世界ジュニアカーリング選手権
世界ジュニアカーリング選手権 | |
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概要 | |
主催 | 世界カーリング連盟 |
開始年 |
(男子) 1975年 (女子) 1988年 |
前回優勝 (2024年) | |
男子 | ノルウェー |
女子 | スイス |
世界ジュニアカーリング選手権(せかいジュニアカーリングせんしゅけん、英語: World Junior Curling Championships)は、世界カーリング連盟(WCF)が主催するカーリングの21歳未満の選手による世界選手権大会。男子は1975年から、女子は1988年から毎年2月または3月に開催されている。1989年から男女同会場で行われ、出場国数は男女共に各10ヶ国。
出場資格
[編集]年齢
[編集]年齢制限の「21歳未満」は厳密には「大会が開催される前年の6月30日で21歳未満である」ことを必要とする。
2015年まで
[編集]出場国の基本枠は地域により以下のように定められていた。
- 開催国がパシフィック地域、ヨーロッパ地域の場合
- 開催国:1 パシフィック:1 アメリカ:2 ヨーロッパ:6
- 開催国がアメリカ地域の場合
- 開催国:1 パシフィック:1 アメリカ:1 ヨーロッパ:7
パシフィック枠はパシフィックジュニアカーリング選手権で優勝した国が出場した。ヨーロッパ枠は前年の世界ジュニア選手権で上位の成績を収めた5ヶ国が自動的に出場権が渡り、残りの枠はヨーロッパジュニアカーリングチャレンジという大会で上位の成績を収めた国に渡った。アメリカ地域は前年の世界ジュニア選手権で最上位になった国は自動的に出場権が得られ、残りの1ヶ国は出場権をかけた試合を行って決定し、複数の国が名乗りをあげない場合は自動的にその国に出場権が渡ることになっていたが、ほとんどアメリカとカナダが出場した。
2016年以降
[編集]2016年より自動入れ替え制度を導入。ヨーロッパジュニアカーリングチャレンジとパシフィックアジアジュニアカーリング選手権が統合され、下部ディビジョンの世界ジュニアBカーリング選手権が新設された。
- 前年度の上位7カ国
- 本年度の世界ジュニアBカーリング選手権上位3カ国
なお、イギリスとアイルランドについては、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドカーリング協会(アイルランド・北アイルランド)と地域別に分かれて代表を送っている。
地域については世界カーリング連盟の項目を参照。
試合形式
[編集]試合形式は男女共通。
- 予選
- 参加国・地域全てによるラウンドロビントーナメント(総当りリーグ戦)により上位4ヶ国を決定する。予選全日程を終了した時点で勝敗数が並び上位国を決定できない場合はタイブレークで順位を決定して進出国を決める。5位以下のチームは勝敗数が同一でも順位は同じとなる。
- 決勝
- 決勝トーナメントは以下の順序で行われる。
- 予選1-4位同士と予選2-3位同士の準決勝。
- 準決勝の敗者同士 による3位決定戦。3位と4位が決定。
- 準決勝の勝者同士 による決勝。1位と2位が決定。
歴代大会
[編集]男子
[編集]- 数: 本戦の参加チーム数。
女子
[編集]- 数: 本戦の参加チーム数。
メダル獲得数
[編集]国別のメダル獲得数(2024年大会終了時点)。
順位 | 国/地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | カナダ | 21 | 10 | 9 | 40 |
2 | スコットランド | 11 | 6 | 15 | 32 |
3 | スウェーデン | 5 | 11 | 4 | 20 |
4 | スイス | 5 | 10 | 7 | 22 |
5 | アメリカ合衆国 | 3 | 2 | 7 | 12 |
6 | ノルウェー | 1 | 1 | 6 | 8 |
7 | デンマーク | 1 | 1 | 1 | 3 |
8 | 中国 | 1 | 0 | 0 | 1 |
韓国 | 1 | 0 | 0 | 1 | |
10 | ドイツ | 0 | 4 | 3 | 7 |
11 | フランス | 0 | 1 | 1 | 2 |
12 | イタリア | 0 | 1 | 0 | 1 |
フィンランド | 0 | 1 | 0 | 1 | |
ロシア | 0 | 1 | 0 | 1 | |
計 (国/地域数: 14) | 49 | 49 | 53 | 151 |
順位 | 国/地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | カナダ | 13 | 9 | 8 | 30 |
2 | スコットランド | 10 | 4 | 2 | 16 |
3 | スウェーデン | 4 | 9 | 5 | 18 |
4 | スイス | 3 | 2 | 6 | 11 |
5 | ロシア | 3 | 0 | 4 | 7 |
6 | アメリカ合衆国 | 1 | 4 | 4 | 9 |
7 | 日本 | 1 | 4 | 1 | 6 |
8 | ノルウェー | 1 | 1 | 2 | 4 |
9 | 韓国 | 0 | 2 | 1 | 3 |
10 | チェコ | 0 | 1 | 0 | 1 |
11 | デンマーク | 0 | 0 | 5 | 5 |
12 | イタリア | 0 | 0 | 1 | 1 |
中国 | 0 | 0 | 1 | 1 | |
計 (国/地域数: 13) | 36 | 36 | 40 | 112 |
順位 | 国/地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | カナダ | 34 | 19 | 17 | 70 |
2 | スコットランド | 21 | 10 | 17 | 48 |
3 | スウェーデン | 9 | 20 | 9 | 38 |
4 | スイス | 8 | 12 | 13 | 33 |
5 | アメリカ合衆国 | 4 | 6 | 11 | 21 |
6 | ロシア | 3 | 1 | 4 | 8 |
7 | ノルウェー | 2 | 2 | 8 | 12 |
8 | 日本 | 1 | 4 | 1 | 6 |
9 | 韓国 | 1 | 2 | 1 | 4 |
10 | デンマーク | 1 | 1 | 6 | 8 |
11 | 中国 | 1 | 0 | 1 | 2 |
12 | ドイツ | 0 | 4 | 3 | 7 |
13 | イタリア | 0 | 1 | 1 | 2 |
フランス | 0 | 1 | 1 | 2 | |
15 | チェコ | 0 | 1 | 0 | 1 |
フィンランド | 0 | 1 | 0 | 1 | |
計 (国/地域数: 16) | 85 | 85 | 93 | 263 |
脚注
[編集]- ^ a b “Scotland awarded four international curling championships”. World Curling Federation (2014年12月23日). 2019年2月27日閲覧。
- ^ a b “Krasnoyarsk, Russia to host World Junior Curling Championships 2020”. World Curling Federation (2019年3月21日). 2019年3月22日閲覧。
- ^ a b “World Junior Curling Championships 2021” (英語). 世界カーリング連盟. 2020年9月30日閲覧。
- ^ a b “Beijing 2022 test events replaced with adapted sports testing programme” (英語). 世界カーリング連盟 (2020年11月13日). 2020年11月14日閲覧。
- ^ a b “Jönköping, Sweden to host World Junior Curling Championships 2022” (英語). World Curling Federation (2021年7月9日). 2021年7月13日閲覧。
- ^ a b “Fussen, Germany to host World Junior Curling Championships 2023” (英語). World Curling Federation (2022年5月10日). 2022年6月20日閲覧。
- ^ a b "Lohja, Finland to host World Junior Curling Championships 2024". 世界カーリング連盟 (英語). 2023年3月1日. 2023年3月5日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- World Curling Federation - 世界カーリング連盟
- World Junior Curling Championships 2022 - 2022年大会公式サイト
- World Junior Curling Championships - 世界カーリング連盟データベース