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中華航空204便墜落事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中華航空 204便
1986年に撮影された事故機
事故の概要
日付 1989年10月26日
概要 パイロットエラーCFIT
現場 中華民国の旗 中華民国 花蓮空港付近の山岳地帯
乗客数 47
乗員数 7
負傷者数 0
死者数 54 (全員)
生存者数 0
機種 ボーイング737-209
運用者 中華民国の旗 中華航空
機体記号 B-180
出発地 中華民国の旗 花蓮空港
目的地 中華民国の旗 台湾桃園国際空港
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中華航空204便墜落事故は、1989年10月26日に発生した航空事故である。花蓮空港台湾桃園国際空港行きだった中華航空204便(ボーイング737-209)が、離陸直後に空港付近の山に激突した。乗員乗客54人全員が死亡した。

事故機

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事故機のボーイング737-209(B-180)は、1986年12月3日に初飛行を行い、およそ2週間後に中華航空へ納入された機体だった[1]

事故の経緯

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204便は、花蓮空港から台湾桃園国際空港へ向かう短距離便だった[1]。3人の日本人乗客が同便を予約していたが、いずれも搭乗はしていなかった[2]。204便は、滑走路03から離陸し、右旋回を行うべき場所でパイロットは左旋回をした[3]。機体が山に接近すると、地表接近警報が作動したが、山との衝突を回避するには遅すぎ、機体は7,000フィート (2,100 m)の山に激突した[1][4][5]。また、墜落地点の確認には12時間を要した[6]

事故調査

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事故原因は、パイロットエラーとされた。コックピットクルーは、15年の飛行経験がある機長と、訓練生の副操縦士によって構成されていた。離陸前、パイロットはチェックリストを実行しなかった[3]。また、離陸後にパイロットは誤った旋回を行い、飛行経路を逸脱したことにも気付かなかった[4][7][3]

離陸後、204便は左旋回を行ったが、これは滑走路21から離陸した場合の手順だった。そのため、204便は誤った方向へ向かい、山に激突した[4][7][3]

脚注

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  1. ^ a b c "Aircraft accident Boeing 737-209 B-180 Hualien Airport (HUN)". Retrieved 3 June 2010.
  2. ^ 「54人乗り中華航空機が離陸直後に墜落」『朝日新聞』1989年10月27日朝刊1面
  3. ^ a b c d CRASH OF A BOEING 737-209 IN HUALIEN: 54 KILLED”. Bureau of Aircraft Accidents Archives. 12 September 2020閲覧。
  4. ^ a b c Flight International 4 November 1989, p. 8.9
  5. ^ "Accident Details". planecrashinfo.com. Retrieved 3 June 2010.
  6. ^ 空中直擊華航花蓮空難搜救現場”. 05 July 2018閲覧。
  7. ^ a b Flight International CVRFlight International 6–12 December 1989, p. 8.