世界ジュニアBカーリング選手権
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世界ジュニアBカーリング選手権 | |
---|---|
概要 | |
主催 | 世界カーリング連盟 |
開始年 | 1999年(2016年再開) |
廃止年 | 2004年で一時終了 |
備考 | 開催時期:毎年12月~1月 |
前回優勝 (2019年) | |
男子 | スウェーデン |
女子 | 日本 |
公式サイト | |
worldcurling |
世界ジュニアBカーリング選手権(せかいジュニアびーカーリングせんしゅけん、英: World Junior-B Curling Championships)は、世界カーリング連盟(WCF)が主催するカーリングの21歳未満の選手による世界選手権の予選大会。この大会の男女各上位3つの国または地域は、そのカーリングシーズンに開催される世界ジュニアカーリング選手権に出場する権利を得る。
歴史
[編集]世界ジュニアカーリング選手権の予選大会として1999年に「世界ジュニアカーリングチャレンジ(英語: World Junior Curling Challenge)」として創設され、2001年に「世界ジュニアBカーリング選手権(英語: World Junior "B" Curling Championships)」の名称となった[1]。
2004年を最後に2005年から2015年まで、大会は「ヨーロッパジュニアカーリングチャレンジ」と「パシフィックアジアジュニアカーリング選手権」に分割されていたが、2015–16年シーズンから統合する形で再開された[2]。
出場資格
[編集]世界ジュニアカーリング選手権の出場権を得ていないヨーロッパゾーン、パシフィックアジアゾーン、アメリカ大陸ゾーンのチームが参加。
試合形式
[編集]試合形式は男女共通。なお、本大会は全て8エンドゲームにより行われる。
- ラウンドロビン
- 参加国を均等な3つのグループA~Cに分け、それぞれの組でラウンドロビントーナメント(総当りリーグ戦)を行い、各グループから上位2チーム及び各グループ3位のチームの内、DSC (Draw Shot Challenge)が一番良いチーム(1チーム)の計7チームは自動的に決勝トーナメント進出。残り1枠は各グループ3位チームの中で成績下位の2チームがタイブレークを実施して進出国を決める。
- 決勝トーナメント
- ノックアウト方式の決勝トーナメントを行う。なお、準決勝の敗者同士で3位決定戦が行われる。
歴代大会
[編集]男子
[編集]※ 数:本戦の参加チーム数。
回 | 開催年 | 開催地 | 数 | 決勝戦 | 3位決定戦 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 | スコア | 準優勝 | 3位 | スコア | 4位 | ||||
1 | 1999 詳細 |
ドイツ (ハンブルク) |
9 | ノルウェー |
n/a | チェコ |
フランス |
n/a | オーストリア |
2 | 2001 詳細 |
デンマーク (トーンビュー) |
7 | フランス |
n/a | ロシア |
イタリア |
n/a | ノルウェー |
3 | 2002 詳細 |
ドイツ (ヒューゲルスハイム) |
8 | ノルウェー |
n/a | ロシア |
チェコ |
5–4 | フランス |
4 | 2003 詳細 |
デンマーク (トーンビュー) |
12 | ノルウェー |
4–3 | フィンランド |
アメリカ合衆国 |
4–3 | フランス |
5 | 2004 詳細 |
デンマーク (トーンビュー) |
13 | 韓国 |
9–5 | イタリア |
チェコ |
n/a | フィンランド |
— | 2005 –2015 |
— | — | 無開催[注釈 1] | |||||
6 | 2016 詳細 |
フィンランド (ロホヤ) |
24 | ロシア |
5–2 | デンマーク |
韓国 |
4–2 | ドイツ |
7 | 2017 詳細 |
スウェーデン (エステルスンド) |
23 | 中華人民共和国 |
5–2 | トルコ |
イタリア |
5–2 | ドイツ |
8 | 2018 詳細 |
フィンランド (ロホヤ) |
23 | 中華人民共和国 |
5–4 | ロシア |
ドイツ |
6–4 | スペイン |
9 | 2019 (1月) 詳細 |
フィンランド (ロホヤ) |
25 | ニュージーランド |
8–4 | イタリア |
中華人民共和国 |
6–4 | 韓国 |
10 | 2019 (12月) 詳細 |
フィンランド (ロホヤ) |
24 | スウェーデン |
6–5 | イタリア |
ドイツ |
5–4 | フランス |
— | 2021 詳細 |
— | — | 新型コロナウイルス感染症の流行のため中止[3] | |||||
11 | 2022 (1月) 詳細 |
フィンランド (ロホヤ) |
19 | 新型コロナウイルス感染症の流行のため、大会途中で中止となった[4]。 | |||||
12 | 2022 (12月) 詳細 |
フィンランド (ロホヤ) |
21[注釈 2] | 中華人民共和国 |
7–2 | イタリア |
トルコ |
6–5 | スウェーデン |
女子
[編集]※ 数:本戦の参加チーム数。
回 | 開催年 | 開催地 | 数 | 決勝戦 | 3位決定戦 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
優勝 | スコア | 準優勝 | 3位 | スコア | 4位 | ||||
1 | 1999 詳細 |
ドイツ (ハンブルク) |
7 | ドイツ |
n/a | ロシア |
