土問題即時解決を目指す宣言採択”. www.ukrinform.jp (2023年8月2日). 2024年11月17日閲覧。
- ^ a b c d e 石橋良三プロフィール石橋良三twitter。2022年2月1日閲覧。
- ^ 広島県議会副議長広島県議会。2022年2月2日閲覧。
外部リンク
[編集]- 石橋林太郎公式Webサイト
- 石橋林太郎 (1484.Rintaro) - Facebook
- 石橋林太郎 (@1484_Rintaro) - X(旧Twitter)
- 石橋林太郎 (@ishibashi_rintaro) - Instagram
公職 | ||
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先代 古川康 清水真人 西田昭二 |
国土交通大臣政務官 小鑓隆史 加藤竜祥→尾﨑正直と共同 2023年 - 2024年 |
次代 高見康裕 吉井章 国定勇人 |