中津軽郡
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人口1,139人、面積246.02km²、人口密度4.63人/km²。(2024年11月1日、推計人口)
以下の1村を含む。
- 西目屋村(にしめやむら)
郡域
[編集]1878年(明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記1村に弘前市の大部分(乳井・八幡館・小金崎・薬師堂・石川・大沢を除く)を加えた区域にあたる。
歴史
[編集]郡発足までの沿革
[編集]- 弘前城下[1]、境関村、菅野村、福田村、福村、新里村、外崎村、高田村、小比内村、取上村、大清水村、門外村、堀越村、清水森村、松木平村、小栗山村、一野渡村、大和沢村、和徳村、高崎村、堅田村、撫牛子村、大久保村、津賀野村、百田村、清野袋村、向外瀬村、悪戸村、下湯口村、常盤坂村、黒滝村、湯口村、小沢村、坂本村、原ヶ平村、富田村、駒越村、近名村、樋口村、真土村、竜ノ口村、鳥井野村、如来瀬村、一町田村、二本木村、深山村、兼平村、五代村、門前村、築館村、新岡村、葛原村、宮地村、菖蒲川村、新法師村、百沢村、常盤野村、松代村、五所村、紙漉沢村、坂市村、水木在家村、相馬村、藤沢村、大助村、藍内村、沢田村、国吉村、黒土村、吉川村、桜庭村、米ヶ袋村、中畑村、中野村、番館村、田代村、杉沢村、白沢村、大秋村、村市村、藤川村、居森平村、砂子瀬村、川原平村、藤代村、土堂村、石渡村、鳥町村、萢中村、船水村、八代村、外瀬村、町田村、藤内村、三世寺村、小山村、大川村、青女子村、種市村、桂村、小友村、中畑村、川村、笹館村、熊島村、賀田村、高屋村、坪貝村、横町村、八幡村、鼻和村、山科村、細越村、植田村、鶴田村、三ツ森村、四戸野沢村、宮館村、折笠村、中別所村、小島村、蒔苗村、独狐村、薬師堂村、前坂村、高杉村、糠坪村、楢木村、鬼沢村、藤井村、大森村、貝沢村、十腰内村、十面沢村、中崎村[2]
- 明治4年
- 明治9年(1876年)(一部は推定)(1町114村)
- 中畑村・川村が合併して三和村となる[3]。
- 鶴田村・三ツ森村・四戸野沢村・小島村が合併して富栄村となる。
- 近名村・樋口村が駒越村に、二本木村・深山村が一町田村に、門前村・築館村が五代村に、菖蒲川村が宮地村に、番館村が中畑村に、八代村・外瀬村が船水村に、藤内村が町田村に、小山村が三世寺村に、桂村が種市村に、坪貝村が高屋村に、山科村が鼻和村に、藤井村が鬼沢村にそれぞれ合併。
- 明治11年(1878年) - 菅野村が境関村に、黒土村・吉川村が国吉村にそれぞれ合併。(1町111村)
郡発足以降の沿革
[編集]- 明治22年(1889年)4月1日
- 市制の施行により、弘前城下の大部分(紙漉町を除く[4])の区域をもって弘前市が発足し、郡より離脱。
- 町村制の施行により、以下の各村が発足。西目屋村以外は全域が現・弘前市。(16村)
- 清水村 ← 富田村、小沢村、坂本村、常盤坂村、悪戸村、下湯口村、弘前城下[紙漉町]
- 豊田村 ← 新里村、境関村、福田村、福村、外崎村、高田村、小比内村
- 千年村 ← 小栗山村、松木平村、清水森村、大和沢村、一野渡村、原ヶ平村
- 岩木村 ← 宮地村、五代村、新岡村、葛原村、新法師村、百沢村、常盤野村、松代村
- 東目屋村 ← 国吉村、桜庭村、米ヶ袋村、中野村、中畑村
- 藤代村 ← 船水村、藤代村、土堂村、石渡村、鳥町村、萢中村、町田村、中崎村、三世寺村、大川村
- 大浦村 ← 賀田村、熊島村、高屋村、横町村、八幡村、鼻和村、植田村
- 高杉村 ← 独狐村、前坂村、薬師堂村、高杉村、糠坪村
- 和徳村 ← 堅田村、和徳村、高崎村、撫牛子村、大久保村、津賀野村、百田村、向外瀬村、清野袋村
- 堀越村 ← 門外村、堀越村、大清水村、取上村
- 駒越村 ← 駒越村、真土村、竜ノ口村、鳥井野村、如来瀬村、一町田村、兼平村
- 相馬村 ← 紙漉沢村、五所村、坂市村、水木在家村、相馬村、藍内村、大助村、藤沢村、沢田村、湯口村、黒滝村
- 西目屋村 ← 田代村、杉ヶ沢村、白沢村、大秋村、村市村、藤川村、居森平村、砂子瀬村、川原平村(現存)
- 新和村 ← 種市村、青女子村、小友村、三和村、笹館村
