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上野大仏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
往年の上野大仏
関東大震災で頭部が落下した上野大仏
かつて存在した上野大仏殿
顔面のみとなった上野大仏

上野大仏(うえのだいぶつ)は、東京都台東区上野恩賜公園内で顔だけが現存し、公開されている大仏[1]。所在地は上野精養軒に隣接する大仏山というの上で、薬師仏を祀るパゴダ様式の祈願塔と志納所が併設されている。

元々は江戸時代初期に建立され、幕末までにも火災や地震に度々遭い、1923年大正12年)の関東大震災で頭部が落下するまでは像高約6メートルの釈迦如来坐像だった[1]。震災後、頭部と胴体は再建に備えて上野寛永寺に保管されていたが、顔面部を除いて第二次世界大戦中の金属供出で持ち去られた[1]

胴体を失った顔面は「これ以上落ちない」という意味で2000年代前半頃から[1]受験生らが祈願するようになり、「合格大仏」と呼ばれている[2]

沿革

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脚注・出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j [関東大震災100年 痕跡を訪ねる]上野大仏:地震、火災で顔だけに 「これ以上落ちない」受験生、合格祈願毎日新聞』朝刊2023年8月19日(東京面)同日閲覧
  2. ^ 震災遺構「上野大仏」合格祈願に人気『産経新聞』朝刊2019年1月1日(東京面)
  3. ^ https://www.pref.saitama.lg.jp/a0401/higaisoutei/documents/607072.pdf”. 2019年7月29日閲覧。[リンク切れ]

関連項目

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外部リンク

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