下越水害
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下越水害(かえつすいがい)とは、1966年(昭和41年)7月17日に新潟県下越地方で発生した水害である。被災地域では7・17水害とも呼ばれる。
概要
[編集]7月16日から18日にかけて下越地方で発生した集中豪雨により、加治川、胎内川、荒川の各所で破堤し大洪水となった[1]。
被害は特に加治川の左岸に集中。加治川からの洪水と福島潟の溢水が合わさり、付近の低湿地が長期間にわたり湛水した[1][2]。新井郷川排水機場での排水が追いつかず、阿賀野川の堤防を開削して排水し、8月4日、19日ぶりに排水を完了した[1][3][4]。
加治川の右岸への洪水は落堀川へ向かい紫雲寺潟跡に湛水した[1]。
翌年の1967年(昭和42年)8月28日には下越地方および山形県で羽越水害(8・28水害、羽越豪雨)が発生。下越地方は2年連続で水害に見舞われた。
脚注
[編集]- ^ a b c d “「蒲原」の意味を知っていますか? ~北蒲原地域、水をめぐる歴史ガイド~”. 新潟県 新発田地域振興局 農村整備部. p. 14. 2019年2月7日閲覧。
- ^ 『広報とよさか』第539号 p.10 水害恒久対策 放水路建設などを検討中 (PDF) (2005年03月15日)
- ^ “潟性平野の洪水-1966・1967年新潟・加治川の破堤氾濫など”. 防災科学技術研究所. 2019年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月7日閲覧。
- ^ “水土の礎:加治川農業水利事業”. 農業農村整備情報総合センター. 2019年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年2月7日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 『豊栄広報』第89号 pp.4-5 あれから一年”7・17水害” (PDF) (1967年8月10日)
- 昭和41年7月16日~18日新潟県下越地方の梅雨前線による大雨に関する異常気象速報 - 新潟地方気象台