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世界ジュニアヘビー級王座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
世界ジュニアヘビー級王座
詳細
現王者 "ミスター斉藤"土井成樹
獲得日 2024年7月13日
管理団体 全日本プロレス
創立 1986年7月31日
統計
最多保持者 渕正信
(5回)
初代王者 ヒロ斎藤
(1986年7月31日)
最長保持者 渕正信
(1309日)
最短所持者 仲野信市
(4日)
最年長 タイガーマスク(4代目)
(51歳7か月)
最年少 中嶋勝彦
(18歳11か月)

世界ジュニアヘビー級王座(せかいジュニアヘビーきゅうおうざ)は、全日本プロレスが管理、PWFが認定している王座。

歴史

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タイガーマスク(2代目)が返上したNWAインターナショナル・ジュニアヘビー級王座の後継として創設。1986年7月31日、トーナメント決勝でブラッド・アームストロングを破ったヒロ斎藤が初代王者となった。

なお、名称が類似するNWA世界ジュニアヘビー級王座とは直接の関係はない。

また、全日本プロレスが管理、PWFが認定しているPWF世界ヘビー級王座PWF世界タッグ王座があったが、当王座をPWF世界ジュニアヘビー級王座と呼ぶことはない。

体重制限は105kg(231.5lb)であり、他団体のジュニアヘビー級王座に比べ体重制限が緩く、ヘビー級戦線で活躍する選手が王座に挑戦することがある。

2017年、ベルトの老朽化に伴い、新ベルトを作製。8月27日の両国国技館興行におけるタイトルマッチより、新ベルトが贈呈された[1]

2019年6月3日、第51代王者の青木篤志がタイトルを保持したまま事故のため死去。団体は王座防衛期限である半年間(同年11月20日まで)、青木を王者と認定しその間は選手権試合を行わない意向を示した[2]。同年11月21日から王座決定トーナメントを開催し[3]、決勝戦である2020年1月3日にて横須賀ススムが新王者となり、ベルトも新調される。

