中屋敷法仁
中屋敷 法仁 | |
---|---|
プロフィール | |
誕生日 | 1984年4月4日(40歳)[1] |
出身地 | 日本 青森県十和田市 |
血液型 | B型 |
主な作品 | |
舞台 | 『恋人としては無理』『悪趣味』『露出狂』『無差別』等、柿喰う客の作品 |
受賞 | |
佐藤佐吉演劇祭【最優秀作品賞】【こりっち賞】【シアターガイド賞】等 |
中屋敷 法仁(なかやしき のりひと、1984年4月4日 - )は、日本の演出家、脚本家、俳優。劇団「柿喰う客」代表。ゴーチ・ブラザーズ所属。
青森県十和田市出身。桜美林大学文学部総合文化学科演劇コース卒業[2]。
人物・来歴
[編集]青森県立三本木高等学校時代から青森県の劇作家・畑澤聖悟に師事。高校3年時に「贋作マクベス」にて第49回全国高等学校演劇大会・最優秀創作脚本賞受賞[3]。
その後、青山学院大学に入学。
青山学院大学2年時に「柿喰う客」を旗揚げし[4]、全作品の脚本・演出を手がける。その後、桜美林大学で平田オリザのもとで学ぶ。
2013年に『無差別』で第57回岸田國士戯曲賞候補。2014年より日本劇団協議会・「日本の劇」戯曲賞の最終選考委員を務める。
2004年から2014年、20代の時マラソン出場を試みるも、断念。
2020年、コロナ禍により、自身の演出による熱海殺人事件が公演中止。自粛期間中に、野田彩子作の演劇漫画「ダブル」と出会う。
2023年4月、紀伊國屋劇場にて、舞台「 ダブル」の演出を担当。 近年では、サンリオピューロランドのショー演出を担当するなど、その活動を広げている。
2023年10月に水戸マラソン参加。 2023年、図書館でも買える戯曲、シェイクスピア全集と、アーサー・ミラー全集を購入。
いつか、自分自身の戯曲集を出すのが夢。 (2023年2月14日中屋敷法仁公式Xスペース発言より引用)
舞台装置には極力頼らず、その分役者を引き立たせる衣装[5]や照明、音楽には強いこだわりを見せるのが特徴。
劇作家としては珍しく、ウェブ上で自分の作品を全編無料で公開しているのが特徴。
次世代の育成に積極的であり、特に、自身と関わりの深い、高校演劇に協力する姿勢をつらぬいており、高校生向けの演劇ワークショップを地方にて定期的に開催。 演劇の楽しみを子供たちに伝えるため、自身の劇団を率いて、地方にて、児童演劇の旅公演をおこなっている。
演出時の特徴として、ぬいぐるみを持ちながら演出する、と言う個性を持つ。 ピンクのぬいぐるみがお気に入りらしく、ピンクパンサーのぬいぐるみを高校生時代から愛用。 近年では、ヤドンのぬいぐるみを用いることもあるとの証言あり。
親族
[編集]脚本・演出・監督作
[編集]舞台
[編集]- 2004年 - 劇団「柿喰う客」全作品の脚本・構成・演出
外部作品
2003年
- 2003年 - 『贋作マクベス』脚本(※晩成書房「高校演劇Selection(2004上)」収録)
2008年
- 2008年 - 『あなたと私のやわらかな棘』演出
- 2008年 - 4×1h project『ひとさまにみせるもんじゃない』脚本
- 2008年5月 - 吉本興業・神保町花月『かあちゃん、スターになったよ』演出[9]
2009年
- 2009年1月 - 吉本興業・神保町花月『ほらね。〜彼女が使う魔法のコトバ〜』演出[10]
- 2009年 - 学習院女子大学舞台芸術部『闇の光』演出
- 2009年8月 - 吉本興業・神保町花月『限りなく灰色に近い光』演出[10]
- 2009年 - キレなかった14才♡りたーんず[11]『学芸会レーベル』作・演出
- 2009年 - 4×1h project 『月並なはなし』演出
2010年
- 2010年 - 王子小劇場地域発信プロジェクト『ダミーサークル』作・演出
- 2010年 - 日本語を読む『老花夜想』(作/太田省吾)演出
2011年
- 2011年 - 北京蝶々『パラリンピックレコード』(作/大塩哲史)演出
- 2011年 - 『戯伝写楽-その男、十郎兵衛-』シーラカンスプロデュース(作/中島かずき)演出
- 2011年 - 劇団うりんこ『アセリ教育』(演出/柴幸男)脚本
2012年
2013年
- 2013年1月 - ミュージカル『100万回生きたねこ』(演出/インバル・ピント、アブシャロム・ポラック)- 演出補・脚本(ほか2名との共作)
- 2013年1月 - 一人妄想ミュージカル『自決女』[14]- 作・歌詞・演出
- 2013年1月 - 『飛龍伝』(脚本/つかこうへい)- 演出[15][16][17]
- 2013年4月 - 『チョンガンネ〜おいしい人生お届けします〜』- 演出・訳詞・上演台本[18] [19]
