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中西祐介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中西 祐介
なかにし ゆうすけ
内閣広報室より公表された肖像
生年月日 (1979-07-12) 1979年7月12日(45歳)
出生地 日本の旗 日本 徳島県阿南市
出身校 慶應義塾大学法学部政治学
前職 三菱東京UFJ銀行行員
所属政党 自由民主党麻生派
公式サイト 参議院議員 中西祐介 公式Webサイト

選挙区徳島県選挙区→)
徳島県・高知県選挙区
当選回数 3回
在任期間 2010年7月26日 - 現職
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中西 祐介(なかにし ゆうすけ、1979年7月12日 - )は、日本政治家自由民主党所属の参議院議員(3期)。

総務副大臣財務大臣政務官、自由民主党水産部会長、自由民主党参議院政策審議会副会長参議院財政金融委員長などを歴任。

来歴

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徳島県阿南市生まれ。阿南市立見能林小学校阿南市立阿南中学校を経て徳島県立富岡西高等学校を卒業後、慶應義塾大学法学部政治学科に入学。卒業後、UFJ銀行に入社。2007年に政界を志し松下政経塾に第28期生として入塾する[1]

参議院議員

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2010年に卒塾。7月に第22回参議院議員通常選挙徳島県選挙区から自由民主党公認で立候補し初当選。

2012年10月、自民党参議院政策審議会副会長就任(当時の会長は世耕弘成)。同年、参議院議院運営委員会委員[2]

2013年3月、常任委員会の一つである、参議院内閣委員会理事に就任[2]

2013年10月、参議院国会対策委員会副委員長に就任[2]

2014年9月、参議院副幹事長並びに、自民党青年局長代理に就任[2]

2015年7月24日、徳島県と高知県参議院合同選挙区による徳島県・高知県選挙区を創設する公職選挙法改正案に反発し、参議院本会議採決前に退席し棄権した[3]

2015年10月9日、第3次安倍第1次改造内閣自公連立政権)で財務大臣政務官参議院の担当[注 1])に就任[2]

2016年7月10日、第24回参議院議員通常選挙に合区された合同選挙区である徳島県・高知県選挙区から出馬し再選。

2016年8月、自民党水産部会長に就任[5]

2019年10月4日、参議院財政金融委員長に就任[6]

2021年10月6日第1次岸田内閣(自公連立政権)で総務副大臣に就任。

2021年11月11日第2次岸田内閣(自公連立政権)で総務副大臣に再任。

2022年7月10日、第25回参議院議員通常選挙で3選。

2024年9月12日、自民党総裁選挙が告示され、9人が立候補した。中西は同じ麻生派河野太郎ではなく、上川陽子の推薦人に名を連ねた[7]。投票日前日の9月26日夜、麻生派幹部6人は都内のホテルに集まり、決選投票に高市早苗が残った場合は高市を支持する方針を決定した[8]。会長の麻生太郎はさらに踏み込み、河野などの陣営に入っていた派閥メンバーに対し、側近議員を通じて「1回目の投票から高市に入れろ」と指示を飛ばした[9]。同日22時半頃、産経新聞は、麻生が1回目の投票から高市を支援するよう自派閥の議員に指示を出したことをスクープした[10]。9月27日総裁選執行。麻生は昼頃まで、自派閥で他候補の推薦人に名を連ねる議員にまで電話をかけ「1回目から高市で頼む」と訴えた[11]。高市は1回目の議員投票で、報道各社の事前調査での30~40票を大きく上回る72票を獲得した[8]。党員数と合わせた得票数は1位だったが、決選投票で石破茂に敗れた。中西は1回目の投票では上川に投じ[12]、決選投票では高市に投じた[12][13]

政策・主張

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憲法

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  • 憲法改正について、2016年の朝日新聞社のアンケート、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[14][15]
  • 9条改憲について、2016年の毎日新聞社のアンケートで「改正して、自衛隊の役割や限界を明記すべき」と回答[16]。2022年の毎日新聞社のアンケートで「改正して、自衛隊の存在を明記すべきだ」と回答[17]。9条への自衛隊の明記について、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[15]
  • 憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[15]

