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丹頂鶴自然公園 (鶴田町)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
丹頂鶴自然公園
丹頂鶴自然公園のタンチョウの親子
施設情報
事業主体 鶴田町
所在地 038-3542
青森県北津軽郡鶴田町廻堰大沢81-150
アクセス JR陸奥鶴田駅から車で15分[1]
問合せ・鶴田町役場産業観光課[2]
外部リンク 鶴田町役場
プロジェクト:GLAM
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丹頂鶴自然公園(たんちょうづるしぜんこうえん)とは青森県鶴田町にあるタンチョウ専用の飼育施設である。日本の天然記念物であるタンチョウ(丹頂鶴、学名:Grus japonensis)を展示飼育する施設として、人造湖津軽富士見湖の湖畔に立地し[1]、富士見湖パークや鶴の舞橋、鶴の里ふるさと館などが近接する[2]

鶴田町は、江戸時代、数多くのが飛来したのが地名の由来と言われる[注釈 1][1][5]。ある時、鶴田町長は鶴の飼育を決意するが、タンチョウは日本の特別天然記念物であるため断念し、代わりに、北海道鶴居村より鶴凧を得て、鶴凧揚げにてまちおこしをする[3][4]

さらに1992年に「生きた丹頂鶴誘致」の声が高まったことをうけ[1]、町長は通産省など関係省庁を行脚し、中国の人工ふ化のタンチョウなら規制の対象外だと情報を得、中国当局と交渉[3]。 これにより、1993年に中国黒龍江省チチハル市より人工ふ化の2羽を譲渡を得た[1][6]。 鶴田町は釧路市動物園に担当職員を派遣して指導を受け、飼育を行った[3]。 さらに、1997年ロシア連邦アムール州ヒンガンスキー自然保護区よりつがいを譲渡されたり[1][6]、あるいは、多摩動物公園からも借り受けを受け、飼育頭数を増やした[1]

公園ではタンチョウの繁殖にも成功し[7]、2012年5月27日現在で、計11羽を飼育し、雌雄がそれぞれ5羽、ヒナが1羽である[2]。ヒナの性別は血液検査で確認する[7]

関連項目

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脚注

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注釈

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  1. ^ 『鶴田郷土史』には「西比利亜(しべりあ)から来るに将(は)た南洋から帰るにも丁度よい地位である関係上、昔は群居せしものらしく白鶴、黒鶴を百姓共は捕獲して藩公へ献上せる記事は御日記に相当表われている。」と記され、江戸期の鶴田町には鶴が飛来していと 推定されている[3]。一方、この"鶴"はコウノトリのことであるというものも一部ある[4]

出典

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  1. ^ a b c d e f g 丹頂鶴自然公園青森県鶴田町web
  2. ^ a b c 丹頂鶴自然公園 | 鶴田町観光ウェブマガジン | メデタイ・ツルタ
  3. ^ a b c d "鶴にこだわったまちづくり 青森県町村会長 鶴田町長 中野●治(●=「賢」の「貝」の部分が「手」)". 全国町村会. 2013年12月1日. 2013年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月1日閲覧
  4. ^ a b <自治体の部>ふるさとづくり奨励賞 鶴と国際交流の里づくり 青森県鶴田町(「ふるさとづくり'91」(1991年3月30日発行))財団法人あしたの日本を創る協会
  5. ^ 『日本まちづくり事典』、p.109、著者:井上繁、出版:丸善株式会社
  6. ^ a b 町村のとりくみ - 朝ごはん条例で健康長寿のまちづくり2555号(2006年4月3日号) 企画課長 八木橋連長 - 全国町村会
  7. ^ a b 地域動画:タンチョウひな、4年ぶり誕生/鶴田町 - 47NEWS(よんななニュース)2012/06/05 13:18 【東奥日報】

外部リンク

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