久保記念観光文化交流館
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久保記念観光文化交流館 | |
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久保記念館 | |
施設情報 | |
愛称 | さだじろう記念館[1][2] |
前身 | 久保邸[3][4] |
キャッチコピー | 過去と未来を繋ぐ 感動の扉が今、開く。[5][6][7] |
事業主体 | 真岡市 |
管理運営 | 真岡市観光協会(指定管理者)[1] |
面積 | 1,650.66 m2[8] |
開園 | 2014年10月23日[6] |
所在地 |
〒321-4305 栃木県真岡市荒町1105番地1 |
位置 | 北緯36度26分35.07秒 東経140度00分41.78秒 / 北緯36.4430750度 東経140.0116056度座標: 北緯36度26分35.07秒 東経140度00分41.78秒 / 北緯36.4430750度 東経140.0116056度 |
公式サイト | https://www.kubokinen.net/ |
久保記念観光文化交流館(くぼきねんかんこうぶんかこうりゅうかん)は、栃木県真岡市荒町にある観光施設[3][6][9]。愛称は「さだじろう記念館」[1][2]で、美術評論家の久保貞次郎の邸宅跡を改修した施設である[2]。
開館の経緯
[編集]久保記念観光文化交流館のある地域は3寺が集まる門前町で、大正時代から昭和時代にかけては料亭や芸者置屋のある賑やかな場所であった[4]。久保記念観光文化交流館となる建物群は「久保邸」と呼ばれていたが、久保家や関係者が真岡市に保存を前提として譲渡することを申し出、市は華やかなりし頃の建物を次世代に継承するとともに、観光文化拠点施設とすることを決定し、久保記念観光文化交流館として整備・公開した[4]。2014年10月23日開館[6]。
施設
[編集]リノベーションした明治・大正時代の蔵・洋館など、5つの建物からなる[10]。
- 久保記念館
- 日本銀行宇都宮代理店真岡出張所真岡支金庫として利用されていた建物で、1907年(明治40年)の建築[7][3]。1階は観光案内所と真岡木綿展示室、観光サロンがある[6]。一枚板のカウンターや箪笥階段などが当時のまま残る[7]。2階は久保貞次郎の資料展示を行う[9]「久保資料室」がある[6]。久保貞次郎の紹介や[6]、久保の残した書簡・写真・原稿などを展示する[10]。
- 美術品展示館
- 大谷石製の米蔵で、1923年(大正14年)の建築[3]。1957年(昭和32年)に久保貞次郎がアトリエに転用し、内外の壁面に自らのコレクションを飾っていた[4]。「久保アトリエ」と呼ばれていたこの建物には、瑛九、池田満寿夫ら多くの画家が訪れた[7]。
- 主に収蔵作品の中から企画展を開催する[10]。久保コレクションは約1,500点に及び、ほとんどの作品は収蔵庫で眠っている[11]。まろに☆えーるのキャラクター・春崎野乃花の原画展を開催したこともある[12]。
- 観光まちづくりセンター
- 1879年(明治12年)築の[7]なまこ壁の土蔵を改修した施設で[6][7]、もおか観光コンシェルジュなどの団体の活動拠点として利用されている[7][3]。民話語り・ヨガなどのワークショップも開催される[7]。
- 観光物産館
- 真岡木綿・イチゴ加工品・真岡鐵道のSLグッズ等[7]の真岡市の土産品などを販売する[3][6][9]。
- Trattoria COCORO
- フレンチをベースにしたイタリアンレストラン[6]。
- モニュメント「暖炉」
- 遠藤新の設計した、1943年(昭和18年)の作品[6]。ここは久保ギャラリーのあった場所で、芸術作品が飾られていた[6]。
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美術品展示館
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観光まちづくりセンター
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暖炉
利用案内
[編集]以下の情報は2022年4月現在のものです[13]。最新情報は公式サイトをご確認ください。 |
冬季にはイチゴをかたどったイルミネーションを実施する[14]。
脚注
[編集]- ^ a b c “指定管理者制度”. 真岡市総務部総務課総務文書係. 2022年4月16日閲覧。
- ^ a b c “久保記念観光文化交流館と久保貞次郎”. “ほっと”HOTもおか. RADIO BERRY (2017年3月9日). 2022年4月30日閲覧。
- ^ a b c d e f 佐藤太郎「真岡に新観光拠点 久保記念観光文化交流館 あすオープン 明治・大正の建造物生かし」朝日新聞2014年10月22日付朝刊、栃木版21ページ
- ^ a b c d “久保記念観光文化交流館 美術品展示館”. 真岡市教育委員会文化課文化振興係 (2018年11月16日). 2022年4月30日閲覧。
- ^ 下野新聞社 編 2017, p. 128.
- ^ a b c d e f g h i j k l “「久保記念観光文化交流館」オープン!”. 真岡市観光協会 (2014年12月18日). 2022年4月30日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i とちまるくん. “『地域の魅力とどけ隊』が「久保記念観光文化交流館」に参上!”. 栃木県. 2022年4月30日閲覧。
- ^ “実績紹介/久保記念観光文化交流館”. AIS総合設計. 2022年4月30日閲覧。
- ^ a b c 下野新聞社 編 2017, p. 129.
- ^ a b c ニューズ・ライン 2018, p. 125.
- ^ "小中全クラスに美術品 「久保コレクション」 真岡市所有、情操教育に活用"読売新聞2017年6月21日付朝刊、栃木1、29ページ
- ^ 「いちご応援キャラ 作品を展示 真岡」読売新聞2019年4月23日付朝刊、栃木2、28ページ
- ^ “久保記念観光文化交流館”. 久保記念観光文化交流館. 2022年4月30日閲覧。
- ^ “師走の中心地に彩り 真岡・新市庁舎と久保記念館”. 下野新聞 (2021年12月15日). 2022年4月30日閲覧。
- ^ a b “久保記念観光文化交流館”. 全国観光情報サイト 全国観るナビ. 日本観光振興協会. 2022年4月30日閲覧。
参考文献
[編集]- 下野新聞社 編『とちぎまるわかり観光ガイド vol.8 栃木だョ!全員集合』下野新聞社、2017年3月31日。ISBN 978-4-88286-668-8。
- 『おでかけ栃木 2018-19』ニューズ・ライン、2018年6月15日、152頁。全国書誌番号:01043753
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 久保記念観光文化交流館
- 久保記念観光文化交流館 (kubokinen) - Facebook