柘植芳文
柘植 芳文 つげ よしふみ | |
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内閣広報室より公表された肖像 | |
生年月日 | 1945年10月11日(79歳) |
出生地 | 岐阜県恵那市 |
出身校 | 愛知大学法経学部法学科卒業 |
前職 | 郵便局長 |
所属政党 | 自由民主党 |
公式サイト | 参議院議員 つげ芳文(よしふみ)公式ウェブサイト |
選挙区 | 比例区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2013年7月 - 現職 |
柘植 芳文(つげ よしふみ、1945年〈昭和20年〉10月11日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の参議院議員(2期)。
全国郵便局長会会長、参議院環境委員長、参議院内閣委員長、総務副大臣、外務副大臣を歴任した。
経歴
[編集]岐阜県恵那市生まれ[1]。現住所は愛知県名古屋市守山区四軒家[2]。名古屋森孝郵便局局長。2005年(平成17年)6月29日に日本郵政公社で開催された第1回「手紙ルネッサンス会議」で座長を務め、2009年(平成21年)に全国郵便局長会会長へ就任[3]。郵便局長会など郵政関係者の支援を受け、2013年(平成25年)7月21日の第23回参議院議員通常選挙に自由民主党公認で比例区に出馬し、429,002票を得て初当選。自民党内では比例で1位での当選であった[3][4]。
2019年の任期満了時点で73歳であり、70歳定年制の党の規約があるにもかかわらず、他の6人と一緒に第25回参議院議員通常選挙で特例公認された[5]。比例区に立候補し、7月21日の投開票の結果600,189票を得て再選。自民党内では特定枠を除けば前回に引き続き比例で1位での当選であり、比例区の全当選者の中でも最多の得票であった[6]。
2023年12月14日、自民党5派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題で、岸田文雄首相は清和政策研究会(安倍派)の閣僚4人と副大臣5人を事実上更迭。柘植は堀井巌の後任として、外務副大臣に就任した[7][8]。
2024年5月19日に全国郵便局長会は柘植の後継の組織内候補として、総務省前サイバーセキュリティ・情報化審議官の犬童周作を次期(第27回)参院選比例区への擁立を正式に決定した[9][10]。柘植は次期参院選には立候補せず引退となる見通し。
政策
[編集]- 2013年までは選択的夫婦別姓制度導入に反対[11][12]としていたが、2019年の調査では、「どちらかと言えば賛成」としている[13]
- 日本国憲法第9条・96条の改正に賛成[14]。
- 集団的自衛権を認めるべき[14]。
- 日本の核武装について、将来にわたって検討すべきでない[14]。
- 首相や閣僚は靖国神社に、参拝すべきでない[14]。
- 村山談話・河野談話を見直すべきでない[14]。
- 労働市場の規制緩和を進め、企業側が金銭を払えば解雇しやすくすることに反対[14]。
- 日本の原発について、当面は必要だが、将来は廃止すべきだ[14]。
- 外国への原発の輸出を進めるべきでない[14]。
来歴
[編集]- 1967年(昭和42年) - 名古屋瀬古郵便局に採用
- 1967年(昭和42年)3月 - 愛知大学法経学部法学科卒業
- 1977年(昭和52年) - 名古屋森孝郵便局長
- 2007年(平成19年)3月 - 東海地方郵便局長会会長
- 2007年(平成19年)5月 - 全国特定郵便局長会副会長
- 2009年(平成21年)5月 - 全国郵便局長会会長
- 2012年(平成24年)5月 - 全国郵便局長会顧問
- 2013年(平成25年)7月 - 第23回参議院議員通常選挙で自由民主党から比例区で出馬し、約43万票を集め党内1位で初当選。
- 2019年(令和元年)7月21日 - 第25回参議院議員通常選挙で自由民主党から比例区で出馬し、約60万票を集め党内1位(特定枠を除く)で2回目の当選。
公職
[編集]選挙歴
[編集]当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
当 | 第23回参議院議員通常選挙 | 2013年 7月21日 | 67 | 参議院比例区 | 自由民主党 | 42万9002票 | ーー | 48 | / | 1/18 |
当 | 第25回参議院議員通常選挙 | 2019年 7月21日 | 73 | 参議院比例区 | 自由民主党 | 60万189票 | ーー | 50 | / | 1/19 |
所属議員連盟
[編集]脚注
[編集]- ^ “プロフィール|参議院議員つげ芳文(よしふみ)公式ウェブサイト”. www.tuge-yoshifumi.jp. 2024年11月15日閲覧。
- ^ “自由民主党東京都支部連合会 政治資金収支報告書(平成30年分定期公表)” (PDF). 東京都選挙管理委員会 (2019年11月20日). 2019年12月2日閲覧。
- ^ a b “参議院議員 柘植 芳文(つげ よしふみ) | 議員”. 自由民主党. 2024年11月15日閲覧。
- ^ “参院選 比例区 開票速報”. 朝日新聞. (2013年7月22日) 2024年2月11日閲覧。
- ^ “自民、参院選へ60人前後1次公認へ 前回比約20人増 「70歳定年制」対象7人も”. 産経新聞 (2018年7月19日). 2019年7月2日閲覧。
- ^ “参院選 比例区 開票速報”. 朝日新聞. (2019年7月22日) 2024年2月11日閲覧。
- ^ “【速報中】政治資金問題で閣僚交代へ 安倍派「5人衆」辞任へ”. NHK NEWS WEB (2023年12月14日). 2023年12月14日閲覧。
- ^ “安倍派の閣僚と副大臣の9人全員が交代へ 安倍派の政務官は1人を除いて留任固まる”. 日テレNEWS (2023年12月14日). 2023年12月15日閲覧。
- ^ “次期参院選に総務官僚擁立へ 全国郵便局長会、柘植元会長の後任”. 朝日新聞. (2024年5月16日) 2024年5月23日閲覧。
- ^ “全特、元総務官僚擁立 25年夏の参院選、自民党から”. 日本経済新聞. (2024年5月19日) 2024年5月23日閲覧。
- ^ Company, The Asahi Shimbun. “朝日新聞デジタル:朝日・東大谷口研究室共同調査 - 2013参院選”. 朝日新聞デジタル. 2024年11月15日閲覧。
- ^ 選択夫婦別姓アンケート、mネット、2014年
- ^ “朝日・東大谷口研究室共同調査”. 朝日新聞 (2019年). 2019年7月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 2013年参院選 毎日新聞候補者アンケート
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]公職 | ||
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先代 辻清人 堀井巌 |
外務副大臣 辻清人と共同 2023年 - 2024年 |
次代 藤井比早之 宮路拓馬 |
先代 熊田裕通 新谷正義 |
総務副大臣 尾身朝子と共同 2022年 - 2023年 |
次代 渡辺孝一 馬場成志 |
議会 | ||
先代 斎藤嘉隆 |
参議院内閣委員長 2018年 |
次代 石井正弘 |
先代 森まさこ |
参議院環境委員長 2017年 - 2018年 |
次代 斎藤嘉隆 |