下館音頭
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「下館音頭」(しもだておんど)は、日本の歌。作詞西條八十、作曲中山晋平。下館(現・茨城県筑西市)では盆踊りの定番曲として親しまれている。
解説
[編集]西條八十と下館
[編集]- 西條は戦時中、早稲田大学在学時の同級生で下館町長だった外池格次郎(とのいけ かくじろう)を頼り、茨城県真壁郡下館町に疎開していた。それがきっかけで下館に縁ができた西條は、のちに下館への愛着を表し下館音頭を作詞。曲は既にあった中山晋平の未発表曲を用いた。
曲の構成
[編集]- 全部で11番まであり、1番から9番までは下館周辺の名所や自然をうたっている。10番は下館藩から脱藩し、尊王攘夷運動に参加した渋谷伊予作、11番は自由民権運動の加波山事件が歌われている。なお、加波山事件を起こしたグループには富松正安や保多駒吉などの下館出身者がいた。