- 2013年5月 - 『アトミック☆ストーム 明るい僕らの未来編』(脚本/佃典彦)- 演出[20]
- 2013年7月 - ENBUフェスタ2013中屋敷クラス卒業公演「昼下りの岸田」~「紙風船」「驟雨」「葉桜」「ぶらんこ」より~(脚本/岸田國士)- 構成・演出
- 2013年7月 - 戯曲リーディング『誤解』『正義の人びと』(原作/アルベール・カミュ)- 演出
2014年
- 2014年3月 - 演劇のミナト新潟演劇祭プロデュース公演『恋する世阿弥』 - 作・演出
- 2014年8月 -『一万年後も君は世界でいちばん美しい』(原作/三島由紀夫著『卒塔婆小町』)- 演出
2015年
- 2015年10月-11月 - 「朝彦と夜彦 1987」 - 演出[21]
- 2015年11-12月 - ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』 - 脚本[22]
2016年
- 2016年4月 - 舞台『黒子のバスケ』 - 脚本・演出[23]
- 2016年4-5月 - ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』”頂の景色” - 脚本
- 2016年7月 - 朗読劇『僕とあいつの関ヶ原』『俺とおまえの夏の陣』-演出[24]
2017年
- 2017年2月 - Dステ20th『柔道少年』 - 演出・上演台本[25]
- 2017年3月 - 日本の演劇人を育てるプロジェクト 「『日本の劇』戯曲賞2015『檸檬の島』」 - 演出[26]
- 2017年3月 - リーディングドラマ「ぼくらが非情の大河をくだる時-新宿薔薇戦争-」- 演出[27]
- 2017年3月-5月 - ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』"勝者と敗者" - 脚本[28]
- 2017年4月-5月 - 舞台『サクラパパオー』 - 演出[29]
- 2017年6月-7月 - 舞台『黒子のバスケ』OVER-DRIVE - 演出[30]
- 2017年12月-2018年2月 - 舞台「文豪ストレイドッグス」 - 演出[31]
2018年
- 2018年4月-5月 - 舞台『黒子のバスケ』IGNITE-ZONE - 演出[32]
- 2018年7月 - 「半神」 - 演出[33]
- 2018年9月-10月 - 舞台「文豪ストレイドッグス 黒の時代」 - 演出[34]
2019年
- 2019年3月-4月 - ミュージカル「ふたり阿国」 - 脚本[35]
- 2019年4月-5月 - 舞台『黒子のバスケ』ULTIMATE-BLAZE - 演出[36]
- 2019年6月-7月 - 舞台「文豪ストレイドッグス 三社鼎立」 - 演出[37]
- 2019年7月 - 舞台『奇子』 - 脚本・演出[38]
- 2019年8月 - 朗読劇「朝彦と夜彦 1987」 - 演出[39]
- 2019年10月-11月 - 劇団4ドル50セント オムニバス公演 - 演出[40]
- 2019年12月 - 洗足学園音楽大学オリジナル 邦楽ミュージカル 第3弾「『三人娘☆恋仇討』時は幕末!ええじゃないか!恋の仇討ち、坂本龍馬をやっつけろ!」 - 脚本[41]
- 2019年12月 - 脳内クラッシュ演劇『DRAMAtical Murder』 - 演出[42]
2020年
- 2020年2月 - 「酔鯨云々」 - 演出[43]
- 2020年3月 - 「つかこうへい演劇祭 ―没後10年に祈る― 第二弾『改竄・熱海殺人事件』」 - 演出[44]
- 2020年4月 - 舞台「タンブリング」 - 演出[45]※新型コロナウイルス感染拡大に伴い公演中止
- 2020年6月 - 劇団4ドル50セント OPENREC.tv公演「ときめきラビリンス」配信 - 脚本・演出[46]
- 2020年7月 - 「ひとりしばい」vol.4 橋本祥平『いまさらキスシーン』 - 脚本・演出[47]
- 2020年7月‐8月 - パルコ・プロデュース 舞台「トムとディックとハリー」 - 演出[48]
- 2020年9月 - 舞台「文豪ストレイドッグス 序」探偵社設立秘話・太宰治の入社試験 - 脚本・演出[49]
- 2020年9月‐10月 - shared TRUMPシリーズ 音楽朗読劇「黒世界 〜リリーの永遠記憶探訪記、或いは、終わりなき繭期にまつわる寥々たる考察について〜」「雨下の章」 - 脚本[50]
- 2020年10月 - 「ガラスの部屋のミューズ」 - 演出[51]
- 2020年11月 - うち劇「フランダースの負け犬」 - 脚本・演出[52]
