橋本努
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橋本 努(はしもと つとむ、1967年12月29日 - )は、日本の社会学者、北海道大学大学院経済学研究科教授。専門は、経済社会学、社会哲学。
人物・来歴
[編集]東京都生まれ。1986年県立川和高校卒業、1990年横浜国立大学経済学部卒業、同大学院へ進学するが、1991年東京大学大学院総合文化研究科相関社会科学専攻に転じ、1996年博士課程単位取得満期退学、北海道大学経済学部専任講師、1998年助教授、1999年「方法と人格――プロジェクトとしての自由主義」で東京大学学術博士。2007年北海道大学准教授、2011年同大学院経済学研究科教授。
著書
[編集]単著
[編集]- 『自由の論法――ポパー・ミーゼス・ハイエク』創文社 1994年
- 『社会科学の人間学――自由主義のプロジェクト』勁草書房 1999年
- 『帝国の条件――自由を育む秩序の原理』弘文堂 2007年
- 『自由に生きるとはどういうことか―戦後日本社会論』ちくま新書 2007年
- 『経済倫理=あなたは、なに主義?』 講談社選書メチエ、2008年
- 『自由の社会学』 NTT出版 2010年
- 『ロスト近代 = LOST MODERNITY 資本主義の新たな駆動因』弘文堂 2012年
- 『学問の技法』ちくま新書 2013年
- 『解読 ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』』 講談社選書メチエ 2019年
- 『自由原理 来るべき福祉国家の理念』岩波書店 2021年
- 『消費ミニマリズムの倫理と脱資本主義の精神』筑摩選書 2021年
編著
[編集]- 『経済思想(8)20世紀の経済学の諸潮流』 日本経済評論社, 2006年
- 『現代の経済思想』 勁草書房, 2014年
共編著
[編集]- (橋本直人・矢野善郎)『マックス・ヴェーバーの新世紀――変容する日本社会と認識の転回』 未來社, 2000年
- (尾近裕幸)『オーストリア学派の経済学――体系的序説』 日本経済評論社, 2003年
- (矢野善郎)『『日本マックス・ウェーバー論争 「プロ倫」読解の現在』ナカニシヤ出版, 2008年
- 『日本を変える「知」 「21世紀の教養」を身に付ける』芹沢一也・荻上チキ編、飯田泰之・鈴木謙介・本田由紀・吉田徹共著、光文社, 2009年
- 『一九七〇年転換期における『展望』を読む―思想が現実だった頃』大澤真幸・斎藤美奈子・原武史共編、筑摩書房, 2010年
- 『ナッジ!?: 自由でおせっかいなリバタリアン・パターナリズム』那須耕介共編, 勁草書房, 2020年
訳書
[編集]- ディボラ・A・レドマン『経済学と科学哲学』(文化書房博文社, 1994年)
- ジェラルド・P・オドリスコルJr., マリオ・J・リッツォ『時間と無知の経済学――ネオ・オーストリア学派宣言』(勁草書房, 1999年)
- R・メイソン『顕示的消費の経済学』(名古屋大学出版会, 2000年)