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田中口駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
田中口駅
ホーム(2007年3月)
たなかぐち
TANAKAGUCHI
01 和歌山 (0.6 km)
(0.8 km) 日前宮 03
地図
所在地 和歌山県和歌山市太田
北緯34度13分37.71秒 東経135度11分34.92秒 / 北緯34.2271417度 東経135.1930333度 / 34.2271417; 135.1930333座標: 北緯34度13分37.71秒 東経135度11分34.92秒 / 北緯34.2271417度 東経135.1930333度 / 34.2271417; 135.1930333
駅番号 02
所属事業者 和歌山電鐵
所属路線 貴志川線
キロ程 0.6 km(和歌山起点)
電報略号 タク
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
139人/日
-2020年-
開業年月日 1924年大正13年)6月15日
備考 無人駅
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田中口駅(たなかぐちえき)は、和歌山県和歌山市太田にある和歌山電鐵貴志川線駅番号02

歴史

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この駅の開業する2年前の1922年大正11年)に国鉄紀勢西線(現在の紀勢本線)が和歌山駅(現在の紀和駅)から箕島駅まで開通し、東和歌山駅(現在の和歌山駅)が開業した。山東軽便鉄道はこの東和歌山駅に乗り入れをするため、秋月駅(現在の日前宮駅)から新しく東和歌山駅までの路線を開通させてそちらを使用することとした。この駅のある位置の西方700メートルほどの場所の旧線上にあった大橋駅は、新線開業後廃止になり[1]、さらに新しい路線のこの附近には駅が設けられなかったので、もとの大橋駅があった附近の住民は新しい路線の開通により不便をきたすようになった。そしてそのため住民らが請願を行い、この駅は開業した。

年表

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駅構造

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単式ホーム1面1線のみを持ち、列車同士の行き違いはできない地上駅

無人駅で、自動券売機自動改札機などは設置されておらず、スルッとKANSAI対応のカードも使用できない。

1990年代木造駅舎が残存していたが、後に撤去された。ホームには上屋が設けられており、上屋の裏には小さなトイレ(男女共用・水洗式)が設置されている。またホームと外部とは三段の短い階段と緩やかなスロープで結ばれている。

利用状況

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2020年(令和2年)度の調査結果では、1日平均乗降人員139人である。

各年度の1日平均乗降人員は下記の通り[3]

年度 1日平均
乗降人員
1980年 88
1985年 101
1990年 108
1995年 159
2000年 93
2001年 89
2002年 95
2003年 89
2004年 88
2005年 91
2006年 216
2007年 217
2008年 164
2009年 161
2010年 160
2011年 160
2012年 159
2013年 168
2014年 167
2015年 185
2016年 175
2017年 173
2018年 166
2019年 159
2020年 139
2021年 140

駅周辺

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この駅は和歌山県の県庁所在地和歌山市の市街地にあり、辺りには住宅が立て込んでいる。当駅の田中口という駅名の由来ともなった田中町はこの駅の北東およそ300mほどのところにあり、当駅とわずか600 mほどしか離れていない和歌山駅から行くのと、距離の点では変わらない。この駅は丁度貴志川線の線路がJR西日本きのくに線から別れる付近にある。

  • 来迎寺
当駅の北東およそ500 mほどのところにある浄土宗で和歌山駅からも近い。この寺の境内に太田城の址があると伝わっていて、1921年(大正10年)建立の太田城址の碑もあるが、確証があるというわけではない。
  • 大立寺
当駅の西方およそ600 mほどのところにある浄土宗で和歌山駅からも近い。この寺の境内には徳川吉宗の祖母たる冷香院のもある。またこの寺の立派な山門は前述した太田城の大門を移築したものと伝わる歴史あるものである。
  • 惣光寺
当駅の南西すぐのところにある真言宗

隣の駅

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和歌山電鐵
貴志川線
和歌山駅 (01)- 田中口駅 (02) - 日前宮駅 (03)
  • ()内は駅番号を示す。

脚注

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関連項目

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外部リンク

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