- 2020年12月 - 朗読劇「朝彦と夜彦 1987」 - 演出[53]
2021年
- 2021年3月 - THERMOS Presents 生朗読劇「夢中さ、きみに。」 - 脚本・演出[54]
- 2021年4月 - 舞台「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」 - 演出[55]
- 2021年6月 - 舞台「タンブリング」 - 演出[56]
- 2021年6月 - 「『改竄・熱海殺人事件』モンテカルロ・イリュージョン〜復讐のアバンチュール〜」 - 演出[57]
- 2021年8月 - 「フォーティンブラス」 - 演出[58]
- 2021年9月 - 朗読舞踊劇 Tales of Love「お七-最初で最後の恋-」 - 演出[59]
- 2021年10月 - 洗足学園音楽大学ミュージカルコース本公演「COMPANY」 - 演出[60]
- 2021年10月 - 舞台「文豪ストレイドッグス 太宰、中也、十五歳」 - 脚本・演出[61]
- 2021年11月 - 洗足学園音楽大学邦楽ミュージカル「恋娘近松合戦!」 - 脚本[62]
- 2021年11月 - 12月 - 舞台『ワールドトリガー the Stage』- 脚本・演出[63]
2022年
- 2022年2月 - 「高野洸 FAN MEETING 2022~on the stage~」演劇パート - 演出[64]
- 2022年3月 - 「本能バースト演劇『sweet pool』」 - 演出[65]
- 2022年5月 - 演劇ドラフトグランプリ - チーム「ID Checkers」演出[66]
- 2022年6月 - 「フォーティンブラス」 - 演出[67][68]
- 2022年6月 - 7月 - 舞台「文豪ストレイドッグス STORM BRINGER」 - 脚本・演出[69][70]
- 2022年7月 - サンリオピューロランド「Nakayoku Connect」リアルライブショー - 脚本・演出[71]
- 2022年8月 - 舞台『ワールドトリガー the Stage』大規模侵攻編 - 脚本・演出[72][73]
- 2022年9月 - 朗読劇「アルバート家の令嬢は没落をご所望です」 - 演出[74]
- 2022年9月 - 朗読舞踊劇 Tales of Love「阿国-かぶく恋、夢の果て-」 - 演出[75]
2023年
- 2023年3月 - 演劇集団円『ペリクリーズ』 - 演出[76]
- 2023年4月 - 舞台『ダブル』 - 演出[77]
- 2023年4月 - 5月「脳内クラッシュ演劇『DRAMAtical Murder』フラッシュバック」 - 演出[78]
- 2023年6月 - 舞台「文豪ストレイドッグス 共喰い」 - 脚本・演出 [79]
- 2023年6月 - 舞台『夜曲〜ノクターン〜』 - 演出[80]
- 2023年8月 - 舞台『ワールドトリガー the Stage』B級ランク戦開始編 - 脚本・演出[81]
- 2023年8月 - 演劇集団円 プラスワン企画『いまさらキスシーン』 - 脚本[82]
- 2023年11月 - ACMファミリーシアター『リトルセブンの冒険』 - 脚色・演出[83]
- 2023年12月 - 演劇ドラフトグランプリ2023 劇団『国士無双』 - 演出[84]
- 2023年12月 - 洗足学園音楽大学 創立100周年記念「Future!! 〜前田若尾物語〜」 ‐ 脚本・演出[85]
2024年
- 2024年1月 - 朗読劇「朝彦と夜彦 1987」 - 演出[86]
- 2024年2月 - 獣愛ブースト音楽劇「Lamento -BEYOND THE VOID-」 - 演出[87]
- 2024年4月‐5月 ブロードウェイミュージカル『WHERE'S CHARLEY? チャーリーはどこだ!』 - 演出[88]
- 2024年7月 - 紀伊國屋ホール60周年記念公演『熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン』- 演出[89]
- 2024年10月-11月 - 舞台『ワールドトリガー the Stage』ガロプラ迎撃編 - 脚本・演出[90]
- 2024年11月 - ACMファミリーシアター『リトルセブンの冒険』(再演) - 脚色・演出[91]
テレビ
[編集]映画
[編集]- TOKYO青春映画祭『いまさらキスシーン』 - 原作[93]
ラジオ
[編集]- NHK FMシアター「ゴリラの背中とアップルパイ」 - 脚本[94]
ゲーム
[編集]- 任天堂『超回転 寿司ストライカー The Way of Sushido』(脚本)(2018年)[95]
