中村哲 (経済学者)
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人物情報 | |
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生誕 |
1931年5月17日(93歳) 日本愛知県岡崎市 |
出身校 | 京都大学 |
学問 | |
研究分野 | 経済史 |
研究機関 | 京都大学・龍谷大学 |
中村 哲(なかむら さとる、1931年5月17日 - )は、日本の経済史学者。京都大学・福井県立大学・鹿児島国際大学名誉教授。堀江英一門下。
経歴
[編集]1931年、愛知県岡崎市出身。神奈川県立小田原高等学校を卒業後、1951年4月、京都大学文学部入学。1955年4月、同文学部史学科国史学専攻卒業。1957年3月、京都大学大学院文学研究科修士課程国史学専攻修了。1959年3月、京都大学大学院文学研究科博士課程国史学専攻退学後、京都大学人文科学研究所助手を1966年まで務める。同年4月、龍谷大学経営学部助教授。1969年4月、京都大学経済学部助教授に就任。1970年7月、経済学博士学位取得[1]。1976年7月、同経済学部教授。1995年3月、同退職。
1995年、ボン大学日本文化研究所客員教授。1996年、福井県立大学大学院経済・経営学研究科教授。2001年、鹿児島国際大学大学院経済学研究科教授、同附置地域総合研究所所長。
著書
[編集]単著
[編集]- 『近世先進地域の農業構造――和泉国南郡春木村の場合』(京都大学人文科学研究所、1965年)
- 『明治維新の基礎構造――日本資本主義形成の起点』(未来社、1968年)
- 『奴隷制・農奴制の理論――マルクス・エンゲルスの歴史理論の再構成』(東京大学出版会、1977年)
- 『世界資本主義と明治維新』(青木書店、1978年)
- 『近代世界史像の再構成――東アジアの視点から』(青木書店、1991年)
- 『日本初期資本主義史論』(ミネルヴァ書房、1991年)
- 『日本の歴史 16 明治維新』(集英社、1992年)
- 『近代東アジア史像の再構成』(桜井書店、2000年)
- 『東アジア資本主義形成史論』(汲古書院、2019年)
- 『波瀾の時代を生きて 一歴史研究者の人生』(日本経済評論社、2023年)
共著
[編集]編著
[編集]- 『日本における封建制から資本制へ 上』(校倉書房、1975年)
- 『朝鮮近代の歴史像』(日本評論社、1988年)
- 『朝鮮近代の経済構造』(日本評論社、1990年)
- 『東アジア専制国家と社会・経済――比較史の視点から』(青木書店、1993年)
- (安秉直)『近代朝鮮工業化の研究』(日本評論社、1993年)
- 『東アジア資本主義の形成――比較史の視点から』(青木書店、1994年)
- 『歴史はどう教えられているか――教科書の国際比較から』(NHKブックス、1995年)
- 『『経済学批判要綱』における歴史と論理』(青木書店、2001年)
- 『現代からみた東アジア近現代史』(青木書店、2001年)
- (堀和生、安秉直)『日本資本主義と朝鮮・台湾――帝国主義下の経済変動』(京都大学学術出版会、2004年)
- 『東アジアの歴史教科書はどう書かれているか――日・中・韓・台の歴史教科書の比較から』(日本評論社、2004年)
- 『近代東アジア経済の史的構造』(日本評論社、2007年)
脚注
[編集]- ^ 中村哲『明治維新の基礎構造 : 日本資本主義形成の起点』京都大学〈経済学博士 乙第1634号〉、1970年。 NAID 500000410992 。
外部リンク
[編集]- 「中村哲教授略歴・著作目録」『經濟論叢』第154巻第6号、京都大學經濟學會、1994年12月、147-157頁、CRID 1390572174793532032、doi:10.14989/44967、hdl:2433/44967、ISSN 0013-0273。