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真岡鐵道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
真岡鐵道株式会社
Moka Railway Co., Ltd.
本社がある真岡駅 駅舎
本社がある真岡駅 駅舎
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
321-4306
栃木県真岡市台町2474番地1
北緯36度26分22.0秒 東経140度0分10.5秒 / 北緯36.439444度 東経140.002917度 / 36.439444; 140.002917座標: 北緯36度26分22.0秒 東経140度0分10.5秒 / 北緯36.439444度 東経140.002917度 / 36.439444; 140.002917
設立 1987年昭和62年)10月20日[1]
業種 陸運業
法人番号 8060001009481 ウィキデータを編集
事業内容 鉄道事業、旅行業、広告業他
代表者 代表取締役社長 石坂真一
資本金 1億円
(2022年3月31日現在)[2]
発行済株式総数 5000株
(2022年3月31日現在)[2]
売上高 2億2412万5611円
(鉄道事業営業収益)
171万1818円
(附帯事業営業収益)
3324万9535円
(デマンドタクシー事業営業収益)
3885万5238円
(SLキューロク館事業営業収益)
(2022年3月期)[2]
営業利益 △2億8616万6121円
(全事業営業損失、2022年3月期)[2]
経常利益 △1億2614万0940円
(2022年3月期)[2]
純利益 720万7588円
(2022年3月期)[2]
純資産 1億4567万6717円
(2022年3月31日現在)[2]
総資産 3億7016万1982円
(2022年3月31日現在)[2]
従業員数 50人
(2018年3月31日現在)[3]
決算期 3月31日
主要株主
外部リンク https://www.moka-railway.co.jp/
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真岡鐵道株式会社(もおかてつどう)は、栃木県および茨城県で旧日本国有鉄道(国鉄)特定地方交通線を転換した鉄道路線真岡線を運営する第三セクター鉄道会社である。栃木県と沿線自治体などが出資している。

歴史

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路線としての歴史は「真岡鐵道真岡線」の項を参照。

路線

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車両

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沿線自治体で組織する芳賀地区広域行政事務組合筑西市(運行開始時は下館市)の委託を受け、1994年平成6年)3月27日から蒸気機関車牽引列車(SL列車)として「SLもおか」を運行しており、蒸気機関車(SL)を保有している。

現有車両

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  • 気動車
    • モオカ14形 - 2002年(平成14年)からモオカ63形(後述)の置き換え用として導入された[7]
  • 客車
    • オハ50形・オハフ50形 - 「SLもおか」の客車として、JR東日本から譲り受けたもの[7]。日本国内で、原形を保っている唯一の50系客車である。
  • 蒸気機関車
  • ディーゼル機関車
    • DE10形 (1535) - DD13 55(後述)の置き換え用として、同機の運用離脱前の2004年(平成16年)8月下旬にJR東日本から購入した[7]。「SLもおか」の回送時、およびSL不調時等の補助機関車(補機)用に使われるが、「SLもおか」運行日に限り真岡駅への回送を兼ねて下館駅 - 真岡駅間で営業運転を行う[7]

過去の在籍車両

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イメージキャラクター

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  • 綿道もか(わたみちもか) - 愛称は2020年(令和2年)9月にインターネット上の一般公募により決定された。 「綿道」は真岡鐵道の愛称が伝統産業の真岡木綿にちなんで「コットン・ウェイ」であることに由来。「もか」は真岡駅のローマ字表記「MOKA」に由来。C12 66(川俣号)をモデルにした擬人化キャラクター[14]

不祥事

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運転士による酒気帯び運転

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2024年4月に、同社の50歳代の運転士が、乗務前の呼気検査で、基準を超えるアルコール分が検出されたにもかかわらず「SLもおか」を運転していたことが、同年6月に一部報道で発覚。さらに、同社は報道で事実が判明するまで、国土交通省関東運輸局に対し、3回目の呼気検査が未実施であるにもかかわらず「実施した」と虚偽説明をしていたことも判明。同運輸局は6月19日に同社に立入検査を実施した[15][16]。その後同社は、当該の運転士を停職1カ月及び降格、虚偽説明をした指令を減給1カ月、事業部長・専務ら3人を監督責任を問う形で減給・訓戒などの処分とした[17][18]国土交通省関東運輸局は2024年8月5日に、同社に対し実施した保安監査の結果を公表。それによると、同社在籍の運転士計20人が、アルコール検査を継続的に行っていなかったことが判明し、同社に対し改善を指示した[19][20]