外交・安全保障

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  • 「他国からの攻撃が予想される場合には先制攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、2016年のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[14]
  • 敵基地攻撃能力を持つことについて、2022年のNHKのアンケートで回答しなかった[15]
  • 「北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ」との問題提起に対し、2016年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[14]
  • 安全保障関連法の成立について、2016年の毎日新聞社のアンケートで「今の法制でよい」と回答[16]
  • 普天間基地の移設問題について、2016年の毎日新聞社のアンケートで「名護市辺野古に移設すべき」と回答[16]。普天間基地の辺野古移設について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「どちらかといえば賛成」と回答[17]
  • ロシアは2022年2月24日、ウクライナへの全面的な軍事侵攻を開始した[18]。日本政府が行ったロシアに対する制裁措置についてどう考えるかとの問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「適切だ」と回答[15]。同年の毎日新聞社のアンケートで「制裁をより強めるべきだ」と回答[17]
  • 2022年6月7日、政府は経済財政運営の指針「骨太方針」を閣議決定した。NATO加盟国が国防費の目標としている「GDP比2%以上」が例示され、防衛力を5年以内に抜本的に強化する方針が明記された[19]。「防衛費を今後どうしていくべきだと考えるか」との問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「ある程度増やすべき」と回答[15]

ジェンダー

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  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2016年のアンケートで「反対」と回答[14]。2022年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[17]。同年のNHKのアンケートで回答しなかった[15]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2016年のアンケートで「どちらかと言えば反対」と回答[14]。2022年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[17]。同年のNHKのアンケートで回答しなかった[15]
  • クオータ制の導入について、2016年のアンケートで「どちらかと言えば反対」と回答[14]。2022年のNHKのアンケートで回答しなかった[15]

その他

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  • 永住外国人への地方参政権付与について、2016年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[14]
  • 首相の靖国神社参拝について、2016年のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[14]
  • 「治安を守るためにプライバシーや個人の権利が制約されるのは当然だ」との問題提起に対し、2016年のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[14]
  • 原子力発電所は日本に必要だと思うか」との問いに対し、2016年の毎日新聞社のアンケートで「必要」と回答[16]
  • 2016年の米国大統領選挙について「ドナルド・トランプヒラリー・クリントンのどちらを支持するか」との問いに対し、2016年の毎日新聞社のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[16]
  • 2016年2月8日、高市早苗法務大臣は、放送局が政治的公平性を欠く放送を繰り返した場合、電波法に基づき電波停止を命じる可能性に言及した[20]安倍晋三首相は2月15日の衆議院予算委員会で野党の批判に反論し、高市の発言を擁護した[21]。政府の姿勢をどう思うかとの問いに対し、2016年の毎日新聞社のアンケートで「問題とは思わない」と回答[16]
  • 国会議員の被選挙権年齢の引き下げについて、2022年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[17]

選挙歴

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当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
第22回参議院議員通常選挙 2010年07月11日 31 徳島県 自由民主党 14万2763票 38.31% 1 1/6 /
第24回参議院議員通常選挙 2016年07月10日 37 徳島県・高知県 自由民主党 30万5688票 54.06% 1 1/3 /
第26回参議院議員通常選挙 2022年07月10日 43 徳島県・高知県 自由民主党 28万7609票 52.81% 1 1/6 /

政治資金

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所属団体・議員連盟

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支援団体

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著書

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寄稿

脚注

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注釈

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  1. ^ 部局ごとの担当分けより、国会対応と政党の担当の分野分け[4]

