コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

陸上自衛隊中央管制気象隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中央管制気象隊から転送)
陸上自衛隊中央管制気象隊
創設 1968年(昭和43年)3月1日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 陸上自衛隊
部隊編制単位
兵科 航空科
兵種/任務 航空交通管制天気予報
所在地 東京都 新宿区
編成地 檜町
上級単位 防衛大臣直轄
担当地域 日本全国
テンプレートを表示

中央管制気象隊(ちゅうおうかんせいきしょうたい、JGSDF Central Air Traffic Control & Weather Services:C-ACWx)は、東京都新宿区市ヶ谷駐屯地に駐屯する、陸上自衛隊防衛大臣直轄部隊である。

概要

[編集]

方面管制気象隊に対する航空管制・航空気象業務の指導・統制及び陸上幕僚監部に対する気象支援を任務とするほか、防衛省庁舎A棟屋上ヘリポートの管理を担当している。隊長は、1等陸佐。

沿革

[編集]
  • 1962年(昭和37年)1月18日:通信団の隷下部隊として航空保安通信隊が編成完結[1]
  • 1968年(昭和43年)3月1日:航空保安通信隊が長官直轄部隊の中央管制気象隊に改編[2]
  • 1974年(昭和49年)8月:航空自衛隊から飛行管理業務(陸自分)を引継。
  • 1979年(昭和54年)4月:
  1. 気象中枢勤務班を航空自衛隊府中基地に新編。
  2. 副隊長職を新設。

部隊編成

[編集]
  • 陸上自衛隊中央管制気象隊本部
  • 本部班
  • 飛行管理班
  • 通信班
  • 気象班
  • 気象中枢班(航空自衛隊府中基地
  • 市ヶ谷ヘリポート運航支援班

主要幹部

[編集]
官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
中央管制気象隊長 2等陸佐 吉田智 2024年08月01日 陸上自衛隊教育訓練研究本部勤務
歴代の中央管制気象隊長
(1等陸佐)
氏名 在職期間 前職 後職
01 立薗薫 1968年03月01日 - 1972年07月16日 通信団本部付
→1969年7月1日 1等陸佐昇任
中央管制気象隊勤務
02 木幡孝夫 1972年07月17日 - 1975年07月15日 東部方面管制気象隊長
→1973年1月1日 1等陸佐昇任
陸上幕僚監部総務課勤務
03 甲斐久司 1975年07月16日 - 1978年07月31日 東部方面管制気象隊長
→1976年1月1日 1等陸佐昇任
東部方面総監部勤務
04 緑川四郎 1978年08月01日 - 1980年03月16日 中央管制気象隊勤務 西部方面航空隊副隊長
05 有馬峯和 1980年03月17日 - 1983年03月15日 陸上自衛隊航空学校総務部長 西部方面総監部総務部総務課長
06 木林宗治 1983年03月16日 - 1985年08月07日 第1ヘリコプター団本部勤務
→1983年4月1日 1等陸佐昇任
中部方面航空隊副隊長
07 藤本忠男 1985年08月08日 - 1986年07月31日 第2ヘリコプター隊長 東部方面総監部勤務
08 新島章一 1986年08月01日 - 1988年03月15日 陸上自衛隊航空学校霞ヶ浦分校
総務課長
東北方面航空隊
霞目駐屯地司令
09 四宮勝 1988年03月16日 - 1989年07月31日 陸上自衛隊航空学校霞ヶ浦分校
総務課長
東部方面総監部勤務
10 河田達郎 1989年08月01日 - 1990年07月31日 第2ヘリコプター隊長 東部方面総監部勤務
11 竹内武司 1990年08月01日 - 1993年03月23日 中央管制気象隊副隊長 東部方面総監部勤務
12 松村興延
(2等陸佐)
1993年03月24日 - 1994年03月22日 自衛隊体育学校企画室長 中央管制気象隊付
→1994年6月15日 退職(1等陸佐昇任)
13 芝本昌夫 1994年03月23日 - 1995年07月31日 東部方面航空隊副隊長 陸上自衛隊航空学校総務部長
14 岩崎重雄 1995年08月01日 - 1997年07月31日 陸上自衛隊航空学校霞ヶ浦分校
教育課長
陸上自衛隊航空学校(霞ヶ浦)勤務
15 岡村壽久
(2等陸佐)
1997年08月01日 - 1999年07月31日 中央管制気象隊副隊長 中央管制気象隊付
→1999年11月18日 退職(1等陸佐昇任)
16 小山田隆 1999年08月01日 - 2001年03月26日 東部方面総監部調査部調査課長 情報本部
17 前田絹代 2001年03月27日 - 2003年07月31日 陸上自衛隊幹部学校 情報本部
18 河野実 2003年08月01日 - 2005年07月31日 第12ヘリコプター隊長 陸上自衛隊中央業務支援隊
19 井上和典 2005年08月01日 - 2008年07月31日 陸上自衛隊研究本部企画調整官 東部方面総監部防衛部防衛課
陸上連絡官
20 渡邉俊一 2008年08月01日 - 2010年07月31日 西部方面航空隊副隊長 板妻駐屯地業務隊
21 稲葉貞志 2010年08月01日 - 2011年06月30日 東北方面航空隊副隊長 陸上自衛隊航空学校宇都宮分校長
北宇都宮駐屯地司令
22 小森武彦 2011年07月01日 - 2013年03月31日 陸上幕僚監部装備部航空機課
航空安全班長
北部方面航空隊副隊長
23 古川昭彦 2013年04月01日 - 2015年11月30日 西部方面航空隊副隊長 東北方面航空隊副隊長
24 鈴木力 2015年12月01日 - 2017年03月22日 第12ヘリコプター隊長 第1輸送ヘリコプター群
25 安藤和幸 2017年03月23日 - 2019年03月22日 第12ヘリコプター隊長 陸上自衛隊会計監査隊副隊長
26 橋本哲彰 2019年03月23日 - 2020年03月15日 東部方面航空隊副隊長 退職
→2020年3月25日
群馬県防災航空センター安全運航管理主監[3]
27 小林貴 2020年03月16日 - 2021年12月21日 東北方面総監部人事部人事課長 東部方面ヘリコプター隊長
28 泉善之 2021年12月22日 - 2024年07月31日 東部方面航空隊副隊長 第4師団司令部付
29 吉田智
(2等陸佐)
2024年08月01日 - 陸上自衛隊教育訓練研究本部勤務

脚注

[編集]
  1. ^ 朝雲新聞社編集局 監修・陸上幕僚監部『陸上自衛隊20年年表』朝雲新聞社、1971年
  2. ^ 通信団25年の歩み
  3. ^ 県防災ヘリ墜落 県新設ポスト、安全運航管理主監に橋本氏が着任 /群馬”. 毎日新聞 (2020年3月26日). 2021年1月15日閲覧。

出典

[編集]

防衛省人事発令”. 2015年12月1日閲覧。

関連項目

[編集]