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伊太祈曽駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伊太祁曽駅から転送)
伊太祈曽駅*
駅舎(2012年3月)
いだきそ
IDAKISO
08 吉礼 (1.6 km)
(1.1 km) 山東 10
地図
所在地 和歌山県和歌山市伊太祈曽
北緯34度12分15.16秒 東経135度15分5.29秒 / 北緯34.2042111度 東経135.2514694度 / 34.2042111; 135.2514694座標: 北緯34度12分15.16秒 東経135度15分5.29秒 / 北緯34.2042111度 東経135.2514694度 / 34.2042111; 135.2514694
駅番号 09
所属事業者 和歌山電鐵
所属路線 貴志川線
キロ程 8.0 km(和歌山起点)
電報略号 イタ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
447人/日
-2020年-
開業年月日 1916年大正5年)2月15日
* 1933年に伊太祈曽駅へ改称
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伊太祈曽駅(いだきそえき)は、和歌山県和歌山市伊太祈曽にある和歌山電鐵貴志川線駅番号09

貴志川線は2006年(平成18年)4月1日南海電気鉄道から和歌山電鐵に譲渡されたが、その際に伊太祁曽駅から現駅名へと改称()された[1]。和歌山電鐵では、駅名標やパンフレット等の表記について、折を見て修正していく緩やかな方針としており、駅名標や案内サイン等で旧駅名がそのままの箇所がある。

なお、当駅名は伊太祁曽神社および地名に由来するが、神社は「いきそ」、地名は「いきそ」と読み、駅名については用字の改称前より「いきそ」としている。

当駅進入前と発車直後、車内では「毬と殿様」をアレンジしたチャイムを鳴らす。

歴史

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  • 1916年大正5年)2月15日山東駅(初代)として開業。
  • 1929年昭和4年)11月:社名変更により山東鉄道の駅となる。
  • 1931年(昭和6年)4月28日:社名変更により和歌山鉄道の駅となる。
  • 1933年(昭和8年)8月18日貴志駅までの延伸により中間駅となる。同時に伊太祁曽駅に改称。
  • 1957年(昭和32年)11月1日:和歌山電気軌道との合併により同社鉄道線の駅となる。
  • 1961年(昭和36年)11月1日:南海電気鉄道との合併により同社貴志川線の駅となる。
  • 2006年平成18年)4月1日:和歌山電鐵への継承により同社貴志川線の駅となる。同時に伊太祈曽駅に改称。
  • 2012年(平成24年)1月5日三毛猫「ニタマ」が駅長に就任。
  • 2017年(平成29年)1月5日:三毛猫「よんたま」が駅長見習いに就任[2]
  • 2018年(平成30年)1月5日:三毛猫「よんたま」が駅長に昇格[3]

駅構造

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島式ホーム1面2線を持つ地上駅である。

2000年(平成12年)10月からの日前宮駅岡崎前駅無人駅化、和歌山電鐵転換時からの貴志駅の無人駅化に伴い、和歌山駅を除いて貴志川線内では唯一の有人駅となった。ただし運賃等の支払いは電車内で行う形になっており、駅窓口ではもっぱら一日乗車券や和歌山電鐵グッズなどの販売を行っている。日中の列車の一部がこの駅で折り返しとなる。ここから先、貴志方面には、行き違いのできる設備が無いため、当駅で必ず上下列車の交換が行われる。ホームの移動には、構内踏切を使う。トイレが設置されている。

構内には車両基地があり、貴志川線で使用される全車両が配置されている。昼間時間帯では通常は全6編成のうち半数の3編成のみが使用されるが、余りとなる編成[注釈 1]はすべてここに留置される。和歌山電鐵の本社も当駅構内にあり、貴志川線の中枢となる駅である。

のりば

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番線 路線 方向 行先 備考
1 貴志川線 下り 貴志方面  
上り 和歌山方面 当駅始発の一部列車のみ
2 上り 上りは原則としてこのホーム

利用状況

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2020年(令和2年)度の調査結果では、1日平均乗降人員447人である。

各年度の1日平均乗降人員は下記の通り[4][5]

年度 1日平均
乗降人員
1980年 1,264
1985年 1,033
1990年 900
1995年 875
2000年 583
2001年 569
2002年 529
2003年 481
2004年 490
2005年 493
2006年 513
2007年 510
2008年 634
2009年 625
2010年 624
2011年 623
2012年 618
2013年 656
2014年 653
2015年 872
2016年 825
2017年 808
2018年 776
2019年 738
2020年 447
2021年 453

駅周辺

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猫駅長

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伊太祈曽駅長兼貴志駅長代行のニタマ

2012年(平成24年)1月5日から2015年(平成27年)6月まで虎猫[注釈 2]ニタマ」が伊太祈曽駅の「駅長」に就任していた。

ニタマは2011年(平成23年)春頃、仔猫だった時に岡山市内の国道53号沿いで保護され、同沿線の貴志駅で「猫の駅長」として有名な「たま」つながりというところから和歌山電鐵の親会社である岡山電気軌道が譲り受けた。

2012年(平成24年)2月18日には伊太祈曽駅にも猫用「駅長室」が作られて平日(水曜・木曜休み)はそこで勤務していた[6]。また、たまが休みである日曜や、たまの体調が悪いときはニタマが「貴志駅長代行」を勤めていた。

2015年(平成27年)6月22日にたまが死去したため、ニタマは全日貴志駅での勤務となる(月曜・木曜休み、2015年(平成27年)9月以降は水曜・木曜休み)。

2015年(平成27年)8月11日、たまの後継として「たまⅡ世駅長」を襲名、ニタマは通称となる[7]

2017年(平成29年)1月5日、「よんたま」が伊太祈曽駅の「駅長見習い」に就任[8]。当初、水曜・木曜の10:00〜16:00までの勤務だったが[9]、4月1日以降は月曜・金曜を除く10:00〜16:00までの勤務となる。

2018年(平成30年)1月5日、「よんたま」が伊太祈曽駅の「駅長」に昇格。併せて、「たまⅡ世駅長」が駅長を務める貴志駅の「駅長代行」に就任。

隣の駅

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和歌山電鐵
貴志川線
吉礼駅 (08) - 伊太祈曽駅 (09) - 山東駅 (10)
  • ()内は駅番号を示す。

脚注

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注釈

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  1. ^ (※検査・修繕による運用離脱を含む)
  2. ^ 「縞三毛」とも呼ばれる模様に虎柄の現れる三毛は厳密には三毛猫ではない(英名も「パッチドタビー」であり三毛猫を示す「キャリコ」ではない)。三毛猫はほとんどニホンネコ固有の柄だが、縞三毛はありふれており西洋種との雑種でも割合高い確率で発現する。雄の希少性もない。

出典

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関連項目

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外部リンク

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