令之
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来歴
[編集]師系・経歴不明。画風は鈴木春信風だが、春信の門人だったかどうかは明らかではない。作画期は寛保の頃とされ、作に山形県鶴岡市の正善院に奉納された「お竹大日如来図」と「浮絵囲碁図」が知られる。「浮絵囲碁図」は室内での遊楽を描いた浮絵で、元文から延享の頃にかけて流行した画題である。
作品
[編集]- 「お竹大日如来図」 板地着色、扁額(絵馬) 正善院所蔵 ※「令之」の朱文壷印(書き印)あり
- 「浮絵囲碁図」 着色 ※「令之」の落款あり。『尚美資料』第九編第一輯掲載
参考文献
[編集]- 楢崎宗重監修 『肉筆浮世絵第三巻 長春』 集英社、1982年 ※120頁
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年