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中日本マルチメディア放送

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中日本マルチメディア放送株式会社
TRANSJAPAN
名古屋通信ビル
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
460-0012
愛知県名古屋市中区千代田2-15-18
名古屋通信ビル内
設立 2009年10月7日
業種 情報・通信業
法人番号 1180001072268
事業内容 移動受信用地上基幹放送の番組編成
代表者 代表清算人 加藤 義智
資本金 4億2276万円(資本準備金を含む)
決算期 3月31日
特記事項:上記は解散時の情報
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中日本マルチメディア放送株式会社(なかにほんマルチメディアほうそう)は、かつて存在した移動受信用地上基幹放送認定基幹放送事業者である。

概要

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地上アナログテレビ放送停波後のVHF-Low帯(90-108MHz)を利用するマルチメディア放送i-dioの認定基幹放送事業者である。

i-dioは6広域圏北海道の7放送対象地域でのマルチメディア放送を企図したもので、東海・北陸広域圏番組編成を担当するものとして設立された。 主要株主は、i-dioの統括会社である株式会社ジャパンマルチメディア放送(旧称・BIC株式会社)、ジャパンエフエムネットワークエフエム愛知

2016年(平成28年)に名古屋局と静岡局が、2017年(平成29年)に浜松局が開局。 愛知県三重県静岡県の各一部で放送を開始した。 静岡局は焼津市が導入した災害情報伝達システムV-ALERT[1]対応局[2]であった。

しかし2019年(令和元年)にi-dioは業績不振であることが、エフエム東京TOKYO SMARTCASTに対する不正な株取引に端を発した粉飾決算により表面化し、中日本マルチメディア放送も赤字が累積。エフエム東京はi-dioの事業継続を断念した。

詳細はエフエム東京#不正会計問題を参照

2020年(令和2年)に放送を終了し静岡局のV-ALERT業務のみ継続していたが、2021年(令和3年)にこれも終了し解散した。

事業収支

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決算公告[3]から抜粋。

事業収支
年度 資産 負債 資本金 資本準備金 利益剰余金 出典
平成27年度 416,349,804 1,094,205 222,180,000 200,580,000 -7,504,401 2016年3月期貸借対象表[4]
平成28年度 551,103,446 190,369,122 222,180,000 200,580,000 -62,025,676 2017年3月期貸借対象表[5]
平成29年度 447,586,492 158,859,812 222,180,000 200,580,000 -134,033,020 2018年3月期貸借対象表[6]
平成30年度 358,615,097 146,596,055 222,180,000 200,580,000 -210,740,858 2019年3月期貸借対象表[7]
令和元年度 122,164,307 10,034,398 222,180,000 200,580,000 -310,630,091 2020年3月期貸借対象表[8]
令和2年度 107,745,868 964,580 222,180,000 200,580,000 -315,978,712 2021年3月期貸借対象表[9]
単位は円

沿革

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2009年(平成21年)

  • 10月7日 - 中日本マルチメディア放送株式会社設立[10]

2016年(平成28年)

2017年(平成29年)

  • 3月17日 - 浜松局開局[14]

2019年(令和元年)

  • 12月25日 - ジャパンマルチメディア放送および他の認定基幹放送事業者5社と共に2020年3月31日をもってi-dioを終了[15]、但しV-ALERTは継続[16]と発表

2020年(令和2年)

  • 3月31日 - 正午に放送終了[17]
    • 名古屋局・浜松局廃局[18]

2021年(令和3年)

脚注

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  1. ^ V-ALERT(i-dio) - ウェイバックマシン(2017年3月30日アーカイブ分)
  2. ^ 静岡県焼津市(i-dio -V-ALERT導入事例) - ウェイバックマシン(2020年3月1日アーカイブ分)
  3. ^ 決算公告(中日本マルチメディア放送 - 会社概要) - ウェイバックマシン(2021年7月13日アーカイブ分)
  4. ^ 2016年3月期貸借対象表(中日本マルチメディア放送 - 決算公告 平成28年3月31日現在) - ウェイバックマシン(2020年2月5日アーカイブ分)
  5. ^ 2017年3月期貸借対象表(中日本マルチメディア放送 - 決算公告 平成29年3月31日現在) - ウェイバックマシン(2020年2月5日アーカイブ分)
  6. ^ 2018年3月期貸借対象表(中日本マルチメディア放送 - 決算公告 平成30年3月31日現在) - ウェイバックマシン(2020年2月5日アーカイブ分)
  7. ^ 2019年3月期貸借対象表(中日本マルチメディア放送 - 決算公告 平成31年3月31日現在) - ウェイバックマシン(2020年2月5日アーカイブ分)
  8. ^ 2020年3月期貸借対象表(中日本マルチメディア放送 - 決算公告 2020年3月31日現在) - ウェイバックマシン(2020年7月28日アーカイブ分)
  9. ^ 2021年3月期貸借対象表(中日本マルチメディア放送 - 決算公告 2021年3月31日現在) - ウェイバックマシン(2021年7月13日アーカイブ分)
  10. ^ マルチメディア放送株式会社について(V-Lowマルチメディア放送) - ウェイバックマシン(2013年7月7日アーカイブ分)
  11. ^ 東海エリアにおけるV-Lowマルチメディア放送に免許(V-Low名古屋)本年夏の放送開始を予定(東海総合通信局 報道資料 平成28年6月24日)(2016年7月3日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
  12. ^ 7月1日グランドオープン! 東海地区に放送エリア拡大(エフエム東京 2016年6月24日 ) - ウェイバックマシン(2016年7月5日アーカイブ分)
  13. ^ 新放送サービス「i-dio(アイディオ)」 静岡局10月14日、運用開始(i-dio - NEWS 2016年10月14日) - ウェイバックマシン(2016年10月18日アーカイブ分)
  14. ^ 新放送サービス「i-dio(アイディオ)」 浜松局3月17日、運用開始(i-dio - NEWS 2016年10月14日) - ウェイバックマシン(2020年1月25日アーカイブ分)
  15. ^ i-dio 放送終了のお知らせ(i-dio - NEWS 2019年12月25日) - ウェイバックマシン(2019年12月25日アーカイブ分)
  16. ^ i-dio 放送チャンネル終了のお知らせ(i-dio - NEWS 2019年12月25日 ) - ウェイバックマシン(2020年1月5日アーカイブ分)
  17. ^ 中日本マルチメディア放送 - NEWS - ウェイバックマシン(2020年3月31日アーカイブ分)
  18. ^ a b 廃局についてはVIP#沿革参照
  19. ^ 解散公告(官報令和3年5月24日号外第113号72頁)
  20. ^ 中日本マルチメディア放送株式会社の情報(法人番号公表サイト)

外部リンク

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