その他
[編集]- サンリオピューロランド「Nakayoku Connect」 - 作詞(2022年)[71]
- サンリオピューロランド「Makkuro Halloween Party」 - 作詞(2023年)[96]
出演
[編集]舞台
[編集]柿喰う客のほとんどの作品
- 柿喰う客「無差別」(2012年9月)
- 朗読劇「緋色の研究」銀河劇場(2012年9月25日)- ホームズ 役[97][98][99]
- 柿喰う客「発情ジュリアス・シーザー」青山円形劇場(2013年2月21日)- ポーシャ/ルーシリアス 役(急病人が出たための1日だけの代理出演[100])
- 戯曲リーディング『誤解』『正義の人びと』(2013年7月、シアタートラム)
- 柿喰う客『世迷言』(2014年2月1日・2日、本多劇場)(乱痴気公演のみ出演)
- 柿喰う客『天邪鬼』(2015年9月‐10月、東京、兵庫、岐阜)
- 柿喰う客『御披楽喜』(2022年9月、本多劇場)
- 柿喰う客『禁猟区』(2022年12月、本多劇場)(体調不良者が出たため複数回代理出演)[101]
- 柿喰う客『殺文句』(2024年5月24日 - 6月2日、本多劇場)[102]
テレビ
[編集]- NHK Eテレ『Rの法則』(2016年11月10日放送)
- フジテレビ『アウト×デラックス』(2022年2月3日放送)[103]
- BS11『植田鳥越 口は〇〇のもとTV Season2』(2024年7月9日放送)
ラジオ
[編集]その他
[編集]- オンライン・トークライブ『上方藝能、おもろいねんで!』第六回にゲスト出演。(2021年11月23日)[106]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “柿喰う客/中屋敷法仁 プロフィール|げきぴあ”. 2019年4月10日閲覧。
- ^ 中屋敷法仁 - 所属劇団「柿喰う客」《アーカイブ》
- ^ シアターガイド (2008年11月20日). “王子小劇場 佐藤佐吉演劇祭2008「シアターガイド賞」受賞記念/柿食う客 代表(作・演出) 中屋敷法仁 インタビュー”
- ^ 中屋敷法仁 - 所属事務所プロフィール 《アーカイブ》
- ^ 中屋敷法仁公式Twitterより(2014年2月27日0:01、2014年2月28日1:07『コス萌(1)』、2014年2月28日1:08『コス萌(2)』、2014年2月28日1:09『コス萌(3)』、 2014年2月28日1:09)
- ^ “著作一覧:天野和公 | 春秋社”. www.shunjusha.co.jp. 2022年5月2日閲覧。
- ^ “人の生と死に寄り添う“新しい宗教者”模索する若い僧侶たち 〈AERA〉”. AERA dot. (アエラドット). 2019年4月10日閲覧。
- ^ “中屋敷法仁公式Twitter”. 2019年4月11日閲覧。
- ^ “神保町花月 公演内容 2008年”. 吉本興業株式会社. 2022年5月2日閲覧。
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- ^ シアターガイド (2009年6月10日). “6人の演出家による連続上演「キレなかった14才りたーんず」特集”
- ^ パルコ劇場 - 露出狂
- ^ “オール男子キャストで上演するスポ魂活劇『露出狂』を引っ提げ、柿喰う客・中屋敷法仁がパルコ劇場に堂々初登場![インタビュー”]. e+(イープラス)Theatrix!. (2012年5月28日)
- ^ テラリスト - 一人妄想ミュージカル 自決女
- ^ “GORCH BROTHERS PRESENTS 『飛龍伝』。主演・玉置玲央と演出・中屋敷法仁へインタビュー!”. e+(イープラス)Theatrix!. (2012年12月19日)
- ^ “せりふや美学だけが残ってもいい つかこうへい作品を語る 岡村俊一×横内謙介×中屋敷法仁”. msn - 産経ニュース. (2013年1月21日)
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- ^ “中屋敷法仁を演出に迎え、ミュージカルに初挑戦 Dステ13th『チョンガンネ〜おいしい人生お届けします〜』が開幕”. シアターガイド. (2013年4月26日)
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外部リンク
[編集]- 柿喰う客公式サイト
- 所属事務所によるプロフィール
- 中屋敷法仁 (@nkyshk) - X(旧Twitter)