中村一策
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中村 一策(なかむら いっさく、1900年(明治33年)10月30日 - 1966年(昭和41年)12月22日)は、日本の銀行家。日本勧業銀行頭取、第21代全国銀行協会会長。特殊銀行から普通銀行に転換する時期に積極的な経営を展開し、預金の吸収に力を入れて業績を伸ばし、「預金の神様」と言われた。また、金融界に対しては利子課税、融資ルールなどの問題に対処して功績があった。
経歴
[編集]- 1900年 - 長野県東筑摩郡朝日村に中村愛治の長男として生まれる。旧制松本中学(長野県松本深志高等学校)卒業。
- 1925年 - 慶應義塾大学経済学部卒業。
- 同年 - 特殊銀行日本勧業銀行入行。
- 1961年 - 常務取締役、副頭取を歴任。頭取就任。
- 1964年 - 全国銀行協会連合会会長就任。
- 1966年 - 頭取在任のまま66歳で没。従四位勲二等瑞宝章。墓所は高野山東京別院。
出典
[編集]- 「中村頭取追悼集」日本勧業銀行、1967年
- 田島清 編『信州人物誌』1969年
- 『長野県歴史人物大事典』 郷土出版社、1989年