歴代王者

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歴代 王者 戴冠回数 防衛回数 日付 場所
初代 ヒロ斎藤 1 3 1986年7月31日 両国国技館
第2代 小林邦昭 1 1 1986年11月23日 後楽園ホール
第3代 渕正信 1 7 1987年1月3日 後楽園ホール
第4代 ジョー・マレンコ 1 0 1989年1月20日 福岡国際センター
第5代 マイティ井上 1 2 1989年1月25日 大阪府立体育会館
第6代 渕正信 2 1 1989年3月8日 日本武道館
第7代 仲野信市 1 0 1989年4月16日 後楽園ホール
第8代 百田光雄 1 2 1989年4月20日 大阪府立体育会館
第9代 ジョー・マレンコ 2 2 1989年7月1日 大宮市民体育館
第10代 渕正信 3 14 1989年10月20日 愛知県体育館
第11代 ダニー・クロファット 1 0 1993年5月21日 札幌中島スポーツセンター
第12代 渕正信 4 2 1993年8月23日 静岡産業館
第13代 ダニー・クロファット 2 5 1994年7月12日 鹿児島アリーナ
第14代 小川良成 1 4 1995年9月10日 日本武道館
第15代 渕正信 5 0 1996年6月30日 後楽園ホール
第16代 菊地毅 1 2 1996年7月24日 日本武道館
第17代 小川良成 2 1 1997年1月15日 後楽園ホール
第18代 マウナケア・モスマン 1 3 1997年8月22日 後楽園ホール
第19代 小川良成 3 5 1998年7月19日 新潟市体育館
第20代 ケンドー・カシン 1 8 2002年4月13日[注釈 1] 日本武道館
第21代 カズ・ハヤシ 1 6 2004年2月22日 日本武道館
第22代 TAKAみちのく 1 12 2005年1月10日 後楽園ホール
第23代 近藤修司 1 5 2005年10月22日 後楽園ホール
第24代 中嶋勝彦 1 3 2007年2月17日 両国国技館
第25代 シルバー・キング 1 0 2008年3月1日 両国国技館
第26代 土方隆司 1 3 2008年4月29日 愛知県体育館
第27代 丸藤正道 1 4 2008年9月28日 横浜文化体育館
第28代 カズ・ハヤシ 2 17 2009年2月6日 後楽園ホール
第29代 1 1 2011年1月2日 後楽園ホール
第30代 KAI 1 2 2011年6月19日 両国国技館
第31代 ケニー・オメガ 1 5 2011年10月23日 両国国技館
第32代 KAI 2 0 2012年5月27日 後楽園ホール
第33代 大和ヒロシ 1 5 2012年8月12日 後楽園ホール
第34代 近藤修司 2 0 2013年1月2日 後楽園ホール
第35代 金丸義信 1 7 2013年2月23日 後楽園ホール
第36代 ウルティモ・ドラゴン 1 2 2013年12月15日 後楽園ホール
第37代 青木篤志 1 5 2014年5月29日 後楽園ホール
第38代 鈴木鼓太郎 1 6 2015年3月27日 後楽園ホール
第39代 青木篤志 2 3 2016年2月21日 大阪府立体育会館第2競技場
第40代 佐藤光留 1 1 2016年6月19日 東京ドームホテル札幌ピアリッジホール
第41代 高尾蒼馬 1 1 2016年8月28日 両国国技館
第42代 石井慧介 1 3 2016年11月27日 両国国技館
第43代 佐藤光留 2 4 2017年4月28日 卸センターオレンジホール
第44代 TAJIRI 1 0 2017年7月30日 大阪府立体育会館第2競技場
第45代 ウルティモ・ドラゴン 2 1 2017年8月27日 両国国技館
第46代 TAJIRI 2 3 2017年10月21日 横浜文化体育館
第47代 青木篤志 3 4 2018年2月3日 横浜文化体育館
第48代 岩本煌史 1 0 2018年8月26日 キッコーマンアリーナ
第49代 近藤修司 3 1 2018年9月22日 博多スターレーン
第50代 岩本煌史 2 2 2018年11月29日 名古屋国際会議場イベントホール
第51代 青木篤志 4 0 2019年5月20日 後楽園ホール
第52代 横須賀ススム 1 5 2020年1月3日 後楽園ホール
第53代 岩本煌史 3 4 2020年7月25日 後楽園ホール
第54代 CIMA 1 2 2021年2月20日 名古屋国際会議場イベントホール
第55代 岩本煌史 4 0 2021年6月9日 後楽園ホール
第56代 フランシスコ・アキラ 1 0 2021年6月26日 大田区総合体育館
第57代 SUGI 1 2 2021年7月22日 後楽園ホール
第58代 イザナギ 1 0 2021年10月16日 大田区総合体育館
第59代 スペル・クレイジー 1 0 2021年12月16日 後楽園ホール
第60代 SUGI 2 2 2022年1月3日 後楽園ホール
第61代 佐藤光留 3 3 2022年2月23日 後楽園ホール
第62代 タイガーマスク(4代目) 1 3 2022年6月19日 大田区総合体育館
第63代 青柳亮生 1 5 2022年9月18日 日本武道館
第64代 土井成樹 1 2 2023年2月19日 後楽園ホール
第65代 青柳亮生 2 1 2023年5月29日 後楽園ホール
第66代 エル・リンダマン 1 4 2023年7月2日 後楽園ホール
第67代 田村男児 1 3 2023年12月31日 国立代々木競技場第二体育館
第68代 ライジングHAYATO 1 3 2024年3月9日 後楽園ホール
第69代 "ミスター斉藤"土井成樹 2 4 2024年7月13日 大阪府立体育会館第2競技場

主な記録

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  • 最多戴冠記録:5回
    渕正信(第3・6・10・12・15代)
  • 最多連続防衛:17回
    カズ・ハヤシ(第28代)
  • 最多通算防衛:24回
    渕正信
  • 最長保持期間:1309日
    渕正信(第10代)
  • デビュー最短戴冠記録:2年9ヶ月
    マウナケア・モスマン(第18代)
  • デビュー最長戴冠記録:33年10ヶ月
    スペル・クレイジー(第59代)
  • 最年少戴冠記録:18歳11ヶ月
    中嶋勝彦(第24代)
  • 最年長戴冠記録:51歳7ヶ月
    タイガーマスク(4代目)(第62代)

脚注

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注釈

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  1. ^ 前王者の小川が2000年6月に全日本プロレスを退団した事で空位となっていたが、ジュニアヘビー級の人員が足りなかった事もあり、王者交代から4年、空位解消までに2年弱の歳月を要した。

出典

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  1. ^ 世界ジュニアヘビー級チャンピオンベルトが老朽化に伴い新チャンピオンベルトが完成!”. 全日本プロレス公式サイト (2017年8月26日). 2017年8月28日閲覧。
  2. ^ 6/11【全日本】秋山社長が発表 8・11後楽園が『青木篤志追悼大会』に、世界ジュニア王座は防衛期限…”. プロレス格闘技DX (2019年6月11日). 2019年6月11日閲覧。
  3. ^ 世界ジュニアヘビー級王座決定トーナメント開催決定及び1回戦決定のお知らせ! オールジャパン・プロレスリング株式会社 2019年10月25日

外部リンク

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