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伊那市街地循環バス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
伊那市街地循環バス「イーナちゃんバス」
伊那バスの車両
運行開始当初の車両(日野・リエッセ
伊那バスの車両
伊那市街地循環バスとして運行されるジェイアールバス関東「高遠線」

伊那市街地循環バス(いなしがいちじゅんかんバス)は、長野県伊那市を循環運行するコミュニティバス。愛称は「イーナちゃんバス」。

概要

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伊那市は市中心地域において、1999年平成11年)4月1日より、伊那市街地循環バスの運行を開始した。

当初は伊那市が伊那バスに運行を委託する形をとっていたが、好評だったため、2001年3月27日から2011年3月31日までは伊那バスが独自に内回り線を運行していた。さらに、2001年 (平成13年)11月1日からは、ジェイアールバス関東も「高遠線」の経路を変更する形で一部の便の乗り入れを開始した。また外回り線は1時間あたり1便、運賃150円であったが、1時間あたり2本に増発された上、運賃100円に値下げされた。

2011年(平成23年)4月1日からは、伊那バス運行の内回り線は廃止された(ジェイアールバス関東便は変更なし)。同時に伊那バスターミナルでの5分の停車を含め、20 - 40分に1本の運行本数となった。外回り、内回り共に最終便は伊那バスターミナルが終点となる。1周は約30分。

利用者数は、年間8万人前後で推移している[1]

JRバス関東による運行は、2017年3月3日をもって終了となったが、2019年4月1日から再び伊那市街地循環バスの一部を担当している。

また、かつて廃止された伊那バス運行の内回り線が、2017年4月1日より伊那市の「定住自立圏」構想の一環で運行を再開した[2]

運行会社

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沿革

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  • 1999年(平成11年)4月1日 - 運行開始。外回り線のみで計21便設定。
  • 2000年(平成12年)6月29日 - 乗車人員が20万人を突破。
  • 2001年(平成13年)
  • 2003年(平成15年)4月1日 - 伊那市内西循環線、伊那西箕輪循環線が新設され、6路線に拡大。
  • 2005年(平成17年)10月1日 - ダイヤ改正。
  • 2011年(平成23年)4月1日 - ダイヤ改正。内回り線を廃止。伊那市駅および伊那北駅への乗り入れを取り止め。伊那営業所7:40の始発から9:00までは40分間隔、それ以降18:20分発の最終便までは20分間隔での運行(伊那バス担当便のみ)。
  • 2017年(平成29年)
    • 3月3日 - ジェイアールバス関東の運行が終了。                
    • 4月1日 - 廃止していた内回り線の運行を再開[2]。    
  • 2019年(平成31年・令和元年)
    • 4月1日 - 一部の便を伊那バスからジェイアールバス関東へ移管。       

路線

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市街地循環線 外回り

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  • 伊那バスターミナル → 通り町 → 旭町 → 伊那北 → 前橋町 → 伊那年金事務所前 → 水神町 → ふれあい〜な前 → 伊那公民館入口 → 中央区公民館入口 → 古町 → 中央区三丁目 → ベルシャイン前 → 末広町 → 中央通り → JA上伊那前 → ハローワーク伊那前 → 未来通り南 → ナイスロード上新田 → 下新田公民館入口 → 伊那市役所 → 西町ポンプ場前 → アピタ伊那→ 伊那バス本社前 → オリンパス入口 → 下春日町 → 伊那バスターミナル

市街地循環線 内回り

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  • 伊那バスターミナル → 下春日町 → オリンパス入口 → 伊那バス本社前 → アピタ伊那 → 西町ポンプ場前 → 伊那市役所 → 下新田公民館入口 → ナイスロード上新田 → 未来通り南 → ハローワーク伊那前 → JA上伊那前 → 中央通り → 末広町 → ベルシャイン前 → 中央区三丁目 → 古町 → 中央区公民館前 → 伊那公民館入口 → ふれあい~な前 → 水神町 → 伊那年金事務所前 → 前橋町 → 伊那北 → 旭町 → 通り町 → 伊那バスターミナル

車両

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伊那バスでは、専用塗装の小型車を使用する。現行車両は日野・ポンチョ、運行開始時の車両は日野・リエッセであった。

脚注

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  1. ^ 地域公共交通の活性化・再生への事例集 国土交通省総合政策局交通計画課
  2. ^ a b 長野日報1面、2017年4月1日付

関連項目

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外部リンク

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