出典

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  1. ^ 議員一覧 | 松下政経塾
  2. ^ a b c d e 公式ページ プロフィール
  3. ^ 自民6議員が参院本会議で造反! 採決退席、参院選挙制度改革「10増10減」の合区案に反発 産経新聞 2015年7月24日
  4. ^ 財務大臣政務官就任記者会見の概要(平成27年10月13日(火曜日))
  5. ^ 自民党.部会長が内定 農林部は小泉進次郎氏が留任
  6. ^ “臨時国会開会、新たな常任委員長決まる”. Qnewニュース. https://qnew-news.net/news/2019-10/2019100711.html 2019年10月18日閲覧。 
  7. ^ 上川陽子氏の推薦人一覧 自民党総裁選2024”. 日本経済新聞 (2024年9月12日). 2024年9月30日閲覧。
  8. ^ a b 遠藤修平、園部仁史、高橋祐貴 (2024年9月27日). “麻生、安倍派は「消極的支持」で広がり欠く 決選投票で敗れた高市氏”. 毎日新聞. 2024年10月1日閲覧。
  9. ^ 『週刊文春』2024年10月17日号、32頁、「『高市支持』で求心力が低下 麻生太郎が政治生命の危機」。
  10. ^ <独自>自民・麻生副総裁が高市氏支持へ、麻生派議員にも指示 1回目から”. 産経新聞 (2024年9月26日). 2024年9月30日閲覧。
  11. ^ 「負け惜しみにしか聞こえない」 落日の麻生太郎氏、最高顧問を打診され「俺も大勲位と同じ立場か」(2/2ページ)”. デイリー新潮 (2024年10月10日). 2024年10月11日閲覧。
  12. ^ a b 高知の票の行方は…「党員票」は石破氏トップ 高知関係の国会議員は誰に投票?《自民党総裁》”. 高知さんさんテレビ (2024年9月27日). 2024年10月9日閲覧。
  13. ^ 自民党総裁選・決選投票で石破茂氏が新しい総裁に【高知】”. 高知放送 (2024年9月27日). 2024年9月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月5日閲覧。
  14. ^ a b c d e f g h i 中西祐介”. 2016参院選 候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査). 朝日新聞社. 2022年5月18日閲覧。
  15. ^ a b c d e f g h i 選挙区 徳島 高知”. 候補者アンケート - 参院選2022. NHK. 2022年6月27日閲覧。
  16. ^ a b c d e f “2016参院選 自民 徳島・高知 中西祐介”. 毎日新聞. オリジナルの2016年6月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160627035802/http://mainichi.jp/senkyo/24san/meikan/?mid=B51000003003 2022年5月18日閲覧。 
  17. ^ a b c d e f 中西祐介 自民 徳島・高知”. 第26回参院選. 毎日新聞社. 2022年6月28日閲覧。
  18. ^ ロシアが全面侵攻開始、ウクライナは自国を防衛=クレバ外相”. ロイター (2022年2月24日). 2022年2月28日閲覧。
  19. ^ 川田篤志、柚木まり (2022年6月8日). “防衛費や子ども関連費倍増も 財源検討は参院選後に先送り 政府が「骨太方針」閣議決定”. 東京新聞. https://www.tokyo-np.co.jp/article/182147 2022年6月27日閲覧。 
  20. ^ “高市総務相発言 「電波停止」 波紋広げる理由とは”. 毎日新聞. (2016年2月11日). https://mainichi.jp/articles/20160212/k00/00m/040/071000c 2022年7月5日閲覧。 
  21. ^ “【衆院予算委】安倍首相、電波停止「民主党政権で同じ答弁」”. 産経新聞. (2016年2月15日). https://www.sankei.com/article/20160215-4QJFNEWS65PKDM4SFNGCRMFAJA/ 2022年7月5日閲覧。 
  22. ^ 2017/11/1内閣の政務三役、自民党役員のタバコ業界からの献金額、たばこ議連・特別委員会所属一覧”. 「子どもに無煙環境を」推進協議会 (2018年1月30日). 2022年6月25日閲覧。
  23. ^ 「自民3議員、寄付不記載か」、ロイター、2016年3月15日。
  24. ^ 自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 2018年4月11日閲覧。
  25. ^ a b 俵義文 『日本会議の全貌』 花伝社、2016年
  26. ^ “2022年6月号”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2022年5月25日). https://zenkyou.xsrv.jp/wp-content/uploads/2022/05/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E3%81%9F%E3%81%B0%E3%81%93%E6%96%B0%E8%81%9E2022%E5%B9%B46%E6%9C%88%E5%8F%B7.pdf#page=6 2022年5月26日閲覧。 

外部リンク

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議会
先代
中西健治
日本の旗 参議院財政金融委員長
2019年 - 2020年
次代
佐藤信秋
公職
先代
熊田裕通
新谷正義
日本の旗 総務副大臣
田畑裕明と共同

2021年 -2022年
次代
尾身朝子
柘植芳文
先代
大家敏志
竹谷とし子
日本の旗 財務大臣政務官
大岡敏孝と共同

2015年 - 2016年
次代
­ 杉久武
三木亨
名誉職
先代
吉川沙織
最年少参議院議員
2010年7月 - 2013年7月
次代
渡辺美知太郎