- 船沢村 ← 富栄村、細越村、折笠村、宮館村、中別所村、蒔苗村
- 裾野村 ← 大森村、貝沢村、鬼沢村、楢木村、十面沢村、十腰内村
- 明治24年(1891年)4月1日 - 郡制を施行。
- 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 昭和17年(1942年)7月1日 - 「中津軽地方事務所」が弘前市に設置され、本郡を管轄。
- 昭和30年(1955年)3月1日(3村)
- 清水村・和徳村・豊田村・堀越村・千年村・藤代村・新和村・船沢村・高杉村・裾野村・東目屋村が弘前市に編入。
- 岩木村・大浦村・駒越村が合併し、改めて岩木村が発足。
- 昭和36年(1961年)2月1日 - 岩木村が町制施行して岩木町となる。(1町2村)
- 平成18年(2006年)2月27日 - 岩木町・相馬村が弘前市と合併し、改めて弘前市が発足、郡より離脱。(1村)
変遷表
[編集]自治体の変遷
明治22年以前 | 明治22年4月1日 | 明治22年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | |
---|---|---|---|---|---|---|
弘前市 | 弘前市 | 弘前市 | 弘前市 | 平成18年2月27日 弘前市 |
弘前市 | |
清水村 | 清水村 | 昭和30年3月1日 弘前市に編入 | ||||
和徳村 | 和徳村 | |||||
豊田村 | 豊田村 | |||||
堀越村 | 堀越村 | |||||
千年村 | 千年村 | |||||
藤代村 | 藤代村 | |||||
新和村 | 新和村 | |||||
船沢村 | 船沢村 | |||||
高杉村 | 高杉村 | |||||
裾野村 | 裾野村 | |||||
岩木村 | 岩木村 | 昭和30年3月1日 岩木村 |
昭和36年2月1日 町制 | |||
大浦村 | 大浦村 | |||||
駒越村 | 駒越村 | |||||
相馬村 | 相馬村 | 相馬村 | 相馬村 | |||
東目屋村 | 東目屋村 | 昭和30年3月1日 弘前市に編入 | ||||
西目屋村 | 西目屋村 | 西目屋村 | 西目屋村 | 西目屋村 | 西目屋村 |
行政
[編集]- 歴代郡長
代 | 氏名 | 就任年月日 | 退任年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 明治11年(1878年)10月30日 | |||
大正15年(1926年)6月30日 | 郡役所廃止により、廃官 |
脚注
[編集]- ^ 弘前城下89町の総称。無高のため「旧高旧領取調帳」には記載なし。本項では便宜的に1町と数える。
- ^ 「角川日本地名大辞典」には「旧高旧領取調帳」に記載されていると記述されているが、データベースには掲載されていない。
- ^ 笹館村も一時含んだとする資料もある。
- ^ この時点では紙漉町のほか、本町、在府町、相良町、元大工町、元長町、塩分町、上白銀町、森町、覚仙町、茂森町、西茂森町、茂森新町、古堀町、古堀新割町、新寺町、新寺町新割町、北新寺町、土手町、品川町、山道町、住吉町、新品川町、鍛冶町、新鍛冶町、北川端町、桶屋町、銅屋町、南川端町、松森町、楮町、新楮町、富田町、富田新町、和徳町、北横町、茶畑町、茶畑新割町、代官町、植田町、緑町、萱町、南瓦ヶ町、上瓦ヶ町、中瓦ヶ町、北瓦ヶ町、南柳町、坂本町、西川岸町、田代町、山下町、北柳町、南横町、徳田町、徒町、徒町川端町、親方町、一番町、百石町、百石町小路、東長町、元寺町、元寺町小路、上鞘師町、下鞘師町、鉄砲町、下白銀町、笹森町、長坂町、蔵主町、大浦町、田茂木町、田町、祢宜町、若党町、小人町、春日町、亀甲町、馬喰町、鷹匠町、馬屋町、西大工町、新町、駒越町、平岡町、五十石町、袋町、紺屋町、浜ノ町が存在。
参考文献
[編集]- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 2 青森県、角川書店、1985年12月1日。ISBN 4040010205。
- 旧高旧領取調帳データベース
関連項目
[編集]先代 津軽郡 |
行政区の変遷 1878年 - |
次代 (現存) |