京都府庁舎
京都府庁舎 | |
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情報 | |
用途 | 自治体庁舎 |
敷地面積 | 43,179 m² [1] |
建築面積 | 15,630 m² [1] |
延床面積 | 74,635 m² [1] |
所在地 | 京都市上京区下立売通新町薮之内町 |
座標 | 北緯35度1分17秒 東経135度45分20秒 / 北緯35.02139度 東経135.75556度座標: 北緯35度1分17秒 東経135度45分20秒 / 北緯35.02139度 東経135.75556度 |
京都府庁舎(きょうとふちょうしゃ)は、京都府京都市上京区にある京都府庁などが入る庁舎。
沿革
[編集]京都府庁の所在地としての現在地は、1869年に東町奉行所跡からの移転が最初であるが、1871年から1885年の京都府庁は二条城にあり、1885年からは敷地にその間設置されていた京都中学校の校舎を使用した。20世紀に入り、現在の旧本館など新たな庁舎が完成した[2]。
施設
[編集]1号館、2号館、3号館、別館、西別館、議会棟などからなる。重要文化財に指定されている旧本館、京都府警察本部も同じ敷地内にある。3号館と4号館を合わせて文化庁京都庁舎と呼ぶ。
敷地は、京都守護職屋敷跡の一部で、北側を下長者町通、南側を下立売通、東側を新町通、西側を西洞院通が囲む。東西方向は平坦で、南北方向は北側に向けて2m高くなる緩い勾配がある[1]。
- 1号館
- 設計岡田新一/岡田新一設計事務所、竣工1990年、6階建、建築面積2,154㎡、延床面積15,200㎡。1階に府民総合案内・相談センター、3階に知事室。
- 2号館
- 竣工1971年、6階建、建築面積2,225㎡、延床面積16,800㎡。屋上に屋上緑化施設「京てらす」。
- 議会棟
- 竣工1969年、建築面積2,113㎡、延床面積7,669㎡。
- 旧本館
- →詳細は「京都府庁旧本館」を参照
- 竣工1904年。1階に健康福祉部、2階に文化生活部の一部の部署が入る。
- 別館
- 西別館
- 立地は、1号館などのある敷地と西洞院通を間に挟み西側に位置する。
3号館
[編集]3号館(新行政棟) | |
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情報 | |
設計者 | 日本設計(関西支社) |
施工 | 清水建設 |
事業主体 | 京都府 |
管理運営 | 京都府 |
構造形式 | 鉄骨造(地下の一部鉄筋コンクリート造) |
敷地面積 | 41,676.32 m² |
建築面積 | 1,679.46 m² |
延床面積 | 9,310.32 m² |
階数 | 地上6階、地下1階 |
高さ | 24.98m ※京都市風致地区条例の高さ制限内 |
着工 | 2020年8月1日 |
竣工 | 2021年12月28日 |
所在地 | 京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85-3・4 |
特記事項 | 2023年3月27日開所 |
新行政棟とも呼び、地上6階・地下1階の地上鉄骨造・地下鉄筋コンクリート造の建物である[3][4]。延床面積は9,280.62m2。日本設計関西支社の設計により2022年末に竣工した。2023年から文化庁が1 - 3階、京都府が地下1階と4 - 6階をそれぞれ利用する。南側は3階構造のガラス張りの渡り廊下、ガレリアで4号館と連結している。
かつての3号館は、竣工1959年、4階建、建築面積931㎡、延床面積3,800㎡で、府教育委員会が入居していた。耐震性に問題があり、現在の4号館である旧警察本部本館の改修と一体的な建て替えが2019年度から行われた[5]。
4号館
[編集]4号館(文化庁本館) | |
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情報 | |
旧名称 | 京都府警察本部旧本館 |
旧用途 | 警察庁舎 |
設計者 | 京都府営繕課(十河安雄) |
施工 | 清水組 |
建築主 | 京都府 |
構造形式 | 鉄筋コンクリート造 |
建築面積 | 1,060 m² |
延床面積 | 4,400 m² |
階数 | 地上3階、地下1階 |
高さ | 14.64m |
竣工 | 1928年7月31日 |
改築 | 2020年5月28日~2022年7月27日 |
特記事項 |
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十河安雄ら京都府営繕課の設計により1928年に建設された地上3階、地下1階の鉄筋コンクリート造の建物で、文化庁本館とも呼ばれる[1][7]。外観意匠は昭和初期に登場したモダニズムの幾何学形態にロマネスク様式の装飾をちりばめた手法がとられている。外壁はレンガ張り、内装はモルタル塗りで大理石・オーク材を使用し、窓の一部にステンドグラスを用いる。建築面積と延床面積はそれぞれ1,060m2と4,391.61m2。
京都で行った昭和天皇の即位の礼に合わせて建設された近代化遺産であり、下立売通を挟んだ内閣府所管の旧府警本部別館の敷地とかつては地下通路でつながっていた[8][9]。2020年まで京都府警察本部本館として使用され、改修後の2023年から文化庁が本庁を置いている。2階に文化庁長官室がある[10]。2024年3月6日に登録有形文化財に登録された。
脚注
[編集]- ^ a b c d e “文化庁の移転に向けた京都府警察本部本館整備基本計画(概要版)” (PDF). 2023年4月8日閲覧。
- ^ “資料3 熊本県庁舎設計者 船越欽哉”. 明治期熊本における近代工業建築の研究. p. 116 (2009年3月25日). 2021年7月11日閲覧。
- ^ “文化庁案内図”. 2023年4月8日閲覧。
- ^ “文化庁の京都移転に伴う庁舎整備の工期再延伸について”. 2023年4月8日閲覧。
- ^ “京都府庁の3号館建て替えへ 一部を文化庁使用”. 京都新聞. (2018年7月11日). オリジナルの2019年6月10日時点におけるアーカイブ。
- ^ “官報(号外第50号)”. 国立印刷局. p. 11 (2024年3月6日). 2024年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月6日閲覧。
- ^ “参考資料4 文化庁の京都移転について”. 第23期文化審議会第1回総会(第92回). 2023年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月27日閲覧。
- ^ “旧京都府警本部にある「秘密の地下通路」知ってますか?文化庁移転で封鎖 その役割は”. 京都新聞. (2022年9月22日)
- ^ “第133回国有財産近畿地方審議会(令和4年12月2日)開催結果”. 2023年4月8日閲覧。
- ^ 「京都に移転した文化庁、庁舎内はどうなっている? 元は昭和初め建設の旧府警本部本館」『京都新聞』2023年4月1日。オリジナルの2023年5月27日時点におけるアーカイブ。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 京都府ホームページ
- 新行政棟・文化庁移転施設整備工事 - 京都府