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久米晃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

久米 晃(くめ あきら、1954年〈昭和29年〉1月14日[1] - )は、日本の選挙・政治アドバイザー、元自由民主党党本部事務局長。自民党職員として30年以上選挙に携わり、永田町では「選挙の神様」と呼ばれる[2]

来歴

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愛知県生まれ。大学在学中の1973年、に本山政雄が初当選した名古屋市長選挙において自民党陣営の手伝いをしたことが、初めての選挙との関わりとなった[3]。その後、大学の夏季休暇に岩倉市での自民党選挙を手伝うなかで、同市を含む愛知県第10区を基盤としていた江﨑真澄の秘書と知り合い、江崎の地元で行われる地方選挙を手伝うようになった[3]。大学を中退して上京し、業界紙記者を経て、1980年に公募から[3]自民党本部事務局職員となる[4]

2002年からは選対事務部長を務めたほか、2011年以降は党事務局長も兼務し党の実務全般を取り仕切る[1]2016年に選対事務部長を退任。2017年に役職定年によりり首席審議役に就任[4]2019年1月14日、65歳で自民党を定年退職し、非常勤の党特別参与に就任[1]。その後は選挙・政治アドバイザーとして活動[2]

主張

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  • 野党のあり方について、「提案型とよく言われますが、提案したって実現しないんだから追及型にならざるを得ない。野党は与党の失点で伸びるしかないわけだから、自民党が訴えた政策が実現できなかった時の矛盾点などをしっかり指摘することが大事です」と指摘している[2]
  • 日本にはそもそも政党なんてないと述べている。ヨーロッパの政党はどこもイデオロギーを持っているが、日本では息の合った人や地域の代表者が集まって「政党」と言っているに過ぎないというのが久米の考えであるためである。小選挙区制も見直すべきだが、現状では見直しは不可能に近いとも述べている[5]

脚注

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  1. ^ a b c “自民党重鎮職員が定年退職 選挙対策支えた「名参謀」”. 千葉日報. (2019年1月19日). https://www.chibanippo.co.jp/newspack/20190119/564071 2023年7月2日閲覧。 
  2. ^ a b c “選挙の神様、衆院選を語る「岸田政権は小渕型」「立民は新茶に」”. 西日本新聞. (2021年11月4日). https://www.nishinippon.co.jp/item/n/826354/ 2023年7月2日閲覧。 
  3. ^ a b c 「政治と金を問う」(6) 久米晃・元自民党本部事務局長”. 日本記者クラブ (2024年3月22日). 2024年3月22日閲覧。
  4. ^ a b 中日懇話会 (2022年6月). “7月例会のご案内”. 中日新聞社北陸本社. 2024年3月22日閲覧。
  5. ^ ““選挙の神様”が占う10.31総選挙の行方「自民党は30議席減がベース、最悪40減もある」”. 日刊ゲンダイ. (2021年10月18日). https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/296050 2023年7月2日閲覧。 

関連項目

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