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伊藤祐介

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伊藤 祐介
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 宮城県仙台市
生年月日 (1990-10-20) 1990年10月20日(34歳)
身長
体重
173 cm
76 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2012年 ドラフト2位
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

伊藤 祐介(いとう ゆうすけ、1990年10月20日 - )は、宮城県仙台市出身の元プロ野球選手投手)。左投左打。

経歴

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プロ入り前

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小学校3年時から投手として野球を始め、仙台市立西多賀中学校時代は七ヶ浜シニアに所属した[1]

聖和学園高等学校では、1年時の秋からベンチ入りする[1]。2年時の秋からエースとなり、県大会3位で同校野球部創部4年目で東北大会初出場に貢献した[1]。3年時の夏は、宮城県大会ベスト8で仙台二高と4-4で延長15回引き分け、再試合に末に0-3で敗れる。甲子園出場経験は無し。

東北学院大学に進学すると、仙台六大学野球連盟に加盟している野球部に入部する。1年時の春から公式戦に登板し、秋に新人賞、2年春に敢闘賞[2]。3年時からエースとなる[1]。イニングを超えるほどの奪三振を量産し、3年時の春には、東北工業大学戦で7回参考ながらノーヒットノーランを達成。1年時の春はリーグ3位、1年時の秋から4年時の春まではリーグ2位で、全て東北福祉大学が優勝していたが、4年時の秋に遂に宿敵を破り全勝でリーグ優勝を達成した[3]。リーグ通算20勝9敗、防御率1.63[4]明治神宮大会の代表決定トーナメントでは多和田真三郎富士大)と投げ合ってコールド負け[2]

2012年10月25日、プロ野球ドラフト会議福岡ソフトバンクホークスからドラフト2位指名を受けた[5]背番号49

ソフトバンク時代

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2013年のプロ1年目は大半を三軍で過ごした[6]。9月26日に1度二軍で先発したが2試合の登板に終わった[7]

シーズンオフは台湾で行われた2013アジアウインターベースボールリーグにNPB選抜として参加し、中継ぎ投手として10試合に登板し、防御率3.38、WHIP1.31の成績だった[8]

2014年は、三軍で11試合に登板したものの[9]、左肘の故障もあり二軍公式戦での登板は無かった[10]

2015年は、2月の春季キャンプで背筋痛を発症し再びリハビリ組となり、4月11日の三軍の試合で実戦復帰したが、10月4日、戦力外通告を受けた[11]。その後同球団と育成契約をし、背番号は123になった[12]

2016年は、ウエスタン・リーグにおいて17試合に登板し、21回2/3を投げ、2勝1敗、防御率2.49の成績を残した[13]。10月31日、規約に基づき自由契約公示された[14]。12月2日、来シーズンの育成選手契約締結が発表された[15]

2017年は、ウエスタン・リーグにおいて自己最多の26試合に登板し、50回2/3を投げ、3勝4敗、防御率3.38の成績で二軍の中継ぎのローテーションの一角を担うが[16]、支配下復帰には至らなかった。10月4日のチームのポストシーズンに向けての一軍の練習においてケース打撃登板に抜擢される[17] 。10月31日、育成選手制度の規定に基づき自由契約公示されたが[18]、12月6日、来シーズンの育成選手契約締結が発表された[19]

2018年、ウエスタン・リーグにおいて25試合に登板し、46回2/3を投げ、4勝2敗、防御率3.86の成績で、支配下復帰には至らなかった[20]、 10月4日、戦力外通告を受け、現役引退の意向を表明した[21]。10月31日、自由契約公示[22]

現役引退後

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2019年より福岡ソフトバンクホークスの打撃投手を務める。背番号は104[23]

選手としての特徴・人物

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柔らかいフォームから繰り出す最速148km/hのストレートと、キレ味鋭いスライダー・落差のあるカーブチェンジアップといった変化球とのコンビネーションで抑える左腕[3][5]

詳細情報

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年度別投手成績

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  • 一軍公式戦出場なし

背番号

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  • 49 (2013年 - 2015年)
  • 123 (2016年 - 2018年)
  • 104 (2019年 - )

登場曲

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代表歴

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脚注

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  1. ^ a b c d 伊藤祐介くんがソフトバンク2位指名”. 2013年6月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月8日閲覧。 - 聖和学園高等学校 公式サイト(2012年10月26日)
  2. ^ a b 週刊ベースボール増刊 大学野球2012秋季リーグ戦決算号 ベースボール
  3. ^ a b 【ソフトバンク2位】伊藤祐介 右肩上がりで宿敵破った奪三振マシン”. スポニチ Sponichi Annex (2012年10月25日). 2013年2月18日閲覧。
  4. ^ ドラフト会議 東北学院大学硬式野球部 伊藤祐介選手 ソフトバンクの2位指名に笑顔”. 東北学院大学 (2012年10月26日). 2013年2月18日閲覧。
  5. ^ a b ドラフト会議で大学球界No.1東浜投手ら10人を指名!”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2012年10月25日). 2013年2月18日閲覧。
  6. ^ 2013年 3軍個人成績 投手成績(ホークス)2013年10月8日現在”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト. 2013年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月23日閲覧。
  7. ^ 2013年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2017年12月23日閲覧。
  8. ^ 若鷹奮闘記2013 in ウインターリーグ - 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
  9. ^ 2014年 3軍個人成績 投手成績(ホークス)2014年10月3日現在”. 福岡ソフトバンクホークス オフィシャルサイト. 2014年12月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年12月23日閲覧。
  10. ^ 2015年度福岡ソフトバンクホークス選手名鑑 スポニチ Sponichi Annex
  11. ^ 川原が戦力外 李杜軒、金無英、伊藤祐も”. 西日本スポーツ (2015年10月4日). 2017年12月23日閲覧。
  12. ^ 2015/11/13(金) プレスリリース 育成選手契約締結について”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2015年11月13日). 2017年12月23日閲覧。
  13. ^ 2016年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2017年12月23日閲覧。
  14. ^ 自由契約選手(育成選手)”. NPB.jp 日本野球機構 (2016年10月31日). 2016年11月1日閲覧。
  15. ^ 育成選手契約締結について プレスリリース 2016年12月2日配信。・福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト
  16. ^ 2017年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2017年10月13日閲覧。
  17. ^ ホークス若手投手陣アピール合戦 ケース打撃登板 岡本、小沢が好投”. 西日本スポーツ (2017年10月5日). 2017年10月6日閲覧。
  18. ^ 自由契約選手(育成選手)|2017年度公示”. NPB.jp 日本野球機構 (2017年10月31日). 2017年11月1日閲覧。
  19. ^ 2017/12/06(水) プレスリリース 育成選手契約締結について”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2017年12月6日). 2017年12月7日閲覧。
  20. ^ 2018年度 福岡ソフトバンクホークス 個人投手成績(ウエスタン・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2019年3月10日閲覧。
  21. ^ “ソフトバンク育成伊藤祐介、樋越が戦力外”. 日刊スポーツ. (2018年10月4日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201810040000495.html 2018年10月4日閲覧。 
  22. ^ 自由契約選手(育成選手)|2018年度公示”. NPB.jp 日本野球機構 (2018年10月31日). 2018年11月11日閲覧。
  23. ^ 『12球団全選手カラー百科名鑑2019』廣済堂出版、2019年、54頁頁。ISBN 978-4-331-80410-0 
  24. ^ チーム情報 球場使用曲一覧”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト. 2017年6月4日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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