コンテンツにスキップ

九鬼一人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
くき・かずと
九鬼 一人
人物情報
生誕 1958年????
日本の旗 日本
出身校 東京大学大学院理学系研究科
学問
研究分野 哲学
研究機関 岡山商科大学
学位 理学修士(東京大学)
称号 岡山商科大学法学部名誉教授
主要な作品 『新カント学派の価値哲学―体系と生のはざま』
テンプレートを表示

九鬼 一人(くき かずと、1958年 - )は、日本哲学者岡山商科大学法学部名誉教授[1]学位理学修士東京大学大学院1984年)。専門は哲学倫理学論理学

人物[編集]

おもに、新カント学派価値論の研究に取り組んでいる[2]。九鬼は、バートランド・ラッセル[3]アマルティア・セン[4]デイヴィッド・ヒューム[5]などの議論を検討する論考も発表しているが、特にハインリヒ・リッケルト(九鬼は「リッカート」と表記)についての論考を多く発表しており[2]、その関連からマックス・ヴェーバーに関する論考も発表している[6]

略歴[編集]

業績[編集]

単著[編集]

  • 新カント学派の価値哲学、弘文堂、1989年
    • オンデマンド版、2014年(引用等の修正、一部の重要な訳語の変更をほどこしたもの)
  • 真理・価値・価値観、岡山商科大学(岡山商科大学学術研究叢書 5)、2002年

脚注[編集]

  1. ^ a b 九鬼一人”. KAKEN. 国立情報学研究所. 2024年6月22日閲覧。
  2. ^ a b 九鬼一人”. researchmap. 科学技術振興機構. 2024年6月22日閲覧。
  3. ^ 九鬼一人「ラッセルの否定の概念」『哲学』第38号、日本哲学会、1988年5月1日、212-222頁、CRID 1390001205322494976 
  4. ^ 九鬼一人「非帰結主義の簡便法的解釈について」『科学哲学』第47巻第2号、日本科学哲学会、2014年、69-85頁、CRID 1390282680061717760 
  5. ^ 九鬼一人「ヒュームにおける「ふりをする理性」」『岡山商大論叢』第42巻第3号、岡山商科大学学会、2007年、1-19頁、CRID 1050285299967100672 
  6. ^ 九鬼一人 (2005年2月22日). “現象学的理想型解釈の理路――羽入による問題提起を受けて”. 橋本努. 2024年6月22日閲覧。
  7. ^ 加藤摩耶 (2024年1月26日). “九鬼一人先生の最終講義が行われました”. 岡山商科大学. 2024年6月22日閲覧。

外部リンク[編集]