交響曲第2番 (バーンスタイン)
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レナード・バーンスタインの交響曲第2番『不安の時代』(Symphony No. 2 "The Age of Anxiety")は1947年から1948年にかけて作曲された、バーンスタインの2作目の交響曲である。前作と同じく標題を持ち、英国の詩人、W・H・オーデンによる詩『不安の時代』に触発されて作曲された。詩の内容は第二次世界大戦末期のニューヨークで暮らす4人の人間の孤独を描いたものである。各楽章の標題は詩に従い、音楽の内容も詩を描写するものとなっている。
なお、ピアノの独奏が用いられており、多分にピアノ協奏曲の性格が強い。これは作曲者自身がピアニストでもあったことによる。
- 初演:1949年4月8日、ボストンにて、作曲者自身のピアノ独奏、セルゲイ・クーセヴィツキー指揮のボストン交響楽団による。
- 演奏時間:約30分
構成
[編集]曲は大きく分けて2部に分けられる。第1部は第1~3楽章からなり、続けて演奏される。また第2部は第4~6楽章であり、同じく続けて演奏される。
- 第1楽章「プロローグ」:Lento moderato - Poco piu andante
- 第2楽章「7つの時代」:Variations1-7
- 第3楽章「7つの段階」:Variations8-14
- 第4楽章「挽歌」:Largo - Molto rubato
- 第5楽章「仮面舞踏会」:Extremely fast
- 第6楽章「エピローグ」:L'Istesso tempo
楽器編成
[編集]- ピッコロ 1
- フルート 2
- オーボエ 2
- コーラングレ 1
- クラリネット 2
- バスクラリネット 1
- ファゴット 2
- コントラファゴット 1
- ホルン 4
- トランペット 3
- トロンボーン 3
- テューバ 1
- 打楽器群
- ハープ 2
- チェレスタ
- アップライト・ピアノ(オーケストラの中に置かれ、独奏とは別に扱われる)
- 独奏ピアノ
- 弦楽5部
大きな打楽器群を除けば標準的な三管編成である。