デンマーク |
n/a | イタリア |
2 | 2001 詳細 |
デンマーク (トーンビュー) |
5 | ドイツ |
n/a | デンマーク |
イタリア |
n/a | チェコ |
3 | 2002 詳細 |
ドイツ (ヒューゲルスハイム) |
7 | ドイツ |
n/a | イタリア |
デンマーク |
n/a | チェコ |
4 | 2003 詳細 |
デンマーク (トーンビュー) |
7 | ロシア |
n/a | ノルウェー |
デンマーク |
n/a | フランス |
5 | 2004 詳細 |
デンマーク (トーンビュー) |
9 | デンマーク |
n/a | ロシア |
チェコ |
n/a | 韓国 |
— | 2005 –2015 |
— | — | 無開催[注釈 1] | |||||
6 | 2016 詳細 |
フィンランド (ロホヤ) |
21 | ロシア |
6–3 | 日本 |
ハンガリー |
9–2 | エストニア |
7 | 2017 詳細 |
スウェーデン (エステルスンド) |
21 | スコットランド |
7–4 | トルコ |
日本 |
6–3 | 中華人民共和国 |
8 | 2018 詳細 |
フィンランド (ロホヤ) |
22 | 中華人民共和国 |
4–2 | トルコ |
ノルウェー |
5–4 | ニュージーランド |
9 | 2019 (1月) 詳細 |
フィンランド (ロホヤ) |
21 | スコットランド |
5–3 | ロシア |
日本 |
6–5 | ハンガリー |
10 | 2019 (12月) 詳細 |
フィンランド (ロホヤ) |
19 | 日本 |
7–1 | ラトビア |
デンマーク |
8–2 | ハンガリー |
— | 2021 詳細 |
新型コロナウイルス感染症の流行のため中止[3] | |||||||
11 | 2022 (1月) 詳細 |
フィンランド (ロホヤ) |
18 | 新型コロナウイルス感染症の流行のため中止[4] | |||||
12 | 2022 (12月) 詳細 |
フィンランド (ロホヤ) |
24[注釈 3] | カナダ |
5–4 | スコットランド |
韓国 |
11–10 | トルコ |
メダル獲得数
[編集]2016年から2019年12月大会の終了時点までのメダル獲得数。
男子
[編集]順 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 中国 | 2 | 0 | 1 | 3 |
2 | ロシア | 1 | 1 | 0 | 2 |
3 | ニュージーランド | 1 | 0 | 0 | 1 |
スウェーデン | 1 | 0 | 0 | 1 | |
5 | イタリア | 0 | 2 | 1 | 3 |
6 | デンマーク | 0 | 1 | 0 | 1 |
トルコ | 0 | 1 | 0 | 1 | |
8 | ドイツ | 0 | 0 | 2 | 2 |
韓国 | 0 | 0 | 1 | 1 | |
合計 | 5 | 5 | 5 | 15 |
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ a b ヨーロッパジュニアカーリングチャレンジとパシフィックアジアジュニアカーリング選手権が実施された。
- ^ 当初は22カ国が参加する予定であったが、ケニアが参加を取りやめたため21か国で開催された[5]。
- ^ 当初は25か国が出場する予定であったが、ケニアが棄権したため24か国の参加となった[6]。
出典
[編集]- ^ “World Junior "B" Curling Championships”. World Curling Federation Results Database. 2022年1月10日閲覧。
- ^ “Lohja, Finland to host two World Curling Championship qualification events”. World Curling Federation (December 10, 2014). 2016年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。February 9, 2019閲覧。
- ^ a b “Five 2020–2021 season world qualification events cancelled” (英語). 世界カーリング連盟 (2020年9月1日). 2020年9月1日閲覧。
- ^ a b “World Junior-B Curling Championships 2022 cancelled due to COVID-19 outbreak” (英語). 世界カーリング連盟 (2022年1月6日). 2022年1月8日閲覧。
- ^ “Kenya Curling Federation junior men’s team will not compete at the WJBCC 2022-2023” (英語). 世界カーリング連盟 (2022年12月9日). 2022年12月26日閲覧。
- ^ “Kenya junior women withdraw from World Junior-B Curling Championship” (英語). 世界カーリング連盟 (2022年12月13日). 2022年12月26日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- World Curling Federation - 世界カーリング連盟
- World Junior "B" Curling Championships - 世界カーリング連盟データベース