伊東愛子

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伊東愛子
生誕 (1952-04-27) 1952年4月27日(72歳)
日本の旗 日本東京都
活動期間 1973年 -
ジャンル 少女漫画
代表作良くんシリーズ
先生に異議あり!
『ナーヴァスなあの娘(ベイビー)』
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伊東 愛子(いとう あいこ、1952年4月27日[1] - )は、日本の漫画家

来歴[編集]

デビュー作は『風にのったミオ』(週刊セブンティーン1973年11号)で「ポスト24年組」の一人。デビューまで1年半ほど竹宮惠子のアシスタントをしていた[2]。主として、生活に密着した日常的な作品を描く。しばらくセブンティーン誌で活動するが、出版界の紙不足によりしばらく仕事のない状態が続いたという[3]

代表作に『良くんの春』に始まる「良くんシリーズ」、学園漫画『先生に異議あり!』、『タッチマイ♥ハート』、『ザ・ウームズ・アイズ(子宮の目)』、『ナーヴァスなあの娘(ベイビー)』など。

主な単行本[編集]

  • ハピィ・トォク(朝日ソノラマ、サンコミックス、1977年)
  • 良くんシリーズ ※「先生に異議あり!」とともに、過去に小学館から単行本になったが、完全本は朝日ソノラマから刊行[4]
    • 良くんの四季(小学館フラワーコミックス、1977年)
    • 良くんの春(朝日ソノラマ、サンコミックス、1979年)
    • 茉莉彦くんのお見合い(朝日ソノラマ、、サンコミックス、1979年)
  • たんたんたかゆき(朝日ソノラマ、サンコミック、1979年)
  • 母の神話 -マザーズ ミューズ-(白泉社、花とゆめコミックス、1979年)
  • 先生に異議あり! 全3巻(朝日ソノラマ、サンコミックス、1980年)
  • こねこのなる樹[5](朝日ソノラマ、サンコミックス、1981年)
  • Tabie!(タビー)(朝日ソノラマ、サンコミックス、1981年)
  • タッチマイ♥ハート(朝日ソノラマ、サンコミックス、1982年)
  • Bye Bye Vanity(バイバイヴァニティ)(主婦の友社、1982年)
  • Hurt-ハート-(秋田書店、1984年)
  • セビリャの午後(新書館、1985年)
  • The Womb's Eyes(ザ・ウームズ・アイズ)子宮の目 全2巻(新書館、1985年)
    • 同時収録 一人でなんかくらせない
  • 夢幻山むかし (白泉社、ジェッツコミックス、1987年)
  • たまこちゃん家の猫ものがたり (光風社出版 1993年)

単行未収録[編集]

  • 嵐が丘(原作:エミリー・ブロンテ)(白泉社、『LaLa』1980年5月号 – 1980年10月号、第一部完)
  • ナーヴァスなあの娘(ベイビー)(小学館、『プチフラワー』1985年5月号 – 1986年4月号)
  • ナーヴァスなあの娘(ベイビー)PartⅡ
    • ガラスの庭(小学館、『プチフラワー』1985年11月号)
    • B.C.恋(LOVE)(こいいぜん)(小学館、『プチフラワー』1985年12月号)
    • THE SECOND BOY'S. SUMMER 少年の夏(小学館、『プチフラワー』1986年1月号)
    • N氏の不調(Slump)(小学館、『プチフラワー』1986年2月号)
    • 彼氏のいる家 彼女のたつ庭(小学館、『プチフラワー』1986年3月号、4月号)

脚注[編集]

  1. ^ 『漫画家人名事典』、2003年、日外アソシエーツ株式会社
  2. ^ 『少年の名はジルベール』(小学館、2016年)p70より
  3. ^ 『たんたんたかゆき』より
  4. ^ 単行本『良くんの春』より
  5. ^ 表題作は、花郁悠紀子から聞いた話が元になっている、という(同単行本より)。