中井遼
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中井遼(なかい りょう 1983年- )は、日本の政治学者。専門は比較政治学、とくにバルト諸国の政治、ナショナリズム研究。東京大学先端科学技術研究センター教授[1]。日本比較政治学会理事。
人物・来歴
[編集]1983年、兵庫県出石町(現・豊岡市)出身、北海道育ち[2]。 2006年立教大学法学部政治学科卒業。2012年早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了[1]。
2012年、論文 National Government Versus Ethnic Minority: Ethnopolitics and Party Systems in New Europe, にて早稲田大学より博士(政治学)の学位を取得[3]。 外務省国際情報統括官組織第四国際情報官室専門分析員、早稲田大学政治経済学術院助手、立教大学法学部助教などを経て、2016年より北九州市立大学法学部政策科学科准教授。2024年から現職。
2021年『欧州の排外主義とナショナリズム:調査から見る世論の本質』で第43回サントリー学芸賞(政治・経済部門)受賞[4]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『デモクラシーと民族問題:中東欧・バルト諸国の比較政治分析』勁草書房、2015年。ISBN 978-4-326-30239-0
- 『欧州の排外主義とナショナリズム:調査から見る世論の本質』新泉社、2021年。ISBN 978-4-7877-2102-0
- 『ナショナリズムと政治意識:「右」「左」の思い込みを解く』光文社新書、2024年。ISBN 978-4-334-10323-1
翻訳
[編集]- エリカ・フランツ『権威主義:独裁政治の歴史と変貌』(上谷直克・今井宏平共訳)白水社、2021年。ISBN 978-4-560-09821-9