中里友香
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経歴・人物
[編集]アメリカ合衆国・ロサンゼルスのアズサ・パシフィック大学(en)卒業(哲学専攻)。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校修士課程(哲学専攻)中退。
2007年、幻想小説『黒十字サナトリウム』で第9回日本SF新人賞を受賞(黒葉雅人と同時受賞)。2008年9月、同作が徳間書店より刊行。受賞後、『黒十字サナトリウム』が刊行される前に徳間書店のSF雑誌『SF Japan』に短編「逆十字入門」が掲載されており、この短編も単行本『黒十字サナトリウム』に収録されている。2012年には、『カンパニュラの銀翼』で第2回アガサ・クリスティー賞を受賞している。
作品リスト
[編集]単行本
[編集]- 『黒十字サナトリウム』(徳間書店) 2008年9月 ISBN 978-4-19-862597-9 - 第9回日本SF新人賞受賞作
- 短編「逆十字入門」(『SF Japan』2008年春号)を併載
- 『黒猫ギムナジウム』(講談社BOX) 2011年12月 ISBN 978-4062837903
- 講談社BOX『BOX-AiR』零号(2011年2月)- 3号(2011年5月)に連載
- 『カンパニュラの銀翼』(早川書房) 2012年10月 ISBN 978-4-15-209327-1
- 文庫版(ハヤカワ文庫JA) 2015年9月 ISBN 978-4150312039
- 『コンチェルト・ダスト』(早川書房) 2013年9月 ISBN 978-4-15-209402-5
- 『みがかヌかがみ』(講談社) 2015年11月 ISBN 978-4-06-219783-0
短編
[編集]- 「貴方綴り」(『三田文学』第77号(2004年春季号))
- 第11回(2004年)三田文学新人賞最終候補作
- 「葉コボレ手腐レ死人花」(徳間書店、『SF Japan』2009年秋号)
- 「セイヤク」(光文社文庫、『異形コレクション Fの肖像 フランケンシュタインの幻想たち』に収載) 2010年9月
- 「日没までつきあって」(徳間書店、『SF Japan』2011年春号)
- 「風切り羽の安息」(早川書房、『ミステリマガジン』2012年12月号(No.682))
- 「人魚の肉」(早川書房、『ミステリマガジン』2012年12月号(No.682))、のちちくま文庫『リテラリーゴシック・イン・ジャパン: 文学的ゴシック作品選』に収載 2014年1月
- 「”極東での若き日々”」(集英社、『小説すばる』2014年4月号)
翻訳
[編集]- 「大鴉」(エドガー・アラン・ポー、鴻巣友季子編ほか、集英社文庫ヘリテージシリーズ、『E・A・ポー』) 2016
- 「告げ口心臓」(エドガー・アラン・ポー、鴻巣友季子編ほか、集英社文庫ヘリテージシリーズ、『E・A・ポー』) 2016