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大戸村

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
会津若松市大戸町から転送)
おおとむら
大戸村
廃止日 1955年昭和30年)1月1日
廃止理由 編入合併
大戸村高野村神指村一箕村門田村東山村湊村 → 若松市
現在の自治体 会津若松市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 東北地方
都道府県 福島県
北会津郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 77.95 km2
(境界未定部分あり)
総人口 3,899
1954年昭和29年)10月1日
隣接自治体 北会津郡門田村東山村南会津郡楢原町江川村大沼郡本郷町岩瀬郡湯本村
大戸村役場
所在地 福島県北会津郡大戸村大字上三寄字香塩乙1,693番地
座標 北緯37度23分53秒 東経139度55分57秒 / 北緯37.39803度 東経139.93244度 / 37.39803; 139.93244座標: 北緯37度23分53秒 東経139度55分57秒 / 北緯37.39803度 東経139.93244度 / 37.39803; 139.93244
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大戸村(おおとむら)は、福島県にかつて存在した北会津郡に属していた。現在は会津若松市の一部であり、当項目では現在の会津若松市大戸町についても述べる。

沿革

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  • 1875年明治8年)8月12日 - 香塩村、南原村および大豆田村が合併し上三寄村となったほか、上雨屋村、下雨屋村、宮内村および石村が合併して雨屋村、闇川村と黒森村が合併して高川村、桑原村と船子村が合併して大川村となった。
  • 1877年(明治10年)2月20日 - 小塩村が上小塩村となった。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制が施行され、雨屋村、上三寄村、上小塩村、芦牧村、大川村および高川村が合併して北会津郡大戸村が成立した。
  • 1955年昭和30年)1月1日 - 高野村神指村一箕村門田村東山村湊村とともに当時の若松市へ編入され、消滅した。若松市は即日改称して会津若松市となる。

現在

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日本 > 福島県 > 会津若松市 > 大戸町
会津若松市大戸町上三寄付近

現在の会津若松市南部にあたる。芦ノ牧温泉があるほか、農村集落、水田、山林などが広がり、阿賀川が流れている。同地区を国道118号福島県道23号会津高田上三寄線が経由している。また、会津鉄道会津線が経由しており、同線のあまや駅芦ノ牧温泉駅大川ダム公園駅芦ノ牧温泉南駅がある。

自然

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史跡・神社・寺院・観光地など

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  • 芦ノ牧温泉
  • 熊野神社
  • 伏見稲荷神社
  • 大宮神社
  • 駒形神社
  • 住吉神社
  • 熊野八幡神社
  • 御霊神社
  • 菅原神社
  • 薬師堂
  • 正念寺
  • 保福寺
  • 洞雲寺
  • 大慈寺
  • 正覚寺
  • 大戸古窯跡群跡地

学校

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主要地区

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主要地区の現況を述べる。

上三寄

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大戸町中部の地区。国道118号が地区を縦貫しているほか、会津鉄道会津線も地区を縦貫するように通過しており、地区内に芦ノ牧温泉駅がある。また、地区の西側を阿賀川が流れているほか、地区内に市立大戸小学校、市立大戸中学校がある。地区内には水田、山林などが広がるほか、香塩、南原、大豆田の集落がある。

雨屋

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大戸町北部の地区。周辺に石村、宮内、下雨屋、上雨屋の地区がある。周辺を国道118号が縦貫しているほか、会津鉄道会津線も縦貫するように通り、あまや駅がある。地区の西側を阿賀川が流れるほか、地区の東側は山地になっている。また、上雨屋、下雨屋、宮内、石村などの集落がある。

上小塩

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大戸町中部の地区。会津鉄道会津線が地区を縦貫するように通る。地区の西側を阿賀川が流れるほか一部で水田などの農地、集落があり、地区の東側は山地になっている。上小塩、下小塩、引下などの集落がある。

小谷

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大戸町西部の地区。1955年昭和30年)4月1日大沼郡本郷町の一部を編入合併した地域である[1]。国道118号が地区を縦断するように通るほか、地区の東側には阿賀川が流れる。また、川端、平沢などの集落がある。 新国道で芦牧地区と繋がっているため、小谷温泉は芦ノ牧温泉として一緒に紹介されているが、新国道が出来る以前は大沼郡本郷町であり、芦牧地区の対岸にある別個の温泉であった。

芦牧

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大戸町南部の地区。国道118号が地区を縦断するように通過するほか、会津鉄道会津線も経由する。地区を阿賀川が流れており、加えて地区北側一部の地域には、芦ノ牧温泉の旅館群が立ち並ぶ。

大川

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大戸町南部の地区。会津鉄道会津線が地区西部を縦貫するように通っており、大川ダム公園駅、芦ノ牧温泉南駅がある。地区の西端の阿賀川に大川ダムがあるほか、大川ダムのダム湖、若郷湖の西側約半分も当地区に属している。若郷湖には福島県道214号芦ノ牧温泉南停車場線大川湖面橋が架かるほか、地区の東部は山地になっている。また、舟子、桑原の集落がある。

高川

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大戸町東部の地区。山地が広がり、大戸岳がある。闇川、黒森などの集落がある。

脚注

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参考文献

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  • 『会津若松史』「第7巻 大正・昭和の会津」1967年、会津若松市
  • 『会津若松史』「第12巻 史料便覧編」1967年、会津若松市