井上俊
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井上 俊(いのうえ しゅん、1938年9月8日 - )は、日本の社会学者。大阪大学名誉教授。専門は、文化社会学・社会心理学・社会学。宮城県仙台市生まれ。
1976年には、桑原武夫、鶴見俊輔、多田道太郎、津金沢聡広らと現代風俗研究会を創設(桑原が初代会長)[1]。
略歴
[編集]学歴
[編集]- 1951年3月 東北大学教育学部附属小学校卒業
- 1954年3月 東北大学教育学部附属中学校卒業
- 1957年3月 宮城県仙台第二高等学校卒業
- 1958年4月 京都大学文学部入学
- 1963年
- 3月 京都大学文学部哲学科社会学専攻卒業
- 4月 京都大学大学院文学研究科社会学専攻修士課程入学
- 1965年
- 3月 京都大学大学院文学研究科社会学専攻修士課程修了
- 4月 京都大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程進学
- 1967年3月 京都大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程中退
職歴
[編集]- 1967年 京都大学文学部助手
- 1970年 神戸商科大学商経学部専任講師
- 1972年 大阪大学教養部助教授
- 1980年 大阪大学教養部教授
- 1984年 大阪大学人間科学部教授
- 1996年4月 京都大学大学院文学研究科教授(行動文化学専攻 社会学講座)
- 2002年3月 京都大学退職
- 2002年4月 甲南女子大学人間科学部行動社会学科教授
学外における役職
[編集]- 日本社会学会会長
受賞歴
[編集]著書
[編集]単著
[編集]- 『死にがいの喪失』(筑摩書房、1973年)
- 『遊びの社会学』(世界思想社、1977年)
- 『遊びと文化 風俗社会学ノート』(アカデミア出版会、1981年)
- 『悪夢の選択 文明の社会学』(筑摩書房、1992年)
- 『スポーツと芸術の社会学』(世界思想社、2000年)
- 『武道の誕生』(吉川弘文館、2004年)
共編著
[編集]- 『うその社会心理 人間文化に根ざすもの』(仲村祥一との共編、有斐閣<有斐閣選書>、1982年)
- 『地域文化の社会学』(世界思想社、1984年)
- 『命題コレクション社会学』(作田啓一との共編 、筑摩書房、1986年)
- 『風俗の社会学』(世界思想社、1987年)
- 『社会学入門』(大村英昭との編著、放送大学教育振興会、1991年)
- 『現代文化を学ぶ人のために』( 世界思想社、1993年)
- 『スポーツ文化を学ぶ人のために』(亀山佳明との共編、世界思想社、1999年)
- 『自己と他者の社会学』(船津衛との共編、有斐閣、2005年)
- 『文化社会学入門』(長谷正人との共編、ミネルヴァ書房、2010年)
訳書
[編集]- J.B.メーズ『われらみな犯罪者か 犯罪と社会構造』(仲村祥一との共訳 、雄渾社、1969年)
- D.W.プラース『日本人の生き方 現代における成熟のドラマ』(杉野目康子との共訳、岩波書店、1985年)
- ランドル・コリンズ『脱常識の社会学 社会の読み方入門』(磯部卓三との共訳、岩波書店、1992年)
脚注
[編集]- ^ 黒川創『鶴見俊輔伝』(新潮社)P.417
- ^ “平成30年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者” (PDF). 内閣府. 2023年1月23日閲覧。