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井上和幸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

井上 和幸(いのうえ かずゆき)は、日本の薬剤師薬学者医療系薬学)。学位は博士(医学)秋田大学2004年)。静岡県立大学薬学部准教授・大学院薬学研究院准教授。

秋田大学医学部附属病院薬剤部薬剤師、東北大学医学部附属病院薬剤部薬剤師、秋田大学医学部附属病院薬剤部主任、静岡県立大学薬学部講師などを歴任した。

来歴

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生い立ち

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東北大学に進学し[1]薬学部にて薬学を学んだ[1]1995年3月、東北大学を卒業した[1]。そのまま東北大学の大学院に進学し[1]薬学研究科にて薬学を学んだ[1]1997年3月、東北大学の大学院における博士課程前期を修了した[1]。なお、後年になって、秋田大学より博士(医学)の学位を授与されている[1]

薬学者として

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大学院修了後、秋田大学に奉職することになり[1]医学部附属病院に配属された[1]1997年4月から2000年3月にかけて[1]、この病院の薬剤部にて薬剤師として勤務することになった[1]。しかし、国立大学間の人事交流に伴い[1]、2000年4月から2002年3月まで母校である東北大学に転じることになり[1]、秋田大学勤務時と同様に医学部の附属病院に配属され[1]、薬剤部の薬剤師として勤務した[1]。2002年4月、秋田大学に戻り[1]、医学部の附属病院に復帰するとともに[1]、薬剤部の主任に昇任した[1]。このときから2008年3月まで[1]、薬剤部の主任として勤務した[1]

同年4月、静岡県立大学に転じることになり[1]、薬学部の講師に就任した[1]。薬学部においては、主として薬学科の講義を担当した。また、静岡県立大学の大学院においても、薬学研究科の講師を兼務した。薬学研究科においては、主として薬学専攻の講義を担当した。その後、大学院の一部に研究院・学府制が導入されることになり、薬学研究科は生活健康科学研究科と統合され、2研究院1学府に再編された。それに伴い、新たに発足した薬学研究院の講師も兼務することになった。以降、大学院においては、主として新たに発足した薬食生命科学総合学府の講義を担当した。なお、静岡県立大学の講師の職は2016年9月まで務めた[1]。同年10月、静岡県立大学の薬学部にて[1]、准教授に昇任した[1]。薬学部においては、引き続き薬学科の講義を担当した。また、静岡県立大学の大学院においても、薬学研究院の准教授に昇任した。大学院においては、引き続き薬食生命科学総合学府の講義を担当した。

研究

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薬学部、および、薬学研究科出身であることからもわかるように[1]、専門は薬学であり、特に医療系薬学に関する分野の研究に従事している[1]。具体的には、薬物の応答性や副作用の発現性に影響を与える因子について[1]、探索を試みている[1]。また、症例の診断に資するようなバイオマーカーの探索にも力を注いでいる[1]。そのほか、『個別化医療を目指した臨床薬物動態学』などの学術書や専門書への寄稿や分担執筆なども行っている。これまでの業績が評価され、2003年には日本薬学会東北支部奨励賞が授与され[1]2006年には秋田県病院薬剤師会臨床薬学賞が授与された[1]

学術団体としては、日本薬学会[1]日本医療薬学会[1]日本癌学会[1]、日本生物学的精神医学会[1]、医薬品相互作用研究会[1]などに所属している。

略歴

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賞歴

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著作

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分担執筆

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翻訳

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  • 『薬理学に関するシンポジウム』学窓社〈獣医臨床シリーズ〉、1976年12月。
  • B.F. Feldman『止血に関するシンポジウム』学窓社〈獣医臨床シリーズ〉、1990年5月。
  • Steve C. Haskins、Alan M. Klide『小動物麻酔における諸見解』学窓社〈獣医臨床シリーズ〉、1994年2月。ISBN 4873623901
  • Dawn M. Boothe『臨床薬理学と治療』学窓社〈獣医臨床シリーズ〉、2000年6月。ISBN 4873624266

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at 井上 和幸”. 静岡県立大学教員データベース. 静岡県立大学. 2019年11月8日閲覧。

外部リンク

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