脚注

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  1. ^ 『歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』21号 p.3
  2. ^ a b c d e f g h 第35期(令和3年度)決算公告”. 真岡鐵道株式会社. 2022年10月18日閲覧。
  3. ^ 鉄道統計年報平成29年度版 - 国土交通省
  4. ^ 国土交通省鉄道局監修『鉄道要覧』令和元年度版、電気車研究会・鉄道図書刊行会
  5. ^ a b c 『歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』21号 p.19
  6. ^ 枕木のオーナー制度開始 真岡鉄道」『栃木放送』2019年8月8日。2019年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年8月22日閲覧
  7. ^ a b c d e f g h i j k l 『歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』21号 p.31
  8. ^ 真岡線SL 1両に削減へ 6市町の運行協 経費増で維持困難、譲渡検討:栃木」『東京新聞』2018年10月8日。2018年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  9. ^ 真岡鐵道のSL 1億2000万円で東武鉄道に譲渡へ」『NHK NEWS WEB』日本放送協会、2019年3月26日。2019年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。
  10. ^ 東武鉄道が1億2000万円で「SL」落札!? どうして今SLに力を入れるの?」『FNNプライムオンラインフジニュースネットワーク、2019年3月27日。2020年6月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月8日閲覧
  11. ^ 真岡鐵道でC11 325がラストラン」『鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース』交友社、2019年12月2日。2022年3月9日閲覧
  12. ^ 真岡鐵道で運行していたSL(C11形325号機)を2020年7月30日に譲受します! 〜SLの譲受に合わせDLと客車の体制も整え2機体制を確保し、乗車機会をさらに提供します〜』(PDF)(プレスリリース)東武鉄道、2020年7月20日。オリジナルの2020年7月20日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200720083600/https://www.tobu.co.jp/cms-pdf/releases/20200720120934fYUWPllo2KeWvQVUiEdU5g.pdf2020年7月20日閲覧 
  13. ^ 木下健児「東武「SL大樹」C11形325号機、12/26運行開始 - 年末年始に特別運転」『マイナビニュース』マイナビ、2020年11月6日。2021年9月25日閲覧
  14. ^ 読売新聞 栃木版 2020年11月19日 24面掲載
  15. ^ 津布楽洋一「SL運転士のアルコール検出問題で虚偽説明 真岡鉄道が関東運輸局に」『朝日新聞』2024年6月21日。2024年6月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月14日閲覧
  16. ^ 【お詫び】弊社運転士による不祥事について』(PDF)(プレスリリース)真岡鐵道、2024年6月20日https://www.moka-railway.co.jp/wp-content/uploads/2024/06/d405b33cc5b038d3693f3a197670498e.pdf2024年12月14日閲覧 
  17. ^ 津布楽洋一「真岡鉄道のSL酒気帯び運転疑惑、運転士ら5人を懲戒処分」『朝日新聞』2024年6月24日。2024年6月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年12月14日閲覧
  18. ^ 社員等の処分について』(PDF)(プレスリリース)真岡鐵道、2024年6月25日https://www.moka-railway.co.jp/wp-content/uploads/2024/06/d34ed3b8c7f91418ad29817ea28fac2b.pdf2024年12月14日閲覧 
  19. ^ 津布楽洋一「運転士20人が継続的なアルコール検査せず 運輸局が改善指示」『朝日新聞』2024年8月6日。2024年12月14日閲覧
  20. ^ 国からの改善指示について』(PDF)(プレスリリース)真岡鐡道、2024年8月7日https://www.moka-railway.co.jp/wp-content/uploads/2024/08/d73f6494223e67631e54c3e5ae28f9d4.pdf2024年12月14日閲覧 

参考文献

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  • 朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 21号 関東鉄道・真岡鐵道・首都圏新都市鉄道・流鉄、曽根悟(監修)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年8月7日。 

外部リンク

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